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今月中にアメリカのニューヨーク証券取引所への上場を計画している中国の電子商取引最大手アリババグループは５日、株式の公募価格の目安を発表し、上場による資金調達の額は日本円でおよそ２兆５０００億円となり、過去最大規模になる見通しです。

これは、アリババグループが５日、アメリカの証券取引委員会に提出した資料で明らかになったものです。
それによりますと、アリババは株式を上場するときの公募価格の目安を６０ドルから６６ドルとしています。
これを基に計算すると、上場によって調達する資金は最大でおよそ２４３億ドル（日本円でおよそ２兆５０００億円）に上るとみられています。
この額はＩＴ企業で過去最大だったフェイスブックを上回り、企業全体で見ても２０１０年に上場した中国の銀行の調達額を上回る可能性があるとアメリカのメディアは伝えています。
アリババは１９９９年に中国・浙江省の杭州で設立され、企業間の取引サイト「アリババドットコム」や中国最大のネット通販サイトなどを運営している持ち株会社です。
すでに１９０を超える国と地域で事業を展開していますが、上場によって得られる巨額の資金をてこに海外展開をさらに強化するねらいがあるとみられています。
アリババは今月中にニューヨーク証券取引所に上場する見通しで、過去最大規模の大型上場の行方に高い関心が集まっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140906/t10014399791000.html








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