2019年04月20日
縛ってあったリンゴを力尽くで獲っていったイタチ
さて、「深夜の動物たち」のお時間です。
昨日、先週と同じくリンゴを台に用意し、IPカメラ仕掛けてみました。
リンゴ、ただ置いておくとイタチやネズミが易々と持って行ってしまうのが分かったので、今回は一工夫してみました。リンゴを半分にカットし、芯の部分に細い金属棒で穴を開け、そこに針金を通し、リンゴを貫通させた針金を両側から台の下に回し、軸の棒に縛り付けました。リンゴ、僅かに動くくらいの感じでガチガチに。フフフ、これでとられまい。
時に22時47分、イタチ襲来。
視覚なのか嗅覚なのか、遠くにいる時点でリンゴがあるのが分かっていたようで、文字通り跳んで来ました。
「うわ〜い りんごみっけ!ひゃっほい!」と言わんばかりに、スピーディーに軽やかに登場。
スルスルと棒を上り、リンゴに齧り付くイタチ。
いつもならカンタンに獲れるのに、動かないリンゴに悪戦苦闘。
フハハハッ!見たかイタチ小僧!これがニンゲンサマの力ぞ!―と見ていたら
力尽くでリンゴを引っ張り、皿の下へ。
唖然。想定外の事態でした。針金、巻き付け部分の遊びが引っ張られて伸びたっぽい。
かなりきつく巻き付けてあったのですが、イタチの齧り力たるや。
リンゴ、針金に通されたまま、宙吊りに。
今回、ここからが見物でした。
イタチもビックリしていたようです。
「リンゴ、ちゅうに浮いてる!なんでなんで?」
明らかに戸惑っていました。
昔話題になった立つレッサーパンダのように、一瞬ですが後ろ足だけで立って上を確認してみたり。
触れると揺れるリンゴに攻撃されると思ったのか、身を翻してジャンピング離脱したりもしていました。
落ちないリンゴに何度も齧りつき、右に左にウロウロ。
齧りついたまま後ろ足も地面から離し、自分も宙吊りになって全体重かけて引っ張ったりもしていました。
宙吊りリンゴと格闘すること1分。
最後は齧りついたまま前足で体重かけ、リンゴ獲得。
針金にリンゴの果肉が耐えられなかったようです。
リンゴ咥えてそそくさと去って行きました。
以下、動画です。
朝方までの動画を確認してみたところ、このイタチ、午前4時過ぎに再来していました。
上の時と同じように、リンゴがあった台に一目散。
「りんご♪りんご♪」という歌声が聴こえてきそうな足取り。
りんご見つからず(てか、数時間前に君がとってったのよ)、名残惜しそうに去って行きました。
というか、この4時過ぎのとき、すぐ近くにネズミいたのですが一瞥もせず、一目散に台に駆け寄ってるの面白いです。リンゴないのが分かり、ネズミがいた辺りをくんかくんかしていましたが、結局獲れなかったようで。以下、その時の動画です。画面右端でネズミの目が動いていて、イタチ駆け寄ってくると即座に逃げていきます。
今回、近くで撮影してみて、やはりイタチで間違いなかったようです。
イタチ・テン・ハクビシンが考えられましたが、鼻先が黒い。
眉間に白い線が入るハクビシンでないのは確定。
まだテンの可能性はあるかと思いますが、テンの顔が黒くなるのは夏だそうで、まだ時期的にこんなに黒くないと思われます。というか、これ以上精細な映像は当方では恐らく撮れないので、もうイタズラ好きのイタチのイタ吉ってことにしておきます。
不思議なのは、針金からなかなかとれないリンゴ、その場で食べようとはしないんですよね。
是が非でも持って帰る。子供でもいるのかな?
引き続き、試行錯誤してみようと思います。
タグ:イタチ
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8741644
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック