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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2024年10月20日

ボルテスXレガシー見てきたので

まあ封切り日直後なのでかるーく

全体的な感じで乾燥まとめると
・ボルテスの再現度は極めて高い
・スーパーロボットの殴り合いシーン見るために行くのありってくらいガッツリやってる
・ドクガガ戦は武装から〆めまですごく良かった、バイザンガはややテンポが悪い
・BGMのアレンジも結構入ってる、EDのアレンジがガッツリ流れる
・テンポと編集に難と言うかちょくちょくワープが入ってる、特にドクガガで顕著
・時代の変化なのか単に文化の違いか実写化に際しての変化なのか表現の変化がちょくちょくあり
・そのせいか細かい設定変更あり(特に日吉・比リトルジョン関係が顕著)
・オチで出てくる謎のおっさん(原作履修済みなら皆知ってる彼)
・博士が似てる

一部ネットで感想まとめがあるのですが、まま大体同意という感じでした。ちょくちょく細かいところで難ありだが見どころがあるところは見どころがしっかりあるし愛はあるつくりですね、このあとMXで20話分短縮版がやるそうらしいのでそれも見る予定、見れる時間にやってくれるか?

2024年09月23日

トランスフォーマーONE見てきたので感想…手堅い作り、そしてかなり面白い

ちょっとトランスフォーマーONEを見てきたので感想を、いつもと違い感想のみなので解説などはなし、ネタバレも多分なし。

総合的に言うとかなり面白かったです、労働者ロボットのオライオン時代のオプティマスがD16と言われていた頃のメガトロンとともにサイバトロン星で行方不明になっているマトリクスを探す中で真実を知り、それぞれがオプティマスプライム、メガトロンとなる話になります。

話し自体は割とアメリカの3Dアニメ映画的な構成ではあるのですが、テンポが良いいい意味でよく動くアニメで、トントン拍子にどんどんと星の真実に向かっていき、最後には2人は袂を分かつ事にという話。

とにかくセンチネルがあまりにもルネチンセだったり、割とガチで戦うどこかで聞いた声のアルファトライオンが見れたり、イジェークトが聞けたり、割とネタにされまくってきた例の武器が登場したりといろいろと見どころ多数。とりあえずTF知ってりゃ見てきて損なしといった感じの内容でした。馴染みの顔がモブに含まれてて探すのも楽しみの一つ、まあまともに見つけられなかったんですが。

作り自体はかなり手堅い感じといいますか、割とよく見る海外3D映画ではあるんですが、スタッフがディズニー系のCGアニメということでディズニーっぽさはあり、その手堅いというかツボを色んな意味でしっかり抑えているのはポイント高し。

D16(メガ様の労働者時代)の名前は当時の玩具のナンバーが16だったと言われてはーとなりました、私リアタイでG1は見てないので、そもそも生まれてもない、最初のリアタイTFはゴリラですので。

良く考えてみると今年はゴリラの方も見てきたので2作映画がやっているという事実に驚いています。そう言えばゴジラもマイゴジが終わる前にコングが始まってましたが。今年の干支はゴリラってくらいゴリラ推しの年ですね。

2023年05月25日

マグネロボ・ガ・キーン


マグネロボ第二弾で鋼鉄ジーグの後番組。やはり磁力で合体するロボットが主役。ジーグと違い東映オリジナルのアニメになっている。

男女で合体して1つのロボを動かす図式であり、所謂サポートメカにヒロインが乗らず直接男女ペアで戦闘に参加するという野心的な構造をしている。とは言えシナリオはほぼ猛の武者修行系の話や独断専行系の話メインで舞のエピソードは多くないのだが。

ロボット(ガ・キーン)は専用空母ゴッドフリーダムで運用され、固定の基地はない。

ジーグの後の割にはあまり強化パーツが登場せず、特にジョイントに外付けするタイプの装備は後半から。そのせいかバラタックはやたらパーツの種類がある、極端から極端へ走った形に。

登場メカ
ジーグと違いあまりパーツの種類がなく、ガ・キーン重戦車の登場も後半になってからである。

ガ・キーン:マグネマン・プラス(猛)、マグネマン・マイナス(舞)
青いロボット。マグネマンプラス、マイナスがスイートクロスしてコアを形成し、それにゴッドフリーダムから射出されたガ・キーンパーツが合体して完成する。サイズがジーグと比べて5倍位の大きさになっている。飛行能力はないようで、プライザーとマイティを装着して飛行する。近接戦用の装備が多めだが、ビーム系もそこそこあり。

ジーグと違い換装パーツの種類が少なく、また本体パーツがデカいせいか予備が少ないらしく大破すると修理が必要になる等、ジーグみたいに積極的なパーツ換装は行っていない。

ガ・キーン重戦車
ガ・キーンが乗る乗り物。登場はかなり後半になってから。

マッハウィング
ガ・キーンの強化パーツの1つ、後半になって登場する。ガ・キーンにも3種類のパーツの予定があったそうだが、結局出てこなかった。

バリアントアンカー
ガ・キーン重戦車の強化版&マッハウイングつき。

ガ・キーン(本体)
名前がわからないが、猛と舞がスイートクロスした形態、ジーグにおけるジーグヘッドに相当するがただの六角形が2つ繋がっただけの形をしており、ジーグみたいにこの形態で独立して戦うことは不可能で、そのままガ・キーンパーツと合体するだけ。スイートクロスというのも中々色々あれな感じのネーミングである。この状態になると二人でセリフがハモる上に男女で半々の状態になるため、あしゅら男爵状態とも言える。

マグネマンダミー
マグネマンの代用として作られたメカ。片方がかけてもスイートクロスでガ・キーンになれる。しかしこれだと戦闘力が大幅に下がるため失敗した。

プライザー:マグネマン・プラス
男ロボ。将棋のコマから手足と体が生えたような構造をしている。飛行能力を持ち、マグネマンがガ・キーンと合体したあとはそのガ・キーンの飛行システムとして使われている。

