2021年01月14日
「正しいこと」について
日本語教師として、日本語を教えていると、「私の日本語は正しいですか」と学生に尋ねられることがある。
しかし、実際のところ日本語には政府が定めた「標準語」なるものは存在しない。
それに、言葉は変化し続ける。
そのような存在に、正しいか間違っているかを問うことは、非常にロジックエラーなのだ。
例えば、日本語能力試験や日本語検定では、
見れる
食べれる
信じる
などは「ら抜き言葉」として不正解になる。
つまり
見られる
食べられる
信じられる
としなければならない。
しかし、現実的に、テレビ番組であっても、通常の会話なら当然、
見れる、食べれる、信じる
をみんな使っているではないか。
それなら、正しいんじゃないだろうか?
このことからもわかるように、正しいか正しくないかは、前提条件によるのだ。
つまり、正しい間違いを議論できるのは、「日本語能力試験や日本語検定」と言う条件下で、正しいまたは間違いが議論できるのだ。
人によって価値観は違う。
だから、ある人にとって正解は、別の人にとって不正解なのだ。
特に日本語はその性質に於いて、間違いになることは本当は少ない。
「愛してる」
は、誰が誰を愛してるのかを表示していないが、コミュニケーションに問題なく通じていることを考えてみて欲しい。
他の言語で、例えば「love」では間違いだろう。
世の中にはいろいろある。
だから、何にでもすぐに正誤を決めてしまうのは危険なのだ。
ペトロニウスは、大学生時代は法学部法律学科で過ごした。
そして、一年生ゼミ担当の先生が最初に教えてくれたのは「正しい」答えは法学上存在しない、ということであった。
同じ行為でも、国によって法律が異なると、その法的な取扱も変わる。
同じケースでも、裁判する者が変われば、判決も変わるということだ。
正誤を決めつけない、いろんな事があることを認め、他人をコントロールしようとせず、自分を信じて、自分を肯定して、ウキワクルンな人生を送ろうではないか。
世界に生じるできごと、当然自分に生じる出来事も、所詮は確率論的にしか議論できないのか。
過去の事実は変えられないが、未来の事実は変えられる。
そして、過去の事実は変えられないが、それに対する認識は変えられるのだ。
おしまい。
**************************
「三行日記」を書きましょう。
詳細は、本部ログの記事またはペトロニウスのオフィシャルサイトを見てね。
https://petronius1234.jimdofree.com/
しかし、実際のところ日本語には政府が定めた「標準語」なるものは存在しない。
それに、言葉は変化し続ける。
そのような存在に、正しいか間違っているかを問うことは、非常にロジックエラーなのだ。
例えば、日本語能力試験や日本語検定では、
見れる
食べれる
信じる
などは「ら抜き言葉」として不正解になる。
つまり
見られる
食べられる
信じられる
としなければならない。
しかし、現実的に、テレビ番組であっても、通常の会話なら当然、
見れる、食べれる、信じる
をみんな使っているではないか。
それなら、正しいんじゃないだろうか?
このことからもわかるように、正しいか正しくないかは、前提条件によるのだ。
つまり、正しい間違いを議論できるのは、「日本語能力試験や日本語検定」と言う条件下で、正しいまたは間違いが議論できるのだ。
人によって価値観は違う。
だから、ある人にとって正解は、別の人にとって不正解なのだ。
特に日本語はその性質に於いて、間違いになることは本当は少ない。
「愛してる」
は、誰が誰を愛してるのかを表示していないが、コミュニケーションに問題なく通じていることを考えてみて欲しい。
他の言語で、例えば「love」では間違いだろう。
世の中にはいろいろある。
だから、何にでもすぐに正誤を決めてしまうのは危険なのだ。
ペトロニウスは、大学生時代は法学部法律学科で過ごした。
そして、一年生ゼミ担当の先生が最初に教えてくれたのは「正しい」答えは法学上存在しない、ということであった。
同じ行為でも、国によって法律が異なると、その法的な取扱も変わる。
同じケースでも、裁判する者が変われば、判決も変わるということだ。
正誤を決めつけない、いろんな事があることを認め、他人をコントロールしようとせず、自分を信じて、自分を肯定して、ウキワクルンな人生を送ろうではないか。
世界に生じるできごと、当然自分に生じる出来事も、所詮は確率論的にしか議論できないのか。
過去の事実は変えられないが、未来の事実は変えられる。
そして、過去の事実は変えられないが、それに対する認識は変えられるのだ。
おしまい。
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