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2017年04月24日

てんそく伝説さつじんじけん その2

てんそく伝説さつじんじけん その2

てんそく村診療所の地下にある研究施設で、診療所の後宮金蔵医師が死んでいた。

「さて、犯人はだれでしょう?」とわたしは、そんみんおじさんに尋ねた。

「これだけでは、犯人はわからん。それに、このてんそく伝説殺人事件は、風花の父さんがズバット解決したんだろ?だからその程度の事件じゃな。まあ、その先を話してごらん」とそんみんおじさんは言った。

私の名は風花(ふうか)、関西教育大学の1年生19歳。父は、検察官だ。

細かな自己紹介は、機会を改めるとして、今、私は話しているのは「黄 聰明(ファン ソンミン)」という老人。

わたしは、なぜか敬意をこめて「そんみんおじさん」と呼んでいる。

わたしとそんみんおじさんの出会いについては、いろいろあるのだけれど、それは「こくしかんさつじんじけん」ではなすことになるだろう。

今、話しているのは、奈良県大塔村にあるそんみんおじさんの家、縁側のある和室6畳間だ。

そんみんおじさんとわたしは、「てんぷら」をつまみながら、そんみんおじさんはパスティスを、わたしはトマトジュースをのんでいた。

わたしもパスティスを飲みたかったのだが、未成年でだめといわれた。しかし、てんぷらとパスティスは合うのだろうか?

「さいしょはね」と私は話し出した。

「てんそく村診療所の地下施設とはなにか、「寝るふ」とは一体何なのかが問題になったわけで。」

       大塔村の夜は更けて、てんそく村の謎は深まる。
      
                つづく。
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やっぱりてんぷらにはパスティスですな。

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ペトロニウス
事故と遭難の臨死体験から甦った、メンタルケア心理士、上級心理カウンセラー、行動心理士、キャリアカウンセラー、日本語教育能力試験合格、文学博士、法学修士です。 「三行日記」をはじめてから救われました。これは宗教じゃなく、「引き寄せ」、「思考は現実化する」を最も簡単確実に実現する方法です。しかも、副作用は無いです。
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