マイティ:マグネマン・マイナス
女ロボ。プライザーとデザインは大体同じだが、プライザーが赤系なのに対して白系。

スピリットエンジェル号
マグネマンがゴッドフリーダムから出撃するときに乗る乗り物。プラスがスピリット、マイナスがエンジェルに搭乗、出撃までは合体しているが、その後分離してそれぞれプライザー、マイティの操縦席になる。

カッターフラッグ
プライザー&マイティの強化パーツ。一言で言えばカッターの形をした羽がついているスクランダー。使い方もそのまんま、背中に装着して敵をスクランダーカッターの要領で切り裂いたりする。

ゴッドフリーダム
空母。なかなかすごい名前。ジーグと違いガ・キーンはデカいのでガ・キーンパーツもデカいのでビッグシューターみたいな輸送機での輸送は無理なので空母から直接射出する。空母サイズで大きさははっきり言及されていないが艦載機はあまり多くなく専ら

デリバリー号:小松独、肥前太、辻天才
輸送機。ビッグシューターと違いサイズが大きすぎるせいかガ・キーンパーツまでは乗っけられない。カッターフラッグは搭載可能。

戦闘ヘリ:小松独、肥前太、辻天才
名称不明だが、最初の戦闘で撃墜された、パイロット3人は脱出している。それ以降は3人の乗機はデリバリー号がメインになるためフェードアウトした。

イザール星人
合成獣
イザール星人の使ってくる〜獣。名前の通り複数の獣を合成して作られている。

コックローカー:コックロー
コックロー将軍が乗る乗り物。コックローは出番が多いこともあり、コックローカーで出撃する子が多いため出番が多い。

スタッフィーカー:スタッフィー
スタッフィーが乗る乗り物。コックローのと比べると出番は少なめ。

ニセガ・キーン
おなじみ偽物。偽物にありがちな目付きが悪いとかがなく、本当に瓜二つかつ戦闘力も高いく、ガ・キーンをかなり苦戦させている。ただし事実上囮みたいな使われ方をしていた。登場時にテロップで偽物とバラされている。

登場キャラ

ゴッドフリーダム

北条猛
マグネマンプラスになる、その体質からマグネマンの適正買われてゴッドフリーダムにスカウトされた。武道家の家系に生まれ、父に鍛え上げられる。その強い父を倒すべく武者修行を続けていた。初期はガ・キーンに乗るのも乗り気ではなく、問題行動をお越しては周囲と喧嘩するのを繰り返していた。何かと因縁のある相手が多く、その敵と戦うことが展開的に多々ある。

花月舞
マグネマンマイナスになる、特にマグネマンの適正はなく、相当な訓練の末に変身が可能になっている。マグネマンマイナスになるとなんか妙に化粧が濃くなる。性格にはあまり癖がなく、やや影が薄くなりガチ。

花月守
ゴッドフリーダムとガ・キーンを作り上げた博士。イザール星人の侵略を予見したが周囲からは相手にされていなかった。

小松独
デリバリー号に乗ってる人1、独と書いてひとりと読む。孤児であった。初期は何かと協調性のない猛と衝突が多かった。

肥前太
デリバリー号に乗ってる人2、名前から分かる通りデブ枠。妹がおり、よく妹に振り回されている。周囲に対してガ・キーンを動かしていると嘘をついたこともある。

辻天才
デリバリー号に乗ってる人3。天才と名前がついているだけにメカには強い。

肥前カオル
太の妹、なんか出てきてそのままゴッドフリーダムに乗り込んでいた、行動力が高いが故に周囲はよくフリマ和わされる。チックタッカーというメカを開発して戦闘に参加した。

その他地球人
北条徹
猛の父、猛を上回る武闘家で、猛はこの父に勝つことを目標にほぼ家出状態になっていた。

北条琴江
猛の姉。半ば母親みたいな立ち位置。

イザール星人
ブレーン総司令官
ブレーンと名前があるように脳が大きい。大型でいかつい外見をしており見た目は偉そうだがあくまで司令官で皇帝ではない。最後の方でガ・キーンに直接戦闘を挑み敗北する。

地底将軍コックロー
モチーフは名前からして黒いあいつなのだろうが、言われないとわからない。よく出てくる将軍で多くの合成獣はコックローの指揮下。

海底将軍スタッフィー
昔任天堂が出していたゲームとはなんの関係もない。ヒトデをモチーフとした幹部でイザール星人サイドの紅一点。コックローと比べると出番は少なめ。終盤はコックローカーに乗って戦闘するもガ・キーン不在の状態で敗北して死亡。

情報長官デバイス
他の2人と違い情報長官の肩書通り直接の戦闘にはあまり加わらず、情報収集に務める事が多い。部下が結構よく出てきており、ゴッドフリーダムに潜入したりしていることが多い。鼻からなんかコード状のものが鼻毛みたいに飛び出ている。最後は皇帝を守ってガ・キーンと戦闘するも通用せず瞬殺されて終わる。

イザール帝王
途中で出てくるが、ほぼブレーンがイザールのボスポジであり、帝王の出番は最後の方ちょっとだけで、ブレーン長官が戦士したあとにイザール星人の指揮を直接取るが、すぐに敗北して死亡した。

感想など
なんか全体的に特徴的な部分を除けば普通と感じました。設定段階では野心的な感じはあるんですが、実際に作ると真面目で堅実な内容と言いますか。協調性のない一匹狼の格闘家の少年と父親の確執の話が中心で良くも悪くも話の作り方は70年代的と言いますか、本質的に真面目なアニメ。

