2016年01月31日
仙台のバス専用道路 | 秋保電気鉄道の廃線跡
1.はじめに
今回はバスネタです。仙台市内に現存するバス専用道路について投稿します。
バス専用道路ですが、東日本大震災後にJR気仙沼線やJR大船渡線の一部にBRT(バス・ラピッド・トランジット)として導入されています。
仙台市内に現存するバス専用道路ですが、上記のようなカタカナ用語で表すようなものではありません。かなりショボいバス専用道路です。
下の写真は仙台市内のバス専用道路の写真です。
出典:wikipedia
2.仙台市内のバス専用道路
このショボいバス専用道路は、仙台市太白区の山田自由ケ丘という場所にあります。以下の図がバス専用道路がある場所です。
上記の場所のストリートビューです。
住宅地の一部の区間を「バス専用道路」としています。横には一般道路が併行しているので、バス専用道路がなくても全く困らないと思いますが・・・。
3.バス専用道路の正体
このバス専用道路ですが、もともとは「秋保電気鉄道」の鉄道路線だったところです。「秋保電気鉄道」という鉄道は、昭和36年まで存在していた路線です。「長町」から「秋保温泉」までの区間を運行していた鉄道(軽便ではなく狭軌鉄道)でした。
実はこの秋保電気鉄道ですが、鉄道事業以外にもバス事業も行っていました。しかも鉄道とほぼ併行するバス路線を新設していました(仙台駅〜舟丁(河原町)〜長町駅〜秋保温泉)。いわゆる二足のわらじです。
最後は設備投資がかかる鉄道事業を捨てて、バス事業に特化した経緯があります。そして、仙南交通というバス会社を経て、宮城交通に移行されてしまいました。
なお、宮城交通という会社はとても不思議な会社です。「栗原電鉄」、「仙北鉄道」「仙台鉄道」、「秋保電気鉄道」「仙南温泉軌道」と「それぞれのバス事業会社」が統合、再統合して出来た会社です。
以下の図は、当時の路線区間をGoogleマップ上にトレースしたものです。路線延長は16km程度です。
↓下図が拡大図です。
私が解らないことは、なぜこの区間だけ「バス専用道路」として残ったのか?ということです。なぞです。バス路線の西側には別のスポットとして有名な太白トンネルも存在します。
秋保温泉は観光スポットですが、バスでは遠くなかなか行きづらい場所です。この鉄道路線が現在でも残っており、私鉄として通学、通勤にも利用されていたら、仙台の都市計画もかなり変わったものになっていたかもしれません。
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