2019年03月27日
精米機のはなし
おっさんの「かあちゃん」が「米を精米機にいれてくれ!」というので、精米機に袋入り30Kgの玄米を投入する。
精米機にはいつもお世話になっているのに、操作はいつも母任せ。
ブログもやってる事だし、最近ネタぎれ気味なので、精米について掘り下げてみることにした。
精米とは
秋の収穫から(ごはんの炊ける)白米になるまでの過程はおおよそ次のとおり
@秋に収穫したコメ(モミ)は、モミスリ機で籾殻(モミガラ)を取り除く。
A殻をとった米は玄米と言いこの状態で、30kgの米袋に入れる。
B一部はJAに拠出して一般消費者のもとへ(これが米農家の主な収入源)
一部は、自宅用の保有米として自宅の保管庫で保管する。
C必要に応じて、精米機にかける。
D精米機は玄米から糠(ぬか)を除去して白米にする。
白米にしてやっと、ごはんを炊くことができる。
自宅の精米機は改めて調べてみると圧力循環式精米機らしい
(自宅の)精米機のしくみ(一部想像の部分あり)
ホッパに玄米を投入する。
ホッパ下部には回転する棒(シャフト)があり、回転する棒にはスリット(1mm以下)がらせん状にきざまれ(手で触った感触と予備知識なので正しいかどうかは不明)ている。
圧力がかかっており、ここを玄米が通過する際に表面がそぎ落とされる。そぎ落とされたものは糠(ぬか)として別の場所にたまってゆく。
玄米は、回転する棒によって、下から上に移動しホッパ内に戻ってくる形となり、循環する。
メリット
攪拌(かくはん)式にくらべお米に優しい。撹拌式は、フードプロセッサーのようなイメージで、羽を回転させて、ぬかを分離するのだが、米粒が割れてしまう事があるらしい。
圧力循環式は40分~60分くらいかけて米を循環させ、ゆっくりと精米するので、「熱の発生が少ない」と言われているが、実際、米を触ってみると人肌以上、やけどはしないが、結構暖かい。ホッカイロの温かさ程度はある。精米後は、米を広げて冷ましてから、米びつに入れている。
精米機を科学すると言いながら、お粗末な科学となってしまった。
圧力循環式はプロ、業者、米屋さん向けなど、「味にこだわる方」など、お米をおいしく、食べるには一番!
デメリット
・精米に時間がかかる。コイン精米を何度か使ったことがあるが10分~15分くらいで30Kg分精米できたと思う。コイン精米は早くて便利だが、「こだわり」という点では、やはり、米にストレスをかけずに、時間をかけて、精米する方が、いいのではないかと思う。
でも、たぶん、コイン精米と、圧力循環式精米の差は、食べ比べしてもわからないのでは?
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