時代を感じる安定しないイザール星人の設定
イザール星人の設定はかなり不安定だ、初期だけ見ると「過去の地球を侵略しようとしたが天変地異の結果大きく勢力を衰退させ、挙げ句人類の団結力に敗北して地底に逃れた種族」のような感じで説明されているが、途中からなんかこの時代によくある母星が危機で地球侵略して移住作にしようとしている宇宙人へとシフトしている。また似た設定のゼーラ星人と違いイザール星の描写はほとんどなく、イザール星人がどういう種族かもイマイチはっきりしないまま終わった。

この不安定な設定は70年代的と言うか、当時のアニメが次の段階へ発展しようとしている中での模索なのだろうかと思う。

若干方向性が曖昧なガキーンと男女ロボという早すぎた概念

ガ・キーンはジーグと比べるとパーツの種類が少なく、特にジーグバズーカみたいな一部パーツを換装するタイプの武器が…あったっけ?という感じ。
次のバラタックが初期から色々武器が出てきていた事を考えると、ガ・キーンの装備の少なさはなんだったのだろうかと思ってしまう。
また男女ロボというのは早すぎたというべきか、舞はメイン回も少なく、まだ結構扱いに困っていた感が拭えない。

2023年05月20日

大空魔竜ガイキング

概要

76〜77年に縫製された東映制作のロボットアニメ。一応テロップではダイナミックが企画段階では関わっていたようだが、東映オリジナル扱いのようで、LODやダイナミック参戦前の初期ロボガを見る限り完全に東映版権扱いである。

マジンガー以降ガンダム以前の作品ということもあり、戦争という形式と勧善懲悪という形式の両立を狙っているような設定が見える。特にゼーラ星の人工救世主ダリウスがいつまでも成果が出せず最終的に暴走してゼーラ星の独裁者となる形で地球侵略を開始する、それ以降はゼーラ星も無視して手段を選ばなくなっていき、最後はゼーラ星の救世主的な役割も放棄するという流れでもはや元の目的する失って総攻撃を仕掛けるも速攻全滅してしまい最後はダリウスも討たれるという流れは、ダリウスの持つ二面性を表していたといえる。

またゼーラ星も滅亡寸前の中で、ダリウスに住民が駆り出され洗脳される、ゼーラ星人も基本一枚岩ではない、更に大空魔竜とガイキングデザインもドクロをかたどったどこか悪のメカとでも言うべきデザインをしており、かなり色々と攻めた要素を感じる内容でもある。また初のロボット母艦の登場するのも特徴。

またロボットに関しても登場するのはガイキング1機のみだが、場合によってはガイキング以外のロボを作ることも不可能ではなさそうな程度には科学力が進んでいると思わしき描写があり、大空魔竜に関しては別の兵器のプランも多数存在したことが示唆される、軍の兵器にも戦車以外に未来兵器のようなものが混じっておりある程度だが暗黒ホラー軍団に対抗できている等、地球側の軍事力も割と多きことも示唆されている。

OPではこれと行った演出もなく唐突に「大空魔竜ガイキング」のタイトルが出現する等どこかシュールな雰囲気がある。

また当時のSF的な作品の隆盛もあってか、ゼーラ星人以外にも多くの異星人が登場している。ピジョン星人、エメラルド星という星が登場している他、出身星も不明で宇宙をさすらう者たちも存在する。

本作は1年ではなく44話というちょっと少ない話数だが、後番組のジェッターマルス(アトムの続編的なアニメ)のために短縮された模様。

あらすじ
プロ野球チームレッドサンの二軍投手ツワブキサンシローは、一軍デビューの試合の前に謎の人物からの電話を受け、試合に出ないよう諭され、予備浅れる。そんな怪しい電話等一々相手にせず試合に出たが、そこで何者かの襲撃により負傷、選手生命を絶たれてしまう。その理由が彼の超能力を狙う侵略者「暗黒ホラー軍団」の仕業と知ったサンシローは、何度か迷いながらも、結局は暗黒ホラー軍団に対抗できるロボットガイキングに乗って地球を守るために戦うことになる。

登場メカ
大空魔竜自体が超国家プロジェクトとして建造されており、複数のプランの中から最も支持を得たプランであり、他にもダブルイーグルというプランがあるなど、別に大空魔竜以外にも選択肢がある状態だった。そのため割と技術力は高く、軍の兵器もそこそこの性能はあり、支援メカのスカイラー、ネッサー、パゾラーも分が悪いとはいえ普通に暗黒怪獣を破壊できる程度の性能がある。


大空魔竜:大文字博士、ピート・リチャードソン、ツワブキ・サンシロー、サコン・ゲン、ヤマガタケ、ファン・リー、ハヤミ・ブンタ、フジマヤ・ミドリ、ハチロー他

実はロボットアニメ初の母艦であり、これ以降はそれまでのロボットアニメの研究所から発進から、母艦から発進に変わる事でロボットの活動範囲が大きく広がることになる。大空魔竜も暗黒怪獣が南米やアフリカやヨーロッパ等海外に出現したときは大空魔竜を飛ばして出張している。あまり目立っては居ないが基地もある。
世界的なプロジェクトで建造されており、研究所独自開発という形でもなく、コンペで勝ち残って建造された歴史がある。

母艦だが単独の戦闘力は高い、武器は尻尾の機銃ほか、ガイキングに分離する頭部から発射されるガイキングと共通の武装、大型装備のミラクルドリル、ジャイアントカッター、ビッグホーン、 終盤にはガイキングに変わる新しい顔であるヴォーグ・アイを完成させて装備している。回によってはガイキングを出さないまま暗黒怪獣を破壊している時がある。

初期はガイキングを分離したらやることがなく丸まってるだけだったが、ミラクルドリル以降は単独での戦闘力を得た。ミラクルドリルは途中から追加された武器だが、サコンが暗黒ホラー軍団を騙して作らせている。他何かとパワーアップイベントが多く、ジャイアントカッターも暗黒怪獣の糸を破るための装備だし、彗星破壊用の大型ミサイルのゼウスミサイルや、最後の方にはヴォーグ・アイが搭載される等順調に強化されていた。

