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https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;37C2E326-38B0-42BA-8B74-2CF231A03724
b.林道で山越えるって、どれくらいの峠なんすか、
a.今いるのが160m、峠は550mだから、400m登れば10mお釣りがくる、
b.何度も聞きますけど、なにが楽しいんすか、こんなきつい坂、のろのろと息切らして登って、
a.確かになあ、何でやろ、やっぱり山歩きとか好きなんかなあ、自転車こぎながら同時に山歩きしてる感覚も味わえて、一挙両得なんで、
b.山歩き自体はやらないんすか、
a.いちいち、あいさつすんの、おっくうでなあ、道の選択肢もそれほどないし、移動距離も景色の変化も限られる、もちろん自転車じゃ得られないスゴい感動があるだろうけど、自分にはチャリンコが向いてんだろなあ、けっきょく、
b.ロードバイクは乗らないんすか、
a.50も半ばのオイチャンの足だと、ちょっとした峠でもマウテンバイクのギア比じゃないと難しい、それにロードバイクの細いタイヤは硬いから路面の振動がモロ来るし、早くすり減るから維持費もかかる、クリート(=ペダルに靴を固定させる金具)もMTBよりデカいから、歩くとき不自由でしょうがない、
b.でもかっこいいでしょ、ロードバイクって、単純に速いし加速もいいし、外見スリムだし、
a.憧れはあるけど、やっぱり自分には必要ないなあ、体力あるカッコ良い若者に、そこはお任せしよう、
b.ところで、このブログでは折りたたみ自転車を押してますが、じっさい乗ってるのは、
a.折りたたみじゃない、2台を交互に乗ってるけど、1台はリジッドフォーク(サスペンション無し)のマウテンバイクにツルツルのスリックタイヤ、もう1台はロードバイクより太いタイヤがハマる、シクロクロスのフレームに前後ともマウンテンバイクのギア比、
b.でも、ツルツルタイヤの街乗りマウンテンバイクって何か格好(カッコ)悪いような、
a.でも、外見はともかく、これほどオールマイティーな自転車はないんだ、乗り心地はいいし、悪路もアスファルトも十分対応するし、安定感抜群だし、壊れにくいし、タイヤは長いこと減らないし、ギア比は足に優しいし、ブレーキはがっつり利くし・・・時速40キロ前後で走り続けるならロードバイクだろうけど、こっちは景色見ながらのんびり走るわけで、
b.じゃあなんで、折りたたみ自転車を押すんですか、
a.他の地域は詳しくないけど、近畿地方に限って言えば、鉄道網が張り巡らされてるから、輪行に最適なエリアなんだ、だからとにかく輪行に最適なチャリンコということで、気楽に折り畳める自転車をすすめようと思った、琵琶湖ひとつとっても、JRがぐるっとサポートしてくれるし、新幹線なら京都〜米原がわずか20分、琵琶湖を一日で走りきるような特別な体力も根性も必要ない、しんどかったら近くの駅から帰って、また次の週やって来たらいい、週末、JRにチャリンコと好奇心、そしてほんのちょっとの体力を乗せるだけで、信じられないほど世界が広がっていく、これはクルマでも歩きでも不可能なチャリンコだけの特権なんだ、
b.なるほどねえ、ところで、すっかり長話してしまいましたが、ココはどこです?、棚田にキレイな花が咲いてますが、
a.林道の入り口付近、だいぶ目線も高くなってきた、
b.そこから、きつそうな坂をほぼ登り終えた30分後、
a.さすがにながめ良いな、
b.奥の方に見える「畑(ハタ)」集落が日本の棚田100選に選ばれてますね、
a.滋賀県じゃココだけか、貴重なエリアなんだなあ、
b.ちなみに、手前の棚田は大きさもそろってるし、角がカチっと直角で新しい感じがする、
a.機械を入れて作業しやすいよう工夫されてるのかも、よく分かんないけど、
b.こうやって上から眺めると、さっき登ってきた鴨川が細い森のようだ、
a.もうココまで来たら峠は目前、あとは足を止めて、涼しい風を浴びながら琵琶湖へ下るだけ、足軽気分から一転、殿様気分じゃ、
b.峠を下り始めてさっそく、広々と琵琶湖のながめにござります、殿(トノ)、
a.向かいの山は何と申すか、
b.彦根市の南、びわ湖のほとりにポツンとそびえる荒神山(コウジンヤマ)284mにござります、
a.うむ、びわ湖の湖面が海抜85mゆえ、ふもとから頂上まで約200m、ちょっと平地に飽きたとき登るにちょうど良い高さじゃのう、
b.じゃあ次の旅路はおそらくあの山のあたりとか、
a.うむ、近江はいずこも遊び場、遊び場だらけじゃ、
b.び場び場、でございますね、
a.はあ、ビバビバ、ノンノン、
b.ハッ、ビバビバ、ビバビバ、
より大きな地図で 鴨川上流からびわ湖へ林道越え を表示