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原発事故の風評被害で仕事が減ったとうその申請を行い、東京電力から賠償金をだまし取ったとして逮捕されたＮＰＯ法人の元社員２人が、原発事故に伴う避難指示で建設中の建物の工事が中止になったとうその申請をして、およそ１８００万円の賠償金をだまし取ったとして再逮捕されました。
警視庁は、元社員らが３億円余りの不正な請求に関わった疑いがあるとみて捜査しています。

再逮捕されたのは、東京・中野区のＮＰＯ法人の元社員、進藤一聡容疑者（４２）ら２人で、福島県いわき市の会社の社長、佐藤武人容疑者（５４）が新たに逮捕されました。
警視庁によりますと、３人は３年前の１２月、福島県に建設中だったとする架空の宿泊施設について、原発事故に伴う避難指示で作業員が全員避難したために工事が中止になり、費用が支払われなかったとするうその書類を東京電力に提出し、賠償金およそ１８００万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
進藤容疑者ら２人は容疑を認め、佐藤容疑者は否認しているということです。
進藤容疑者ら２人は、原発事故の風評被害で福島県での人材派遣の仕事が減ったとうその申請をして、およそ１２００万円の賠償金をだまし取った疑いでも逮捕・起訴されていて、警視庁は、合わせて３億円余りの不正な請求に関わった疑いがあるとみています。
このＮＰＯ法人は被災者支援などを目的に３年前に設立され、久間章生元防衛大臣が理事長を務めています。
ＮＨＫの取材に対し、久間元防衛大臣は「１年以上前に理事長を辞めると伝えている。補償金の話は全く知らなかった」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140906/t10014400691000.html








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