艦内は常に水平に保たれており、特にメディカルルームは徹底して守られているため、戦闘中に手術が可能である。

怪獣的な外見をしており、ゴジラみたいな声でなく。

ガイキング:ツワブキ・サンシロー
ガイキングの頭部が分離してそれに本体から発信したパーツが合体して誕生するロボ。ガイキング出撃中は頭部の武装が軒並み使えなくなるため大空魔竜の戦闘力は大きく低下する。
大空魔竜の目=ガイキングの腹の目になるため、ザウルザイザーなどのは大空魔竜にとっては目からビームだが、ガイキングにとっては胸からビームになる。概ね胸からビームのザウルザイザー他、胸から出てくる火球のハイドロブレイザー、目からビームのデスパーサイトなどがメイン、概ねビーム系が使いやすいのか多用されている。
他に角で敵を突き刺し電撃を放つパライザーやロケットパンチのカウンターパンチ、手裏剣風の装備であるカウンタークロス等があるが、やや使用率は低い。装甲剤はゾルマニウムというものが使われている。

強化型ガイキング:ツワブキ・サンシロー
月で大破したガイキングを修復、強化した姿。見た目が格子状のマジンガー口が消滅して、少しガタイが良くなっている。わかりやすい大きな変更点はフェイスオープンが追加されたこと。

超兵器ヘッド(フェイスオープン)
強化型に改造された際に追加された新しい顔。フェイスオープンの掛け声とともに通常の顔の中から露出する。いくつかの武器が解禁されて戦闘力が強化される。目くらましのアブショックライト、小型ミサイルのガイキングミサイル、光線のデスライト、日を吐くデスファイヤー等がある。
弱点は装甲が消えるため無防備になること、特にコックピットは無防備のためフェイスオープン状態でコックピットが破壊されサンシローが負傷したことがあった。
極めて凶悪な見た目のためネタにされる、当時子供が泣いたという噂もあるが検証は不能。

ミラクルドリル
大空魔竜及びガイキングの装備、サコンが暗黒ホラー軍団を騙して作らせた。見た目は一緒だがガイキングと大空魔竜用ではサイズが違う。大空魔竜版はガイキング本体くらいの大きさがあるためガイキングが無理やり投げて使ったこともある。

飛竜スカイラー:ファン・リー
空中戦用翼竜型?メカ。飛行メカなのでそれなりに使い勝手はよい。逃走する暗黒騎士を追撃して撃墜したこともある。全体的に大空魔竜のサポートメカは当時のスーパー系のサポートメカとしてはかなり戦える部類の性能をしている。火力不足感は否めないが。

魚竜ネッサー:ハヤミ・ブンタ、ファン・リー
水中専用ネッシー型メカ、飛行能力もあり普通に飛んでいる、後部座席もあり人の移動にも使われる。サポートメカでありながら普通に暗黒怪獣を破壊している回がある。

剣竜パゾラー:ヤマガタケ
陸戦用トリケラトプス型メカ、こいつだけ飛べない、なので一度町工場で改造したが駄目だった、その回ではその回でもらったアイテムで飛べたがその回のうちに壊れて結局飛べなくなる。特に意味はあるか不明だが首がよく曲がる。鼻のドリルは暗黒怪獣の装甲に穴を開ける事が出来るので、穴を開けたあと中にグレネードをブチこんだこともある。トリケラトプスのはずがヤマガタケのボス化も相まって丸っこいボディとギャグっぽい描写はどこか豚っぽく見えてしまう。

その他
戦車他
軍の戦車、この地球の軍事力は割と高いので見た目こそレトロな第一第二世代MBTといった趣だが、普通に暗黒ホラー軍団に割と対抗できている。戦車以外に謎のビームっぽいものを発射する装置などもあり、割と軍の戦力は大きい。

ダブルイーグル
大空魔竜と競っていた地球防衛メカの1つ。攻撃性能は大空魔竜を上回っていたとされるが…。開発者が暗黒ホラー軍団に協力して暗黒ホラー軍団の戦力にされていた。

暗黒ホラー軍団
ゼーラ星の人口神ダリウス大帝が結成した軍団。兵力は肝心の母体のゼーラ星が壊滅状態のため極めて少なく、最終回付近では地球総攻撃のときは大空魔竜不在の中でコンバットフォースとそれほど規模のない着陸地点付近に展開した軍相手に結構な損害を出して、帰ってきた大空魔竜にあっさり全滅させられる、そもそも兵力が少なすぎて着陸した火山周辺に展開させるだけの兵力しかなかったし。使用している戦力もよく見ると2000年くらい前の昔の古い暗黒怪獣や傭兵みたいなの含めているから自前で作れてないのも結構あるし。大空魔竜以外のプランであるダブルイーグルの件なども考えると果たして地球征服がまともに出来る戦力があったのか割と疑問。

この世界は普通に宇宙人がたくさんいる世界なので地球でもある程度暗黒ホラー軍団のことは知られており、普通に侵略開始前から侵略を世界規模で予期されて迎撃準備されてある程度普通に主力の怪獣に対する対抗兵器を用意されていたという意味で侵略宇宙人の中でも特殊な組織かもしれない。

グロテクター:デスクロス四天王
四天王が乗る魚型のメカ。4機でデスクロス現象を発生させてゼーラ星と地球をつなぐブラックホールを作り出す事ができる。

暗黒怪獣
暗黒ホラー軍団が使う怪獣。新造分とは別に地球に相当昔に降り立ったり潜入済みの暗黒怪獣も存在する。

デビルジャガー:エリカ
暗黒怪獣の1つだが、エピソードが印象的だった上にとどめを刺されたのも新兵器のビッグホーン、更に見た目的にリメイクのキルジャガーの元ネタのようにも見えるなど記憶に残りやすい。

