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2024年10月30日

効率の悪さを楽しむのんびりカメラがええねん!

なに見てるんすか、

悪いけど、今から言う金額、計算してくれるか、

また散財(さんざい)すか、

ちがうわ・・・ほな安いほうから4点、60,530円、91,810円、116,650円、最後はぐっと高価な197,820円、これら合計したらなんぼや、

46万と6,810円すね、

ここから42万9,800円引いたらなんぼになる?

3万7,010円すけど、なんすかこれ、

ペンタックスのフルサイズ機『K-1 MarkU』(ケイワン マークツー)と、それに装着する広角・標準・中望遠それぞれの銘玉(めいだま=写りの素晴らしいレンズ)計3本の豪華4点セットをメーカーのウェブストアから購入するとどれほど安くなるかという計算、

会員価格なんで、ログインしない画面上の金額とはちょっと違いますけど、まあしかし、高額セット販売にしては、それほどのお買い得感は・・・

レンズ・ボディとも3年保証付きなんであまり無理は言えんけど、できればレンズ1本分タダにするとか、5万円ていど値引きするとか、あってもええような、

でも、この動画を観てちょっと思うんですけど、レンズに対してボディがデカ過ぎて、ちょっとバランス悪いような、

話題の部分から再生されます


フィルムカメラの時代は名機『PENTAX LX』に代表されるように、カメラボディもずっとスリムやったけどなあ・・・ホンマこのサイズ感なら買いなんやけど・・・

なんなら動画撮(と)れんでもええし、思いっきりスリムで軽量なフルサイズ機がええねんけど・・・なんならAFも液晶も省略して、レンズも重厚な手ごたえのフォーカスリングを復活させた単焦点マニュアルフォーカスレンズを広角・標準・中望遠の三点セットで売り出すとか・・・そればっかり考えてるなあ最近・・・機能多過ぎでゴテゴテしすぎとんねん、きょうびのデジタルカメラ、

できればそれくらい冒険して欲しいすね・・・そうしたら人々の中に眠っている潜在的な購買意欲も刺激されて、そうとうヒットするんちゃいます、

そうなると光学ファインダーのありがたみも本格的に再評価されるわけで、フィルム時代みたく二重像合致式(にじゅうぞうがっちしき)とか復活させて、自分の目と指でピント合わせする優雅な時間を楽しめるのに・・・今のペンタックスのレンズはAFメインなんで、どのフォーカスリングもスカスカでオマケみたいや、

飛ぶ鳥を追尾したりするハイテクのAF(えいえふ=オートフォーカス)は他メーカーの得意分野としてそちらにおまかせするとして、ペンタックスさんには他がマネできない独自の方向性で突き進んで欲しいすね、

他メーカーのあと追っかけて、二番煎じ(にばんせんじ=劣化(れっか)モデル)で似たり寄ったりやったところで面白くも何ともないし、

ペンタックスユーザーとしては、このブランドで無いと得られないワクワクドキドキこそが欲しいわけで、

そういう意味でも、カメラまかせの高性能に突き進むのではなく、頼りない人間の感覚でカメラを不器用に操作する楽しさをこそ復活させてほしい、

極端に言えば、「高性能AFを求めるなら、他メーカーへどうぞ、ペンタックスは人間がカメラに関わる楽しさを最優先するために、あえて時代に逆行してマニュアルフォーカスを復活させます」とか、それくらい思い切って欲しいすね、

素晴らしい見え方をする光学ファインダーの中で、重い手ごたえのフォーカスリング回しながらピント合わせする楽しさって、今はもうペンタックスでしか味わえないわけで、ああ新品のちゃんとしたマニュアルフォーカス標準レンズ欲しいなあ・・・なんなら一般的な50oよりかなり広角寄りなペンタックスこだわりの43o標準レンズとか、

