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中国の５月の新車の販売台数は、去年の同じ月と比べて８．５％増えて１９１万台余りとなり、このうち、日本車の乗用車の販売は去年の同じ月より１２．５％増えましたが、ドイツ車に大きく引き離される状況が続いています。

中国自動車工業協会が１０日発表した統計によりますと、先月の新車の販売台数はおよそ１９１万１２００台で、去年の同じ月と比べて８．５％増加しました。
ただ、４月と比べると、４．６％の減少となっており、景気の減速が背景にあるという指摘も出ています。
一方、先月の新車販売のうち、日本車の乗用車の販売台数はおよそ２５万２２００台で、去年の同じ月と比べて１２．５％増え、日本のメーカー各社が相次いで新型車を投入したことなどから、全体を上回る伸びとなりました。
ただ、先月は、ドイツ車の乗用車も販売台数が３４万台余りに達し、日本車を大きく上回りました。
この結果、ことし１月から先月までの乗用車の販売台数に占めるシェアも、ドイツ車が２１．５％なのに対し、日本車は、１４．９％と依然として開きがあり、沖縄県の尖閣諸島の国有化をきっかけに外国車のシェアトップの座を譲り渡したドイツ車に大きく引き離される状況が続いています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140610/t10015123401000.html