ハニワ
過去にゼーラ星人が地球にやってきたときの遺産っぽい存在。複数回に渡って登場する。おなじみのあいつ。ある回では土偶をハニワと言い張り、ある回ではハニワ軍団が大空魔竜を占領したりもした。ある回ではミドリが邪馬台国の卑弥呼の生まれ変わりみたいな扱いを受けており、その回ではサンシローの顔が鋼鉄ジーグの司馬宙みたいになっており、まるで鋼鉄ジーグを見ていると勘違いするような内容だった。もうハニワ幻人でよくね?
この地球はかつてゼーラ星人が地球に色々干渉した名残が古代遺跡として各地に残されており、その1つのようだ。

その他
エメラルドの薔薇:エメルダ
エメラルド星の兵器、エメラルド星の王女エメルダが操り、暗黒ホラー軍団にエメラルド星を覆う毒ガス星雲を払う事を条件に大空魔竜を襲う。性能は中々高く、割と大空魔竜を追い込んでいた。

登場キャラ
ツワブキ・サンシロー
元野球選手、超能力者で超能力を使った魔球を習得してそれで1軍デビューを飾ろうとしたら、唐突に暗殺者が出現、腕を負傷して選手生命を絶たれてしまう。その後は大空魔竜隊にてガイキングに乗る。

超能力者ということで命を狙わせ選手生命を絶たれたわけだが、その後の超能力者設定は薄まりフェードアウト。しかし一応終盤にも超能力者設定は残っており、魔球は超能力を使っていたが、超能力なしでも投げられないこともないらしく、現役のレッド・サン選手に魔球の投げ方を伝授している。怪我は完治しておらず、素人は騙せてももう腕がどうにもならないそうだ。ただガイキングの操縦には支障はない模様。

大文字博士
大空魔竜隊の創始者にて大空魔竜とガイキングその他の設計者。侵略を予期して独自に開発したわけでも平和利用その他目的のロボを流用したわけでもなく、最初からコンペで勝ち抜いて予算が降りている。

ピート・リチャードソン
大空魔竜のキャプテン。父親が貨物船の船長だったが、飲んだ挙げ句嵐で母親ともども死亡してしまい、それを見たピートは厳しい性格になったとされる。

ファン・リー
コンバットフォースの1人。香港でキックボクシング世界チャンピオンだったこともある、サンシローやヤマガタケが駆け出しで引退する羽目になったのに対して、ファン・リーはチャンピオンになってから引退したこともあり割と界隈では名が知られている。そのせいか割と活躍が多めで、サポートメカ乗りでありながら暗黒怪獣の撃墜スコアがある。そのせいかしらないがコンバットフォースの3人の中ではなんとなくリーダーっぽい感もある。生き別れの弟がいるが再開と同時に暗黒超人に殺される等どうも身内運は悪い。

ヤマガタケ
コンバットフォースの1人、パゾラーに乗る。相撲取りだった大男。見るからにボスっぽい外見も相まってほぼボス枠。何故かヤマガタケだけヤマガタケでフルネームが不明。2年ほど前に上京しとある相撲部屋に入ったらしいが、大空魔竜にスカウトされてそのまま引退したようだ。

ハヤミ・ブンタ
コンバットフォースの1人、ネッサーに乗る。潜るのが得意なので水中ミッションでの出番が多い。サンシローの失態のせいで100針以上縫う羽目に。
如何せんメインキャラの中では不遇枠というか、影が薄い。中盤はほぼ出番がなく、ガチでそういえば居たっけという感じの時期があった、その上ネッサーの暗黒怪獣撃墜回ではネッサーに乗ってるのファンリーだし。メイン回が序盤と終盤なのが響いているのか。そもそも水中回の数が少ないのが一番の不遇ポイント。

サコン・ゲン
IQ340の技術担当で、大空魔竜の新兵器なんかの開発を行っている。洗脳された回では正気に戻ったついでに暗黒ホラー軍団を騙して大空魔竜を改造させている。大空魔竜のコンピューターが壊れたときは自分の頭脳を使って無理やり大空魔竜を起動させていた。

フジマヤ・ミドリ
大空魔竜隊の紅一点、一応博士の養子という設定だが、何故かフジマヤ。実は宇宙人(ピジョン星人)であり、地球に置いていかれた過去がある。移住先が見つかって迎えが来たが、結局大空魔竜に帰還した。何故か邪馬台国の卑弥呼の生まれ変わり扱いされた回もあった。

ハチロー
当時のロボットアニメにはよく居た子供枠キャラ。

その他
ダナオン
ビジョン星人の科学者。大空魔竜を支援するために兵器ペガサスとコントロール装置ペーラを開発して大空魔竜に提供しようとした。

ペガサスとペーラ
ダナオンが開発した超兵器。しかしペーラは戦闘的な心と良心の二面性のある性格であり、それがネックになっていた。

名村
レッドサンのコーチ、スパルタ教育で有名であり、サンシローを育てたのも彼。ガイキングに乗るサンシローを鍛えた他、レッドサンの監督としても再登場している。

山中大尉
終戦後も南島にて残っていた日本兵。ゾルマニウム鋼の鉱脈を発見しており、次の戦争は宇宙人相手だと予見していた。ゼロ戦を宇宙で飛べるように改造していた。

エメルダ
エメラルド星の王女、エメラルド星を襲う毒ガス星雲を払ってもらう事を条件に、暗黒ホラー軍団と契約し大空魔竜を襲うが…結果はまあ予想した通り。

暗黒ホラー軍団とゼーラ星
ブラックホールのせいで滅亡の危機に瀕したゼーラ星人が神として作った指導者がダリウスであり、そのダリウスが作った軍団が暗黒ホラー軍団。暗黒ホラー軍団の行動はダリウスが勝手にやっていることであり、ゼーラ星人はダリウスが地球侵略を行っていることすらほぼ知らなかった事が劇中で何度も描かれている。そのため最後はゼーラ星人とダリウスは最終的に袂を分かつ事になった。