オートフォーカスの便利さと引き換えに失われた楽しさって確かにありますしね、時代に逆行するカメラやレンズがひとつくらい製品ラインナップにあってもいいすね、

新幹線の時代にあえて在来線でゆっくり旅する趣味の列車が人気になってるし、カメラにもそんなゆったり感が欲しいんや、

そういうカメラを作るのが歴史あるKマウントとペンタプリズム光学ファインダーをいまだにつらぬくペンタックスさんの使命なのかもしれませんし、

じっさいオートフォーカスとかズームとか、ビデオ動画ではどうしても必要になる技術やけど、スチルカメラを突き詰めれば、どちらも迷走の始まりというか、はてしない高性能の迷宮をさまよい続ける地獄というか・・・それはフィルム時代から強く感じてたことで、

マニュアルファーカスの単焦点レンズって、ビデオ撮影には不便で仕方ないすけど、スチルカメラではまさに王道(おうどう=基本中の基本)というか、楽しみの根幹(こんかん=もっとも根っこの部分)と言いますか、

たったひとつの画角に心を集中させて、自分の目と指先でピントを合わせる静かな時間・・・この効率の悪さこそスチルカメラ本来の楽しさちゃうんか・・・そこをわかって欲しいんやけどなあ、メーカーさんには、

たとえるなら、変速機を自転車からはずして走った時に初めて感じられるシンプルな楽しさというか、自分がより自転車に深く関(かか)わっていく楽しさというか、自身が自転車の一部になるような一体感というか、

登れない坂は歩くしか無くなって効率悪いんやけど、サイクリングに歩きの場面が組み込まれることで、逆にその不便さがだんだん楽しみに変わっていくというか、

歩きと自転車が組み合わされて、互いを引き立て合うようになって、よけい楽しくなると、

最初のころは登れない坂をわざわざ歩くのうんざりしたけど、最近はその逆で「ああここ歩きたい」という場面がじょじょに増えてきて、登り坂とか関係無く歩き始めたりして・・・そうなると自転車をこぐあたりまえの動きがメチャ新鮮で楽しく感じられたり、

自転車は電動アシスト化し、カメラもどんどん高性能化して、それじたい便利でいいことなんすけど、同時によりレトロでシンプルさをきわめた自転車やカメラもずっと作り続けて欲しい・・・ただそれだけのことなんですけど・・・なんかいまだに横並びで競争する悪(あ)しき習慣がまだ足を引っぱってるというか、

ひとことでレトロ(=懐古(かいこ)趣味)と言ってもヒトそれぞれで、フィルムカメラまでもどりたいヒトもいれば、自分のようにフィルム部分のみデジタル化したメチャシンプルな『令和のデジタルLX』がほしいヒトもいるわけで、この時代にフィルムカメラを図面から作りあげたペンタックスさんなら、この夢もかなえてもらえるような気がするんやけど、

じゃあ現行(げんこう)のフルサイズ機『 K-1 MarkU』が、外観や機能をもっとスリムにしぼりこんで、より小型・軽量・安価になったら即買いと、

現行モデルはあまりにボテッとし過ぎて中判カメラみたいやし、せっかくフルサイズ向けに用意された3本の小型軽量なリミテッドレンズとのバランスがぜんぜんやし、

なんなら、多機能で高機能で重デカい高価なモデルと、シンプルで小型軽量を売りにする安価なモデルの2(ツー)タイプ用意してくれたら有り難いすけど、

フィルムカメラ時代のニコンさんみたく、ハイエンドのAFデカ重(おも)カメラF4と、サブカメラとして入門用フルマニュアルのFM2があったように、2(ツー)タイプあったら理想やなあ、無理ばっかり言うてるけど・・・

「単焦点レンズ最高とか言うといて、使(つこ)てるレンズがフィッシュアイズームかいな」と突っ込まれそうですが、これこそフィルム時代からペンタックスさんでないと味わえない独自の超広角ズームレンズ・・・最新のコーティングでより高性能化して、レンズの先端から2.5センチまで寄れるマクロ的使用もできるスグレモン・・・
IMGP1369(18).JPG
PENTAX KP + HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED 

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