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2019年05月11日

ハクビシン、襲来

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昨夜、IPカメラ仕掛けてみました。
今回はもっと獣の目線で撮ってみたいと思い、リンゴをブロックに二重に括り付け、カメラも低い位置にセットしました。
動画を確認してみたところ、1時20分過ぎ、一匹の獣がやってきていました。

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ハクビシン、襲来―
鼻筋の白といい、目の下の白斑といい、見紛いようもなく、議論の余地なく、明らかにハクビシン。
リンゴ、最初に半分くらい齧り取ったようですが、残りはブロックの穴に落ちてしまい、ガックリ肩を落として去って行きました。


(01:21:30ー22:50くらいまで画面からはけますがまた戻ってきます)

動画を見ながら、これはマズいなと頭を抱えました。
これまで来ていたのも、ハクビシンだったのかと。
ハクビシンは農作物を荒らします。
近所には引退後の趣味で畑をやっている方は多いですが、専業・兼業農家さんはなく、畑が荒らされたという話も聞かないものの、別の地域ではハクビシンに畑がやられた話はしばしば耳にします。

テン・イタチはネズミを捕る益獣としての面がありますし、数も少ないのでまあ大目にって感じですが、ハクビシンはマズいと。個人的には、みんな一生懸命生きている野生動物、みんな一緒、と思っていますが、種類や数・ニンゲンの勝手な都合で命の軽重を測るのは傲慢だと思っていますが、山奥のポツンと一軒家ではないのでそうもいきません。

繰り返しますが、今回の動画を確認して、これまで来ていたのもハクビシンだと思ったわけです。
と・こ・ろ・が!

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よく見てみると、テン又はイタチと推測していたこれまで来ていたコとは、明らかに違います。
まず、大きさが違う。
ブロックの横の長さは約40センチ。
そこから推定すると、このハクビシン、頭から尾の付け根までで60センチくらいありそう。
これまで来ていたコの体長は40〜50センチ。

このハクビシンは首の後ろが黒いですが、台によじ登っていたコは黒くないです。
また、尻尾の先が黒いですが、これまで来ていたコは逆に白いです。
それに、テン・イタチと思しき獣は「ひゃっほい!りんごめっけ!」と言わんばかりに、文字通り跳んで来ますが、ハクビシンはのそりのそり。

何より、こんなにくっきりと鼻筋白くない。
暗視カメラなので、これまでは映らなかったのかと最初は思ったのですが、ここまでくっきり白いと映らないわけがない。これまで来ていたコは鼻筋、というより顔が黒、真っ黒。

結論。
うちの庭には数種類の哺乳類が来ている。
ハクビシンが映ったのがむしろ初めてっぽいです。
テン・イタチと推定しているコも、同一個体ではないのかもしれません。

ちなみに、ネズミもよく映っています。
カメラ設置し始めたころは、一晩に何度も映っていて、大きさの異なる個体が何匹も映っていて、これは駆除しないとまずいかな?と思っていましたが、最近はあまり映らなくなりました。昨夜は小さいのが一度映ったきり。テン・イタチが食べているのかもしれません。

それにしてもな〜、山裾とはいえ、山奥の一軒家でもないのに、近くにこんなに野生動物いるんだなぁ。
人間の目には映らない世界で、色々な動物が生きているんですね。

語弊を恐れずに言えば、ハクビシンもかわいいです。
リンゴが穴の中に落ちてしまって、くんかくんかと大気中の匂いを確認したり、どうにか取ろうと頑張ってみたり、本当に口惜しそうに、のそりのそりと去っていく後ろ姿、愛嬌がありました。最初の方では、何故か前足の片方だけを上げていたりもしていました。







タグ:ハクビシン
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