ダリウス大帝
ブラックホールに飲まれて滅びゆくゼーラ星を救うべく作られた人工の神。長らくブラックホールにの研究を行っていたようだが成果が出ず、ゼーラ星の独裁者として君臨し、最終的に地球侵略を開始する。何故か口が凸についている。

一応使命のゼーラ星人を存続させて移住作を確保するという使命は守っており、一刻も早く移住作を確保しろ的な発言をすることも多かった上に、試験的にゼーラ星人を地球に移住させたこともあった。

しかし最後の方では市民の反発もあり市民を置いて暗黒ホラー軍団だけをつれて脱出しており、もはや本来の目的は完全消滅。その後の戦闘で軍団も全滅、大帝と将軍の数人のロボット将軍だけの軍団となっていったときはもはや彼の存在意義はないに等しかった。最終決戦でのガイキングとの戦闘はもはや一種の惰性とでも言うべきものであり、仮に大帝が勝ったところでなにも残ってない状態であった。

また地球以外にも有人惑星が多い上に原生生物しか住んでいないような惑星もある中で地球侵略に固執する、その上地球侵略も初期は戒めていたような描写があるなど、行動原理がイマイチ不安定であり、そもそも初期はブラックホールを消滅させてゼーラ星を救おうとしていた等、段階を踏んで壊れていったことが伝わる描写がある。しかし肝心のダリウスの心理描写は乏しいため、外面からの動きから察するしかできないのだが。

ガイキングが持つ勧善懲悪と戦争の両立という形を色々体現しているキャラであり、悪の親玉と救世主としての側面両方を持つキャラといえる。

デスクロス四天王
デスモント、アシモフ、キラー、ダンケルの4人からなる暗黒ホラー軍団の幹部。全員ロボットであり、ダリウス大帝が生み出した。そのためか不明だがダリウスに対しては逆らわず、最後までダリウスに従って全滅している。一応ロボットであるがゆえに戦闘力はあり、人間よりは大分大きいサイズであり、目からビームを撃つことが出来る。しかしとても大空魔竜に対抗できる戦闘力はなく結局あっさり全滅していた。

暗黒鳥人
その辺のゼーラ星人を改造して洗脳して作った下っ端戦闘員。肝心のゼーラ星が滅亡寸前のため元になる素体が不足しているため慢性的な人材不足に悩まされている。

暗黒騎士
暗黒鳥人より格上の存在。暗黒鳥人を更に改造してて作っているようだ。

803号
ゼーラ星人、ブラックホールに妻を吸い込まれ、娘とひっそりと暮らしていた。暗黒ホラー軍団に徴兵されるが、そのときに娘を殺されてしまったためその恨みから洗脳に耐え、暗黒ホラー軍団への復習を誓う。

サン博士
ゼーラ星人。地球へは平和裏に移住を行いたいと考えていたが…。

ミルンとモール
動物保護管の息子であるミルンと、保護化にあった原生生物モール。ミルンの父親が殺されたあと、モールはミルンを守っており、最終的に地球にたどり着く。
このモールの住んでいる星はゼーラ星ではないらしく、ミルンも普通に動き回っていることからゼーラ星人の移住先としてはこの星じゃダメだったの?と思ったりもする。

プロメス
古代の地球を整復しようとしてダリウスによって醜い姿に貶されたゼーラ星人の子孫。結局切り捨てられて、死亡時にヤマガタケに重力コントロール装置を提供したため、一時的にパゾラーが飛べるようになった。少なくともこの時代においてダリウスは地球侵略を考えて居なかったようだ。

ワイルダー
宇宙の略奪者、ダリウスが招聘した。最終的に火車カッターに敗北。

感想など
あれ、かなり面白くない?これ。なんかスパロボ参戦済みとは言えマイナーよりだが見た人間の評価が高かったのは知っていたけど、実際見て見るろアレ?これ面白いぞってなる内容。

何か作品自体がスーパー系からリアル系の過渡期感がすごくて、その結果が凶悪な外見で悪のメカにすら見える大空魔竜ガイキングであり、救世主と独裁者と心なき悪といろいろな顔をのぞかせ、最後は自らの存在意義すら失っても機械的に地球侵略を続けるダリウスの姿は何か色々思うものがある。

暗黒ホラー軍団の行動原理の謎
ガイキング世界には結構いろんな星が居住可能で、ある惑星は割と豊富な自然があり、ゼーラ星人の動物保護官が活動していたり、ある有人惑星は暗黒ホラー軍団に爆殺されていたりする。

爆殺した惑星や知的生命体が居ない星を征服したほうが早いんじゃないのかなと思ったりするのだがどうだろうか。アレだけ選択肢がある中から大空魔竜が居る地球にこだわるのかイマイチわからない。

ただ見ていると地球侵略の準備というか地球への調査などはもう数千年行っていたらしく、もはやコンコルド錯誤状態だったのではないかと、末期のダリウスはもう何がしたいのかわからない状態であり、本来の目的であるゼーラ星人を救う事を放棄した挙げ句、地球侵略すら事実上不可能に近い状況になっても大空魔竜を破壊することに固執していた。

地球侵略を開始したのは最近という問題
劇中で描写を見ると2000年前にプロメスの先祖が未開な地球人に対して地球征服をしようとしてダリウスに反逆者として罰を受けて地球に捨てられた過去がある。暗黒ホラー軍団の結成も比較的最近だったり、星が危機の割に宇宙の希少生物の保護活動をしているゼーラ星人が居たりと、どこか悠長で余裕があるような雰囲気もあったりするし、ダリウスの立ち位置が救世主であり、長らくあくまでブラックホール消滅の方向で活動していたが、最近になって諦めたのか暗黒ホラー軍団作ったあたり、色々思うことはある。

