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2013年06月28日

倉敷川から塩田王の御屋敷へ

コチラから大きな画像をご覧になれます
(iPadのiPhotoジャーナルで作成)
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;0745DEC3-964F-4518-B837-B45A5340687C




a.映画のロケでもないのに、本格武装に身を固めたこの武者(ムシャ)、いった何者でござるか、銃刀法違反により即刻逮捕いたすぞ、

b.ははっ、こちらは平家物語にも登場いたします、源氏側の武将、佐々木盛綱(モリツナ)氏にごじゃりましゅ、

a.ここで源平の合戦(カッセン)があったと申すのか、

b.有名な藤戸の戦いがあったそうです、盛綱氏はその戦(イクサ)で敵方の大将を倒したそうです、

a.なるへそ、ちいとも知らんかった、こんなことなら、もうちょっと日本史勉強しとくんやった、

b.と、お決まりの嘆(ナゲ)きをかましたところで、本日はそんな藤戸盛綱橋(フジトモリツナバシ)のかかる倉敷川からのスタートでごじゃりましゅる、

a.それ気に入っちゃったのか、「ござりましゅる」、

b.いや、「ごじゃりましゅる」、

a.ええ、めんどうな、どっちらでもよいわ、

b.ところで、源平が戦っていたころ、このあたりは瀬戸内海だったんすね、

a.小高い丘は海に浮かぶ小島だったとか、今となっては信じられない話やけど・・・ちなみに、この倉敷川の上流に例の美観地区があるんだな、白壁の、大原美術館とかある、人気の、

b.ええ、ここは倉敷の中心部から海に出るコース上にあたるので、むかしは海を渡って四国へこんぴら参りをする人々で大いににぎわったそうです、

a.そういえば、今はサイクリングロードになった下津井電鉄の路線も、かつてはこんぴら参りの人々を乗せて大いに収益を上げたとか、聞いたことがある、こんぴら参りって流行ってたんやなあ、御伊勢参りみたいに、

b.すごいすね、ヒトを動かす、こういうチカラって

a.「金比羅(こんぴら)の文字が動かす人の群れ」、

b.さて、倉敷川を渡ってからしばらく、何の変哲もない(=ありふれてつまらない)と言ったら、ちょっと失礼かもしれませんが、

a.いや、たしかに、なんの変哲もない道、でも歴史ある電車道のせいか、とても走りやすいのも事実、

b.そんな中、小さな児童公園に今まで一度も見たことのない犬の滑り台が、



a.これはすこぶるユニークじゃのう、

b.よく見ると、犬の鼻先に骨付き肉まで置いてあります、

a.誰の作品なんだろう、これはもう、アート作品と言ってもいいほどの傑作すべり台じゃ、

b.犬淵公園、「イヌフチ」、「イヌブチ」読み方分からないけど、ともかくここの地名にかけて、イヌのすべり台になったようです、ちなみにウェブで調べても何も出てきません、

a.オレはとても素晴らしいと思ったけど、みんな意外に冷たいなあ、

b.この公園を最後にしばらく苦手な幹線道路の歩道を走らされます、

a.けっこうな混雑ぶりやなあ、県道21号線、

b.瀬戸大橋につながる瀬戸中央道の水島インターチェンジがあるので、なおさら交通量が増えてるようです、

a.味気ないなあ、

b.でもインターくぐり抜けたら、すぐ静かになりますよ、

a.ていうか、だんだん山の中へ入ってくような、

b.と、見せかけながら、けっきょく先ほどの21号線と少し間隔をあけながら、峠ともいえないゆるい丘を越えて、児島の町中へ下っていくようです、

a.この辺もまだまだ味気ないなあ、それに下り坂になって道が分かりにくいわ、何とかしてチョンマゲ、せっかく京都からはるばる来てんのに、

b.この辺は目をつむるしかなさそうですね、元々は線路跡だし、観光地って訳でもないんやし、

a.まあ、そりゃそうだな、それにともかく最低一回は走ってみないと分からんしな、どんな道のありさまか、

b.このあたりからようやく雰囲気が一転するみたいですよ、並走してた県道21号線も左へ大きくそれて、

a.ようやく線路跡を思わすような駅のホームが見えてきた、駅名は、



b.「稗田」と書いて「ひえだ」、山すその高台にあって、少しかげりを感じさす場所ですけど、しっとりと落ち着いて、悪くないですね、

a.このゆるい坂を下りていくと、このあたりで一番大きな街、児島の中心部、

b.それにもう、瀬戸内海ですよ、すぐそこ、

a.海の感じはぜんぜんしないけど、みるみる都会になってきた、お金持ちのお屋敷や、そんなお金持ちのお坊ちゃまが通うような保育園も、




b.それにしても豪勢なお屋敷ですね、

a.外の壁からしてオーラ出まくりやな、庭に生えてるデカい木も天然記念物みたいや、

b.ここは、塩田(エンデン)開発で巨万の富を築かれた、野崎武左衛門(ブザエモン)さまの御屋敷でございます、

a.江戸時代後期の実業家、「塩田王」とも呼ばれたのか、王なら3000坪の敷地も当然か、でも、今はどうやってこの広大な御屋敷を維持管理してるんだろう、

b.さあ、それはじっさい聞いてみないと、でもこの時代にまさか塩田だけで食べてくのは無理だし、どうしてるのかなあ、野崎家、

a.500円の入館料を高いと見るか安いと見るか、

b.カメラ撮影NGなら高いですよね、でも軍事基地の見学じゃないし、庭園や御屋敷ぐらいは撮影しても良いんと違いますか、

a.そうかなあ、でもどうせなら、入館前に教えてほしい、そういう決まり事、

b.しかし、塩田王の御屋敷前で500円ぽっちの入館料にこだわって、立ち話が止まらない俺たちって一体、

a.後半へつづく、


アマゾンさんで調べてみるとさすが塩田王、
このようにずらっと関連商品が出てきて、ビックリ・クリクリ・クリックリ・・・
業務用ばかりやけど、ながめてるだけでも刺激的、やっぱり塩は大事なんやなあ、

アマゾンさんで買える、塩田王、関連商品一覧






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