野命賛歌

2019年09月08日

テン(推定)が庭に獲物くわえてやってきたり、鳴き声上げて縄張り争いをしている事が判明

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毎年、夏になると不審者の深夜徘徊が始まります。
詳細は書きませんが、以前、警察沙汰も起こしていて、近所の人たちも誰か分かっています。
今年も晩夏になり、また始まった気配があったので、念のため屋根に防犯用のwifiカメラをセットしてみました。すると意外にも、柿の樹に登って遊んでいる獣の姿が映りました。

(最初の数秒、映像が止まっていますが直ぐに動き出します)
枝の上を獣が右へ左へうろうろ。
大きさ的にネズミではなく、どうもネコとも違う感じです。
ハクビシン襲来以来、カメラはセットしていませんでしたが、今でも何か来ているんだなぁと思いました。
そこで、侵入経路と思しき庭の脇の側溝側にカメラをセットしてみたところ―

ずんぐりむっくりした獣がトボトボと歩いていく姿が映っていました。
おいしい物がみつからなかったのか、肩をガックリ落とした様子でトボトボと歩いて行く姿。
たぶんですが、お尻が大きくずんぐりむっくりしているので、若いハクビシンじゃないかと思います。

一昨日、より側溝が映る位置に変えて撮影してみたところ、衝撃の事実が！
なんと、テン(推定)が18時過ぎから、我が家の庭に頻繁に来ていました。
前にリンゴ盗みに来ていたのはイタチだと思いますが、このコは口元まで顔がまっ黒で耳も大きいので、テンちゃんではないかと。庭、茶の間からの光も当たっているし、ＴＶなんかの音も聴こえているはずですが、そんなことはおかまいなく、18時過ぎから何度も行ったり来たりしていて、どうも基地代わりに使っているっぽいです。

23時過ぎには、自分の頭よりも大きな獲物をくわえて側溝から庭へジャンプ！
動きが速すぎて判別できませんが、ネズミよりも大きく、野ウサギのようなものにも見えます。
ウチを抜けると道路に出てしまうので、うちの庭のどこかでお食事休憩しているのかもしれません。
(翌日、調べてみましたが、残骸は残っていませんでした)
その他、側溝の辺りを(たぶん)ネズミを探してウロウロしたりもしていました。

スラリとしていて尻尾も長く綺麗。
スマートな体躯にキツネっぽさも感じました。
結構高さがあるのですが、側溝からの段差もひょいっとひとっ飛び。
かと思うと、庭から側溝に降りる際には高さに躊躇している感じで愛らしいです。
以下、9/6-7朝までの映った姿をまとめた動画です。

そして昨夜、上の動画の庭に入って来る正面位置にカメラをセットしてみました。
残念ながら、セットする前に、枝の剪定や草刈りなんかをしてちょっと庭を整備したからか、上の動画に映っている侵入口からは来ませんでした。

ですが、庭には入ってきていたらしく、しかも2匹入ってきていたようで、一瞬ですが、大きな威嚇の声を上げて駆けていく2匹の影が映っていました。

深夜1時49分。
闇に轟く凄まじい鳴き声でした。
窓を開けて寝ていたので、この声で起こされました(^^;
この声、これまでも度々耳にした鳴き声でした。

実際には分かりませんが、これまで映った資料から推定するに、トボトボ歩いていた若いハクビシンが庭に入ってきて、基地代わりに使っていたテンちゃんと鉢合わせ、縄張りを主張するテンちゃんが激怒して火を吹いたのではないかと。

ハクビシン襲来以来、食べ物は一切出していません。柿もまだ色付いていません。考えてみると、うちの近所、畑が多く人家も結構ありますが、樹や植木が繁っていて、藪に身を隠せるようなお宅は余りありません。側溝にネズミもいるし(映っていました)、山と里との往来時、ちょうど良いのかもしれません。

人間の目には見えない深夜の世界で、というか目の前の庭で、こんな自然の物語が展開されているのに改めて驚きました。また何か面白いものが撮れたらアップします。

今夜は関東方面に台風が直撃するようですね。
関東の皆様、どうぞご無事で。