あまりダリウスの掘り下げらしい掘り下げはなく、暗黒ホラー軍団もアンドロイドと洗脳兵士ばっかりで完全にダリウスの手足でしかないし、肝心のダリウスもいろんな意味で役割を遂行している、つまり劇中ではゼーラ星の神であり、暗黒ホラー軍団の総帥であり、更に行動も最初は救世主、途中から独裁者、最後は星を捨てて滅亡というなんとも言えない流れであったが、とにかく考えれば考えるほどダリウスが考えていた事が色々想像できる反面、とにかくヒントがない。


2022年12月06日

超者ライディーン

概要
ライディーンをモチーフにした美少年変身ヒーローもの。

一応ライディーンと名前がついているがほぼライディーン要素はかなり薄い、ゴッドライディーンのデザインは旧ライディーンを意識したものになっている他、ゴッドバードチェンジ等ライディーン的な変形スタイルを持つなど僅かなギミックがライディーン、しかしムー等のなんとなくライディーンっぽいワードはほとんど出てこない。

完全にイケメンヒーロー路線を狙っており、変身時にはすっぽんぽんになる等かなり狙っている、実際にその路線での人気は割とあったそうだ。

前半は完全なヒーロー路線で毎回出てくる怪人(超魔)と戦うの繰り返しだが、かなり勢いよくオーブを回収されておりハイペースで話が進む。
後半はゴッドライディーンの効果で世界が世紀末になり、超魔もネームドのある程度外見性格に個性がある怪人タイプから人間に偽装したモヒカンタイプの名前がない雑魚モブタイプへとシフト、外見も量産型悪魔みたいな感じになる。

ライディーンとゴッドライディーンについて
あまり具体的にどういう存在なのかは語られなかったが、太古の昔から超魔と戦っていた存在らしい。ライディーンになると過去のライディーンの記憶が返信した者たちにダウンロードされる模様。毎回返信するたびに服が破れて戻るとすっぽんぽんになる。またゴッドバードチェンジで飛行形態に変形できる。変身の際のセリフは「超者降臨」、腕に目のような模様が浮き出て全身の血管が浮かび上がり、服が破けてクリスタル条の結晶が浮かび上がり、ライディーンになる。またライディーン化しなくても翼が生えて飛ぶことは可能。

基本的に服が毎回敗れるため、おまけコーナーにおいて毎回破れる服代がバカにならないとかネタにされていたことも。またゴッドバードチェンジする際に人体の構造を無視した変形をするため、おまけコーナーでその辺も飛翔がきらりから突っ込まれていたがはぐらかされている。

ゴッドライディーンはかつてライディーンたちによって作られた対超魔用のなにからしいが、詳細はイマイチ不明、かつて超魔を壊滅させたらしい。ライディーンが魔に敗北した際はその世界を魔ごと滅ぼすという正義であると同時にとても危険な存在であることが語られている。その圧倒的な力を求めたルーシュによって復活させられ、一時ルーシュによってコントロールされるが、一度宇宙に飛び立っている。

登場キャラ

ANGEL
主人公が所属する(一応)アイドルグループかつライディーンのチーム、表向きはアイドルグループとして活動し、その裏で超魔と戦うというもの、ただしグループ自体は玲子がライディーン関係なくアイドルグループを作ろうとする中で出来たもので最初からライディーンのための集団だったわけでもない。
一応アイドルグループとして結成されるが下積み時代の内に世界が世紀末状態になってしまい飛翔も行方不明になり後半になると活動休止という状態で、アイドルグループとしての派手な活動はほとんどなくきらりのバックダンサーやきぐるみの中の人やヒーローショーの代役、映画のその他大勢みたいな仕事がちょくちょく入っていた上に多くの仕事が超魔の妨害介入で最後まで完遂できずに終わることも多く、終盤にはダニーズ事務所より野外コンサート用のステージカーの提供を受けたが特に活用するまもなく最終決戦だったりと、芸能活動としてみるとなんとも残念な感じだった。

鷲崎飛翔:ライディーンイーグル
主人口。同級生。同級生瑠璃が目の前で転落事故を起こしてトラウマ気味で、彼女の見舞いによく行っている。母子家庭で生活はあまり良くない。妹がおり、玲子にはお兄ちゃんタイプとそのままの評価をされていた。

鳥飼銀牙:ライディーンオウル
殺陣士の息子であり、本人も殺陣士。当然剣術が特異。しかし父親が仕事中に負傷し引退したことから最初ライディーン入りに乗り気ではなかった。他と違い一応ある程度役者経験がある。

エース羽田:ライディーンコンドル
ニューヨークでストリートギャングのボスをやっていたが、そこに超魔が襲撃、そのままライディーンに覚醒したがライディーンに覚醒した際に戦うことを一瞬躊躇したため仲間をほぼ失う。
アメリカ人の血のせいもあり発育がよく背も高くガタイも比較的よく、16歳にしてはかなり大人びた外見をしており20代半ばにも見える。

鷹城電光:ライディーンホーク
お笑い芸人志望の似非関西人。親とはそのことで揉めていたが結局親に認められて、勢いで芸人ではなくアイドルグループANGEL入、一応飛翔と漫才コンビをくんでいるようだがイマイチ受けが悪い。きらいのファンだが、超魔に洗脳されて超魔を愛してしまった際にはきらりとその超魔両方を愛してしまい悩んでおり食事も喉を通らなくなり飯を残して去っていた時があるがその際にハンバーグだけは残しておくようにお願いするなど茶目っ気がある。

大鳥疾風:ライディーンファルコン
ショタ枠。両親ともに学者かつ研究対象が極地にあるものばかりなので家にはいない。本人も天才プログラマーでありゲーム会社社長で稼いでおり、家は豪邸だが親は家に居ない。そのためかなり孤独だった。

天賀井玲子
ANGELを結成したANGELのマネージャー、タレント事務所天使更生組合の代表。何故か超魔が見えるが特に説明が無かった。もともと自分のアイドルグループを作ってプロデュースするのが夢であり、超魔ともライディーンとも関係なくアイドル候補を探してスカウトしていた。



