2024年11月02日
メチャ好っきゃねん PENTAX! レンズ先端から25ミリまで寄れる超広角マクロズーム HD PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED
前回その画像ものっけたフィッシュアイズームレンズですが、
どっちかと言えば、一本気な(いっぽんぎな=一点集中タイプの)単焦点レンズが好きやけど、このズームレンズはとりわけ強烈な個性的魅力があって、フィルムカメラ時代から無視できない存在なんで、このさい紹介しておこうと、
自転車に目覚め、それと連動するようにカメラも趣味にし始めた1996年、まだフィルムの時代からフィッシュアイズームは存在してたんすね、
開発秘話はこちらから
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/technology/hd_coating/Feature02/
当時こんな個性的レンズを世に送り出してるのはペンタックスだけだったんで、このレンズが気になって仕方なく、このレンズのためだけにペンタックスユーザーになりたかったほど・・・けっきょくペンタックスLXとコンタックスRXの私的最終選考で後者を選んだので、フィッシュアイズームの購入はごく最近やけど、
けっきょくフィルム時代のカメラ選びは、50oのプラナーを付けたCONTAX RXと世に出たばかりの初代 RICHO GR の組み合わせで落ち着くことに…
このデジタル版がひたすら欲しい!液晶も無くしてRAWだけ撮れる超硬派モデルなんか世に出た日には「アカン、惚(ほ)れてまうやろ!」
で、どうすかフィッシュアイズームのほうは、じっさい写してみて、
超広角の威力をイチバン感じたのは意外にも森のなかとか・・・頭上(ずじょう)に茂る木々のミドリや枝振り(えだぶり=枝が広がるようす)などの複雑な全体像を、どのレンズよりも広くいっぺんに収めることができるし、森には直線成分がほとんど無いから歪曲(わいきょく)もあまり気にならんし、
逆に言うと、直線成分そのものみたいな地平線・水平線や人工物は苦手なんすか、
使い始めはワザとグンニャリ歪(ゆが)ませて面白がれるけど、じき飽きてくるし、地平線をまっすぐにしようとすれば上下の撮影範囲もひとつに決まって来るし、
なもんでこういうカーブなんかは歪曲まかせでええ感じに誇張できたり…
マクロ的な使い方はどうすか、
そこがイチバンの魅力で、じつはペンタックスのすべてのレンズで、マクロレンズの次に撮影倍率が高いのがこのフィッシュアイズームなんで、最大撮影倍率0.39倍は大いに活かしたい所、
レンズ先端からわずか25ミリまで寄れるのはスリリングですね、超広角のおかげで被写界深度(ピントの合う範囲)もメチャありますし、
誤って被写体にレンズが触れても大丈夫なように、防汚(ぼうお=汚れに強い)コーティングもされてるし、最新モデルでは逆光に強いHDコーティングも施(ほどこ)されてまさに接写三昧(せっしゃざんまい=近接撮影万歳!)、
ところで話変わりますけど、あの高価なモノクロ専用機は買わないんすか、
そりゃメチャ欲しいけど、最近はちょっと落ち着いてきて、
それはまたナゼ?
ひとつのRAWファイルからカラーとモノクロの2(ツー)パターンをいつも現像して比較できるようにしとくと、それぞれの長所や短所があれこれ分かってきて、カラーが活(い)きる場面もあれば、モノクロでなければ決まらない場面もあったり、カラー・モノクロともにオモロイ場合もあるんで、こういう楽しみ方もなかなか悪(わる)無いなあと、
高価なモノクロ専用機なんで、これをレンタルできるなら、数日間でもじっさいに写して、それから購入するかどうか検討してもぜんぜん遅くないと、
フィルム時代から続く名作スナップシューター RICOH GR の28oモデルと40oモデルの2台分の価格やし、おいそれと買えるカメラやおまへんで、
こうやって比較して見せられるとその差はあきらかやけど…庶民に立ちはだかる30万円の壁というのもあって…