2023年03月13日
強力粉と薄力粉の違いは?グルテンについても分かりやすく説明します!
お菓子作りや料理には欠かせない小麦粉。
しかし、作るものによって強力粉や薄力粉など
使う小麦粉の種類が違いますよね。
今回は強力粉と薄力粉の違いについてまとめました。
小麦粉に含まれるたんぱく質や
グルテンについても分かりやすく説明していきます。
目次
1.強力粉と薄力粉の違いは?
それぞれに含まれるたんぱく質の量
グルテンとは
中力粉とは
2.それぞれ向いている料理は?
強力粉
薄力粉
3.強力粉VS薄力粉! 代用するとどうなる?
クッキー
ピザ
スコーン
4.まとめ
強力粉と薄力粉の違いは?
強力粉と薄力粉の違いは、たんぱく質の含有量です。
どちらも小麦粉の種類なのですが、
小麦粉に含まれるたんぱく質が多いのが強力粉、少ないのが薄力粉です。
それぞれに含まれるたんぱく質の量
たんぱく質の含有量は、強力粉が11.5%〜13.0%
薄力粉が6.5〜9.0%程度です。
グルテンとは
小麦粉に含まれている、たんぱく質と深い関わりがあるのがグルテンです。
グルテンとは、小麦粉に水を加えてこねることでできる成分のことです。
グルテンは、2種類のタンパク質グルテニンとグリアジンが水を吸収し
こねたり混ぜたりすることで絡み合ってできたものです。
これらが合わさっているため、グルテンには弾力と粘着力があります。
こねたり混ぜたりすることで絡み合ってできたものです。
これらが合わさっているため、グルテンには弾力と粘着力があります。
天ぷらの衣をつくる時、小麦粉に水を加えて混ぜるとドロドロしますよね。
これは小麦粉にグルテンが含まれているからです。
ちなみに、たんぱく質が多いとグルテンが多く作られるため
薄力粉よりも、強力粉の方がグルテンが多くなります。
中力粉とは
うどんの麺に使われている中力粉は、強力粉と薄力粉の中間的な性質があり
程よい弾力と柔らかさがあるのが特徴です。
ちなみに含まれているたんぱく質の量は、7.5〜10.5%程度です。
それぞれ向いている料理は?
強力粉と薄力粉に適している料理についてまとめました。
強力粉
強力粉は、弾力や粘度が強く
もちっとした食感になるためパン作りに向いています。
餃子の皮やピザ生地にもぴったりです。
薄力粉
薄力粉はケーキやクッキー、マフィンなどのお菓子作りに向いています。
強力粉よりもグルテンの量が少ないので
クッキーはサクサクに、ケーキはふんわりとした食感になります。
その他にも、天ぷらや唐揚げなど料理にも使いやすいのが特徴です。
強力粉VS薄力粉! 代用するとどうなる?
強力粉や薄力粉はどちらも小麦粉なので代用し合うことができます。
使う小麦粉によって違う食感が楽しめるので参考にしてみてください。
クッキー、ピザ、スコーンを作るときに薄力粉や強力粉を使うと
どうなるのか、それぞれ説明していきます。
クッキー
一般的には薄力粉で作られますが、強力粉で作ると
かためのサクッとした食感が楽しめます。
しかし強力粉はグルテンが多いため、
混ぜれば混ぜるほどかたい食感のクッキーになります。
かたくなりすぎないためには、強力粉を減らして作るのがおすすめです。
例えば、レシピが薄力粉100gであれば
強力粉80gと片栗粉20gで代用するとサクッとした食感になります。
ピザ
一般的にピザ生地を作るときは、強力粉と薄力粉の両方を使います。
強力粉のみで作るとモチモチ食感に、
薄力粉のみで作るとサクサク食感になります。
強力粉だけで作ると生地が伸ばしにくくなるため
手軽に作るのであれば、薄力粉を入れて作るのがおすすめです。
スコーン
スコーンは比較的、強力粉でも薄力粉でも作りやすいのが特徴です。
強力粉で作ると外がザクザク、中がもっちりとした食感に
薄力粉で作ると外はサクッと軽く、中はやわらかい食感になります。
強力粉と薄力粉の違いは?グルテンについても分かりやすく説明します!
まとめ
まとめ
- 強力粉と薄力粉の違いは、たんぱく質の含有量
- たんぱく質が多いのが強力粉、少ないのが薄力粉
- グルテンとは、小麦粉に水を加えてこねることでできる成分のこと
- たんぱく質が多い=グルテンが多く作られる
- 強力粉はパン作りに向いている
- 薄力粉はお菓子作りや料理に向いている
最後まで見てくださり、ありがとうございました。
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