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シモンズ・クエン酸培地に発育するのはどれか

57回臨床検査技師国家試験

午後問題72
シモンズ・クエン酸塩培地に発育するのはどれか.

@ Escherichia coli

A Salmonella Typhi

B Shigella sonnei

C Stenotrophomonas maltophilia

D Vibrio cholerae ◯

【解説】

シモンズ・クエン酸塩培地は炭素源としてクエン酸ナトリウム

窒素源としてリン酸二水素アンモニウムが組成の合成培地で,

両者を利用できる菌は本培地に発育する.

@:E. coliはクエン酸ナトリウムを利用できない.

A:S. Typhiはリン酸二水素アンモニウムを利用できない.

B:S. sonneiは両者を利用できない.

C: S. maltophiliaは,本培地に発育因子であるメチオニンが含まれていないため発育できない.

衛生動物と組合せ

正しい組合せはどれか。

1 マダニ───発疹チフス
2 イエダニ───デング熱
3 ヒゼンダニ───疥 癬
4 ツツガムシ───ライム病
5 ヒョウヒダニ───Q 熱

************************************************************

答え−3

【解説】

衛生動物と関連疾患の組合せ

シュルツェマダニ:ライム病

チマダニ:日本紅斑熱

タテツツガムシ・フトゲツツガムシ:ツツガムシ病

ヤケヒョウヒダニ・コナダニ:気管支喘息

ヒゼンダニ:疥癬

ネッタイシマカ:デング熱

フタトゲチマダニ:Q熱

1-×
マダニは、野兎病、ライム病、Q熱、日本紅斑熱などの原因となる。
2-×
イエダニは、皮膚炎などの原因となる。
3-○
ヒゼンダニは、疥癬などの原因となる。
4-×
ツツガムシは、ツツガムシ病などの原因となる。
5-×
ヒョウヒダニは、気管支喘息などの原因となる。

第50回臨床検査技師国家試験

50回午後問題76
マッコンキー寒天培地上のコロニーをクリグラー寒天培地に接種した.35℃で20時間培養後,高層部黄色で斜面部赤色の反応を示し,オキシダーゼテスト陽性であった.推定される菌種はどれか.
@ Salmonella Paratyphi A
A Serratia marcescens
B Legionella pneumophila
C Yersinia enterocolitica
D Plesiomonas shigelloides

【答え】5

オキシダーゼ陽性とのことなので、
腸内細菌科(腸内細菌科はオキシダーゼ陰性なので)を除外できる。
よって1,2,4は消去可能。

5 菌種の中で,L. pneumophila はマッコンキー寒天培地に発育できない。

この中でオキシダーゼ陽性菌種は 5:P. shigelloides であり,クリグラー寒天培地で高層部酸性,斜面部アルカリ性も一致する.

Plesiomonas shigelloidesビブリオ科に属しているので
オキシダーゼが陽性なのは重要な知識です。

髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)の特徴

N. meningitidis(髄膜炎菌)

グラム陰性の双球菌

オキシダーゼ,カタラーゼともに陽性

淋菌は、グルコースしか分解できないが、

N. meningitidisはグルコースだけでなく、

マルトースも分解するのが特徴的である。


ラクトース,白糖は非分解.グルタミルアミノペプチダーゼ陽性,βガラクトシダーゼ陰性.

緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の特徴

緑膿菌(Pseudomonas aeruginosaの特徴。



偏性好気性

莢膜は持たず、極単毛鞭毛を有する(運動性あり!)

ブドウ糖発酵(ブドウ糖は全く発酵しません!)グラム陰性桿菌,

チトクロームオキシダーゼ陽性,

アシルアミダーゼ陽性

発育した集落は金属様光沢で特有のにおい(エチルジアミン)がある.

ピオシアニン,ピオベルジン,ピオメラニン色素を産生する.

エクソトキシン A,アルカリプロテアーゼ,エラスターゼなどの病原因子を産生する.

血液培養ではβ溶血を起こす。

医動物学(寄生虫)の問題(臨床検査技師国家試験)

ヒトからヒトへ伝播するのはどれか。
1 蟯 虫
2 旋毛虫
3 横川吸虫
4 宮崎肺吸虫
5 バンクロフト糸状虫

正解:1

「ヒトからヒトヘ伝播する」という部分から、生活史に中間宿主が必要な寄生虫はまず除外できる。

1-○ 蟯虫は中間宿主を必要とせず、ヒトからヒトへ伝播する。
2-×
旋毛虫はその生活史からヒトからヒトへ伝播する可能性はあるが、常識的な食生活からは考えられないので除外できる。
3-× 中間宿主が必要。
4-× 中間宿主が必要。
5-× 中間宿主が必要。

