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2013年06月01日

寺や川、杉や桜の吉野かな

こちらから大きな画像をご覧になれます。
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;E9093063-8E9A-4419-A4A7-9CCDE689A580


b.しかし、初めておとずれる町って良いもんすね、

a.それが歴史と自然の宝庫、吉野なら尚更(ナオサラ)、

b.川原に大勢、日よけのテントを張って、家族連れのような、

a.ここは海が遠いから、貴重な水辺なんだなあ、

b.ここからどうします?

a.やはりここまで来たら、吉野山、サクラの季節は過ぎたけど、

b.しかし、けっこうな坂が、

a.だいじょうぶ、いざとなったら近鉄の吉野駅からとっとと帰ろう、

b.それじゃまず、吉野神宮へごあいさつと、

a.Oh!いきなりきつい坂の始まりじゃ、

b.それにクルマも多いな、意外と、

a.芋ヶ峠の静けさが懐かしいよお、

b.とはいえ、あっというまに吉野神宮、

a.坂しんどいし、休憩かねて中に入ってみよう、

b.スリムな狛犬(コマイヌ)ですね、アバラが浮いてる、



a.この辺のこま犬は山で鍛えてるからな、ここで一句、「こま犬のあばらも浮くや吉野坂」

b.高台からとなりの大淀町も見渡せます、

a.吉野川にそって人々が大ぜい暮らしてるんだな、

b.けっこうな都会なんですね、もっと田舎なのかと思ったら、

a.この神社もデカいし、京都の町中にいるようだ、

b.やはり吉野は昔から重要エリアなんすね、

a.さてそれでは、一息入れたし、そろそろ山坂道にもどるか、

b.広いアスファルトは下千本駐車場まで続くけど、あとは昔ながらの細道です、

a.ところで出発地点の橋からここまで何m登ったんだ?

b.ここが323m、出発した上市橋は152mだから、171m登ったことになります、

a.けっこう登ったなあ、

b.100m下にあんな小さく、4階建ての町営住宅が、



a.リゾートホテルかと思った、なんか山に囲まれてステキだなあ、

b.でもスギ花粉とかどうなんすかねえ、

a.意外に都会の方が症状きついとか言ってなかったか、

b.「スギ花粉 都会と田舎」で検索すると、結果いろいろですねえ、都会の方が症状きついって意見が優勢ですけど、反対意見もかなりあって、

a.まあともあれ、ここからはやっと時代を感じられる小道、

b.道の両側にもいろんな店が並んでます、

a.自転車で良かった、クルマだと駐車場まで戻らなきゃならんし、

b.どことなく「千と千尋の神隠し」みたいやなあ、坂にそって食べ物屋が並んで、



a.これが山岳仏教の総本山、金峯山寺(キンプセンジ)か、さすがにでかいな、



b.15世紀の建築、当然、吉野杉をつかって、

a.いや、意外にも吉野杉は、大阪で酒樽に使われたらしい、

b.「吉野川をいかだで下り、和歌山港から海で大阪へ運ばれ、酒樽(サカダル)用の木材として使われた」なるほど、調べてみるもんすね、「灘の酒、吉野の杉に眠らされ」、

a.しかし、ここ吉野から熊野まで延々歩くのか、修行とはいえ大変なことだなあ、

b.試しにちょっと行ってみますか、

a.「試しにちょっとだけって」怒られるやろ、みんな真面目に修行してるんやし、

b.それもそうっすね、

a.じゃあ我々はここから右に曲がってと、

b.県道257号線、いきなり暗い森の道、下りのワインディングロード(曲がりくねった道)が続いとります、どこ行くか分かんないけど、とりあえず楽しいなあ、

a.下るだけ下って48号線に合流、一人旅のオートバイなら、このまま天川や熊野を目指して孤独に走るんやろなあ・・・




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