ペトロニウスの何やかんや

無料で大学受験の勉強ができるサイトがあった。

http://manavee.com/

マナビーという。

経済的な理由や地理的な理由で、予備校や塾に通えない人たちのためのサイトだった。

わたしも何か協力したかった。

ただ、ここ何年かは闘病生活だったので、そこまで気が回らなかったのだが、今日、サイトを見たら。

「manavee.comは、2017年3月31日を以って、サービスの運営を終了いたしました。」

ということで、理由などが書かれていた。

その理由を読んで、いろいろ考えた。

本来、わたしは逆算発想の人である。

だから、ゴールを設定して、それを実現する方法を考えて、実行してきた。

だから「やる気のある者は方法を探す。やる気のない者は言い訳を探す」とわたしは主張するのだ。

最近では、体を壊しても自分のやるべき使命を全うすることで、最終的に成果は得たが、体は壊した。

それは当然である。

しかし、わたしとしては予想できない問題が発生していたことに気付かなかった。

つまり、「闘病生活には逆算発想ができないということ」である。

目標値の設定はできても、方法がよくわからんというか、その発想にならないのだ。

「何月何日までに病気を治す、そのために次の〜の行動をとる」この発想ができない。

「今日は、痛みは比較的少ない、リハビリはここまで進んだ。これからもがんばろう」というわけだ。

そして、「よくなったから、こんなことをやろう、よくなったら、こうしよう」と考えてしまうのだ。

すると、何かができないとき「〜が病気だから。病気で〜が悪いから」が、わたしのきらいな「できないことの言い訳」になってしまうのだ。

この生活を3年近くやったから、自分の考え方が狂ってきていることに気がつかなかった。

「努力しよう」では、努力することが目的目標で、少しでも何かやればそれで満足してしまうのだ。

それはわたしの生き方ではない。

本来努力など必要ない。目標に向かってがんばるのは幸せそのもので、そのなかにあるつらさは、心地よさにかわるのだ。

本日は大反省した。ここ数年の自分がいやになった。

そして、闘病生活終了宣言をこの前したので、本日は次のように宣言する。

2017年5月1日をもって、わたしは逆算発想に戻ることを宣言する。　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上