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セルカリアで感染するのはどれか。
1 肝 蛭
2 肝吸虫
3 横川吸虫
4 日本住血吸虫
5 ウエステルマン肺吸虫

正解:4

解説

吸虫類の一般的な感染方法はメタセルカリアの経口感染によるものである。住血吸虫類は例外としてセルカリアの経皮感染による。

1-× ヒメモノアラガイ→水草→経口感染。
2-× マメタニシ→コイ→経口感染。
3-× カワニナ→アユ→経口感染。
4-○ ミヤイリガイ→経皮感染。
5-× カワニナ→モクズガニ、サワガニ(3倍体、2倍体)→経口感染。

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下痢便中に検出された虫体を別に示す。
正しいのはどれか。



1 赤痢アメーバ
2 ランブル鞭毛虫
3 戦争イソスポーラ
4 大腸バランチジウム
5 クリプトスポリジウム

正解:1

解説

下痢便中に検出されたことから栄養型を疑う。赤痢アメーバ栄養型は偽足を出して運動し、赤血球を体内に取り込んでいるのが特徴である。

1-○
2-×
3-×
4-×
5-×

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節足動物が媒介するのはどれか。
1 回 虫
2 横川吸虫
3 有棘顎口虫
4 宮崎肺吸虫
5 バンクロフト糸状虫

一般的に媒介者とは、昆虫やダニ類に限定して使う言葉で、中間宿主とは別である。このなかで昆虫、ダニ類が関与するのはバンクロフト糸状虫だけである。節足動物が関与するものが問われる場合には、有棘顎口虫の第一中間宿主のケンミジンコ、宮崎肺吸虫の第二中間宿主のサワガニと、バンクロフト糸状虫の中間宿主のネッタイイエカを選択することになる。

1-×
2-×
3-×
4-×
5-○

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日本脳炎を媒介するのはどれか。
1 コガタハマダラカ
2 コガタアカイエカ
3 シナハマダラカ
4 ネッタイシマカ
5 ヒトスジシマカ

1-× マラリアを媒介する。
2-○ 日本脳炎を媒介する。
3-× マラリアを媒介する。
4-× デング熱、黄熱を媒介する。
5-× デング熱、黄熱を媒介する。

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マラリア原虫検出のための末梢血塗抹標本作製法で正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ギムザ液のpHは7.2に調整する
2 使用時調整したギムザ液を用いる。
3 メタノール固定後すみやかに染色する。
4 赤血球の原虫寄生率算定には厚層塗抹標本を用いる。
5 赤血球の原虫寄生の有無の確認には薄層塗抹標本を用いる。

厚層塗抹標本と薄層塗抹標本の使い分けを覚えること。

1-○ 赤血球は灰色、原虫は赤色や青色に染まり、鑑別しやすくなる。
2-○ 染色液はそのつど作製したほうがよい。
3-×
薄層塗抹標本はメタノール固定はするが、速やかに染色する必要はない。
4-×
寄生率算定には、赤血球が溶血していない薄層塗抹標本を用いる。
5-×
原虫の有無を調べるスクリーニングには厚層塗抹標本を用い、虫種の鑑別には薄層塗抹標本を用いる。


混濁尿の鑑別方法

まず最初に、加温により溶解すれば尿酸塩

加温しても溶けなければ尿酸塩は除外でき、

次に、3%酢酸を加え気泡を出して透明になれば炭酸塩

気泡は出さずに、3%酢酸で透明になればリン酸塩
リン酸アンモニウムマグネシウムなど)


10%塩酸を加え透明になればシュウ酸カルシウム←大事!!

塩酸じゃダメだったけど、10%水酸化カリウムで透明になれば尿酸結晶

10%水酸化カリウムで、膠状になれば膿汁。

(※アルコール・エーテル混合液を加えて溶解すれば脂肪成分。)

偽膜性大腸炎を引き起こすクロストリジウム・ディフィシル

クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)

抗菌薬投与中に発症した下痢便が検査対象となる・表面を十分還元しておいた、
サイクロセリン(cycloserine)とセフォキシチン(cefoxitin)とフルクトース(またはマニトール)を含む分離用培地であるCCFA寒天(またはCCMA寒天)培地を用いて、黄色い半透明ないし不透明のR型の悪臭の強い集落を目標に検査する。

紫外線照射により黄緑色の蛍光を発する集落が要注意である。
亜端在性の卵円形の芽胞を有する桿菌で、運動性があることも特徴である。

グルコース,フルクトース,マンニトールなどを発酵し・酢酸・イソ酪酸・酪酸・イソ吉草酸,吉草酸,イソカプロン酸の多種類の有機酸を産生する。

強い悪臭(馬小屋臭)の原因でもある.ゼラチン液化能,レシチナーゼ,リパーゼは陰性である。

ラテックス凝集反応を用いたC.difficileを簡単に検出できるキットがある・2種類の毒素・トキシンA(腸管毒)およびB(細胞毒)を産生する.しかし,臨床的に問題とならない毒素非産生株も存在するので,毒素の検出・確認が必要である。

毒素の検出はELISAなどを用いて行われる.PCR法により毒素遺伝子の一部のシークエンスを増幅する方法も行われる.

ヒトの消化管に生息する.1歳以下の乳児の90%,2歳では30%程度に無症状で分離される.
人工栄養児で分離率が高い.7〜14%の成人の糞便からも無症状で分離される.

これら無症状のヒトからの分離菌は毒素産生株であることも少なくない.毒素産生のC.difficilθの保菌者が抗菌薬投与を受けると・腸内の固有細菌叢の乱れに乗じてC.difficideが異常増殖し,下痢や偽膜性大腸炎を起こす・偽膜性大腸炎の90%以上に,そして抗菌薬関連下痢症の最高25%程度にC.difficile毒素産生株が関連している。

C.difficileは病院環境中からも分離され,院内感染症の原因菌としても注目されている.
C.difficileの毒素に感受性がある非保菌者が,入院が契機となりC. difficile毒素産生株を獲得し,
抗菌薬投与中に発症にいたることが知られている.

なお、 血液培養など・抗菌薬関連下痢症と無関係の分離例も少なくない。

第58回臨床検査技師国家試験の問題

午前

固定液と組成の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1 ブアン液 ─── エタノール ×
2 カルノア液 ─── メタノール ×
3 PLP固定液 ─── パラホルムアルデヒド ◯
4 等張ホルマリン ─── 炭酸カルシウム ×
5中性緩衝ホルマリン ─── 第一リン酸ナトリウム ◯

【解説】

1-×ブアン液は組織浸透力の強いピクリン酸を加えた固定液。 内分泌顆粒の同定にはブアン液が適している。ブアン液の処方はピクリン酸、氷酢酸、ホルマリンである。

2-×カルノア液エタノール、クロロホルム、酢酸を混合してつくる。
糖類など水溶性物質の検出の証明にカルノア液を用いる。

3-○ パラホルムアルデヒドによる蛋白質の変性作用を減弱させ、
過ヨウ素酸塩リジンによる糖鎖の固定能力を増強。

4-×等張ホルマリン液は、ホルマリン固定液に塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどを加えて等張にしたもの。浸透圧による組織傷害を防ぐ必要のある場合に用いる。

5-○ 抗原性の保持が良好。組織を傷害することが少ないので、長期保存に適する。ホルマリン色素の沈着も少ない。浸透性はやや劣り、軽い溶血を起こす

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午後

骨型ALPについて正しいのはどれか。

1  熱処理で安定である。 ×
2  蛋白の一次構造は肝型ALPと同じである。◯
3  健常成人では血清中ALPの大部分を占める。 ×
4  電気泳動の移動度はノイラミニダーゼ処理によって変化しない。 ×
5 他のアイソザイムよりもL-フェニルアラニンによって強く阻害される。 ×

【解説】

1-× 骨型ALP(ALP3)は熱に弱いのが特徴(易熱性)である。

2-○ 肝型ALP(ALP1、ALP2)と骨型ALP(ALP3)は遺伝子が同じであるため、蛋白の一次構造も同じである。

3-× 健常成人では肝型ALP(ALP2)と骨型ALP(ALP3)の両方で大部分を占める。

4-× 肝型ALP2と骨型ALP3はセルロースアセテート膜電気泳動では分離が不十分だが、ノイラミニダーゼ処理により分離が明確になる。
 
5-× 肝型ALP1・ALP2、骨型ALP3はL‐ホモアルギニンで強く阻害され、フェニルアラニンは胎盤型ALP4、小腸型ALP5を阻害する。

無呼吸指数(AHI)とは・・・

睡眠時無呼吸症候群の重症度の分類によく使われてる

無呼吸指数(AHI)とは
→10秒以上持続する無呼吸が1時間当たりに出現する回数。
で定義されています。

無呼吸が1時間に何回おこるかの指標「無呼吸/低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)」による重症度分類 は以下のとおり。

○軽症… 1時間あたり5〜15回の発生
○中等症… 1時間あたり15〜30回の発生
○重症… 1時間あたり30回以上の発生

・10秒間以上の呼吸停止が一晩の睡眠中に30回以上、もしくは1時間平均で5回以上あればこの病気と診断されます。

・あるいは1時間あたりの無呼吸指数(AHI)が5回以上、呼吸イベント持続時間10秒以上あればこの病気と診断されます。

治療は陽圧で酸素を供給するCPAP療法です。

だたし無呼吸指数(1時間あたりの無呼吸数および低呼吸数)が40以上と重症の方のみの適応となります。


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