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2014年11月26日

黒人少年射殺警官起訴せず 全米に波紋



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アメリカ中西部のミズーリ州でことし8月、黒人の少年が白人の警察官に射殺された事件で、地元の大陪審がこの警察官を起訴しないと決めたことに対して、現地では反発する住民たちが暴徒化したことから、州当局が警備を強化するなど緊張が高まっています。
またワシントンやニューヨークなどの都市でも抗議デモや集会が連日行われるなど、全米に波紋が広がっています。

この事件はことし8月、中西部ミズーリ州のファーガソンで18歳の黒人の少年が白人の警察官に銃で撃たれて死亡したもので、地元の住民から選ばれた陪審員からなる大陪審は24日、この警察官を起訴しないことを決めました。
ファーガソンでは24日夜から25日の朝にかけて、この決定に反発する黒人を中心とした住民らが「人種差別だ」などと抗議の声を上げ、住民の一部は暴徒化し、スーパーや飲食店に火を放ったり商品を略奪したりしました。
これに対して警察は催涙弾などを使って鎮圧に当たり、少なくとも61人を逮捕したとしています。
一夜明けたファーガソン郊外では、暴徒に火をつけられ崩れた店舗から今も煙が立ち上る様子が見られたり、警察の車両がサイレンを鳴らして猛スピードで出動したり、緊張した状況が続いています。
また街の入り口には検問所が設けられ、警察官が人の出入りを厳しく監視しています。
ミズーリ州のニクソン知事は声明で「昨夜の暴力行為は許されない。警備に当たる警察官を支援する州兵をさらに動員する」として、抗議デモが再び発生しかねない26日夜に向けて警備を強化すると明らかにし緊張が高まっています。
またワシントンやニューヨークなどの都市でも、24日に続いて25日も警察官の不起訴に対して抗議するデモや集会が行われ、大陪審の決定は全米に波紋を広げています。

大陪審 異例の証拠写真公開
大陪審は起訴を見送った理由について「目撃者の証言や証拠を精査した結果、起訴には当たらなかった」とするにとどめ、詳細な理由は公表していません。
しかし、司法当局は、25日間に及んだ大陪審の審議の内容を記した4700ページを超える書類や250枚を超える証拠写真などを公開しました。
この中には、黒人の少年を射殺した警察官の証言も含まれていて、警察官は、車道を歩いていた黒人の少年2人組が手にたばこを持っていたため、たばこの窃盗事件の容疑者かと思い、パトカーから降りようとしたところ、少年に顔を殴られるなどもみ合いになったため、車内から発砲したと証言しています。
そのあと少年が逃げたため、追いかけたところ、少年が自分の方に振り向いてきたため、発砲し射殺したとしています。
司法当局が公開した写真の中には、警察官が殴られたと主張する顔のほおの写真などもあり、通常は非公開のこうした証拠資料を公開することで、市民に透明性をアピールするねらいがあったものとみられます。

黒人指導者「少年側の主張盛り込まれず」
アメリカの黒人指導者の1人で、人権活動家のアル・シャープトン氏は25日、射殺された少年、マイケル・ブラウンさんの父親や弁護士と共に記者会見し、「大陪審に提出された資料にはブラウンさん側の主張が盛り込まれていない」と述べ、大陪審の決定は不当だと非難しました。
そのうえでシャープトン氏は「今回は第1ラウンドを落としたかもしれないが、戦いはまだ終わっていない」と述べ、連邦政府に対し、警察官を起訴するよう訴えていく考えを示しました。
またシャープトン氏は「昨夜、暴徒と化した人たちはブラウンさんを代表していない。ブラウンさんの側に立つのは尊厳をもってデモ行進する人たちだ」と述べ、デモに乗じて暴力行為を行わないよう呼びかけました。

国連「平和的に意見表明を」
今回の事態を受けて、国連のデュジャリック報道官は25日の記者会見で、「大陪審の判断を不服に思うアメリカのすべての人々は、平和的な方法で意見を表明し、決して暴力に訴えないでほしい」と呼びかけました。
同時に報道官は「当局は人々が平和的なデモを行う権利を保障すべきだ」とも述べ、地元の治安当局がデモ隊に対して過剰な取締りを行わないよう慎重な対応を求めました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141126/k10013485691000.html




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