2018年04月02日
だがしかし2 10・11話感想 ストーリーが一段進行しほたるさん復帰
原作がもうすぐ終わりということが発表されましたね。梅ジャム生産終了を知ったときのほたるさんの気持ちが、今ならよく分かります。
あらすじ
父・ヨウに漫画のことを聞かれたココノツは出張審査会に作品を出すことを決意する。ハジメやサヤのサポートを得て作品を完成させるが、審査会での評価は芳しくないものだった。
審査会からの帰途、落ち込むココノツの前に数カ月ぶりにほたるが現れる。
10話 紋次郎いかと漫画原稿と…
親父の入院先を知らない息子。冷たい。
紋次郎イカBOXは子供心にあこがれだった。単品でも買えたと思うけどいつかBOXを大人買いしたいと思っていた記憶がある。
「お前、隙の多そうな子好きでしょ…」
はい。
「MAXペースを維持できれば間に合う」は「サイコロで6を出し続ければ勝てる」と言ってるのと同じなんだけど、なぜか可能だと思ってしまう心理。わかる。
「横でゲームしながら実況してあげるね!」
親友の一大事に何の役にも立たない男、遠藤豆。極めていつもどおりである。ココノツが漫画家になろうと駄菓子屋を継ごうと、サヤ師かほたるさんのどっちかとくっつこうと、ココノツがどう変化しようとも彼はいつもどおりに接するのだろう。これはヒロイン3人にはできない役割で、ギャグシーンながらコトヤマ先生の友人観が見える気がする。
「自分はシカダ駄菓子のバイトです。上司が困ってるなら部下は手伝いまスよ。」
絵の描ける人だったハジメさん。しかもかなり上手いようなのでココノツと同じように漫画家を目指していた可能性もある。彼女の存在によってココノツの漫画家になるという夢が一段現実味を帯びてくる。ハジメさんが単なるテコ入れ要員やほたるさんの代打ヒロインではなく、ココノツの夢を後押しする、ストーリー上必要な同志だったことがわかる。ちなみに原作だともう少し伏線が入念だった気がする。コタツでたこせん食うエピソード見たかったな。
価格:324円 |
11話 ホームランバーの当たり棒と雪と…
ココノツが描いてる漫画は原作では明示されなかったはず。ラブコメっぽいですね。
こちらも原作にない演出。根拠のない成功妄想やるやる。この作品、男ならココノツや豆のやることにいちいち共感できるところが面白い部分でもあるので、いいオリジナル演出だと思う。
「ココナツが漫画家になるかも知れないんだよ?なんか落ち着かないんだよ!」
「そうだ!帰ったらお祝いしようかな〜♪」
サヤかわMAX。
「多分めっちゃ落ち込んで帰ってくると思うんで。」
ハジメさんの姉さん女房ぶりがたまらない。3ヒロインの役割が分かれていて、ブレないところが魅力的。
「もっと時間かけられなかったの?」
ここのアドバイスが実にリアルというか、コトヤマ先生の実体験なんだろうか。基本がギャグ漫画ながら時たまこういう生っぽい描写が出てくるギャップが印象深い。コトヤマ先生の次回作が気になるところだが、ガチガチのストーリー漫画もちょっと見てみたい。
ホームランバーのアタリを持って出るのもアニオリのはず。ココノツにとってはほたるさんと自身を繋ぐ象徴的なものなので、ほたるさん復帰エピソードとしては大事なアイテムだと思う。ただ、後の描写を思うと漫画家になるルートを選べばほたるさんルートからは外れる気もするので、演出としてふさわしいのかどうかは判断が難しい。
ほたるさん復活ッ!!絵的なインパクトで言えば見開きどーんの原作のほうが強いが、アニメは音楽でドラマチックに演出されている。原作だとほたるさんが映る瞬間まで一切存在を匂わせないサプライズ的な演出だったが、アニメでは原作ファンにはストーリーが知られているからか、来るぞ来るぞ…来た!という期待に応えるタイプの演出になっていたと思う。ホームランバーのアタリを持って出たのもそういう、原作と違う効果を狙ったものなのかもしれない。
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