THE・HEARTS
大人気アイドルグループ、ANGELのライバルチーム的な立ち位置で中盤から登場した。残り5人のライディーンが所属している。

南条一夜:ライディーンクロウ
人気アイドルグループTHEHEARTSのリーダー。超魔を倒すためなら犠牲は厭わない派。すでにライディーンとしてもアイドルとしてもAngelを圧倒している実力者。

カイル・ムーン: ライディーンアーザス
日本通のオーストラリア人、時代劇とアニメで日本語を学んでいるため口調が怪しい。

椿聖人:ライディーンフェニックス
飛翔の幼馴染、もともといじめられっ子で飛翔に守られていた。その後北米に渡り両親を失いエースの一味にはいるが、エースのトラウマになっている超魔の襲撃の時に死亡、その後ライディーン化して復活、だからフェニックスと思う。そのせいでエースとの関係はギクシャクしている。

海堂忍武:ライディーンブラッド
脳筋枠でいつも鍛えている。

武者小路藤丸:ライディーンダイノ
ハーツ最年少の少年。幼少期より音楽に携わり天才肌。最年少で年齢が近いので疾風と絡むことが多い。
おまけコーナーで算数が苦手で引き算がろくに出来ない、更にハーツは基本的に体育会系で上下関係が厳しく、12歳の子供である彼は概ね下っ端で、忍武には毎日腕立て伏せ500回、聖人には毎晩藁人形を作らされ、カイルには部屋をアニメグッズ物置にされ、一夜には毎日680円(税込み)の弁当を買いに行かされてるなどが語られているが、いかんせんネタに走ったコーナーなのでどこまで公式設定かは不明。


ダニー天賀井
どこかで聞いたことがある感じのアイドル事務所、ダニーズ事務所の社長、で玲子の父親。


宮坂瑠璃
飛翔の同級生…だったが冒頭で転落事故を起こし意識を失い長らく入院している、有名アイドルのきらりと顔が瓜二つ。

西条きらり
大人気アイドルであり、ANGELとの関わりが多い少女。何故か宮坂瑠璃と外見が酷似しているが、その正体は瑠璃の分身体で、瑠璃がもつ双子座のオーブを守るために生み出されていた、幼少期に鏡を通して瑠璃と会話しているようなシーンがあるがイマイチ関係性はわからない。瑠璃が昏睡状態にある中で本人も何も知らないままアイドル活動を続けており、元の瑠璃とはかなり別の人格になっていた。

鷲崎まりえ
飛翔の母、母子家庭。

鷲崎つばさ
飛翔の妹。

超魔
はっきりと劇中で招待がわかるわけではないが、概ね悪魔のような存在。前半は悪の組織の怪人で名前と構成があり外見も幅があるのに対して、後半は大量湧きする個性が薄い所謂モヒカン的な属性の悪魔、モンスター的な属性が強く、描写の方向性がかなり変わっている。また前半のネームド超魔は首だけになってオーブを回収するもルーシュに処されてオーブだけ回収される等扱いはとても悪かった。
複数回に渡って登場する超魔も少なく、ルーシュを除くと物語の本筋や世界観にはそんなに関わらず死亡したサブヒロイン枠のエキドナくらいであり、今ひとつ集団としての性質はわからないまま終わった感じがある。
普通の人間は見ることが出来ず、超魔が暴れてもギャラリーの大半はただ爆発しているだけにしか見えない。ただし人間に擬態している状態だと見ることができるようだ。

ルーシュ・デ・モン
超魔のボス。超魔はほぼ幹部的なキャラが居ないせいでほぼルーシュのワンマン体制である。ゾディアックオーブを回収してゴッドライディーンを手に入れることを目的としている。
基本的に部下のことは大切にはしておらず、オーブを回収してきてもライディーンに敗北したのでそのまま処刑みたいなことは日常茶飯事。

エキドナ
下半身蛇の超魔、複数回に渡って登場する。銀牙に惚れてしまい結果ラブコメ系のギャグキャラ化するが、あまりにも惚れすぎて超魔を裏切ってしまい銀牙をかばい記憶喪失になり、その後は死亡してしまう。ちなみにメデューサもゲストとして別の話で登場する。

その他超魔(前半)
毎週1体出てくる怪人、目的はオーブ集め。初期はライディーンがオーブを守る事を理解していなかったためオーブの回収率はかなり高いが生存率は低い。名前は神話上の怪物その他の名前をしている、基本的に駒扱いなので扱いは良くなくよくルーシュに処刑されている。

超魔(後半)
世紀末的な感じになった世界を荒らしている、後半は超魔の存在感は薄く、壊滅気味の世界で暴れるだけの存在、リーダー格のルーシュも一度ゴッドライディーンが宇宙に飛び立って以降出番がなく、特に統率も取れておらず下手すると人間の密猟者の姿をして像を狩って食うような真似をしていた。ライディーン同士の戦いになっていったため悪さしているだけのモブ怪人である。最終決戦はゴッドライディーンとの戦闘であり、終盤数話は完全にフェードアウトしている。

前半は怪人→後半はモヒカン、という感じの立場。

感想など
あの頃のアニメ!って感じです、ひたすら。あー懐かしいって感じのノリです。前半明るめで好感妙にくらいのもなんかあの頃のアニメ感あります。大体あの頃90年代中歯〜00年代前半くらいのアニメって大体こんな構成だったなぁと、なんか懐かしい気分に浸れる私の年齢が…。

なんですけど、消化不良感が何となくあります。

前半の勧善懲悪と後半のライディーンバトル路線がいまいち繋がっていないというか、多分2クール予定4クール延長3クールなのかな?と思えてくきます。後期OP見てるとめっちゃゴッドライディーンがめだってるんですが、実際にはほとんど出てこない、ライディーンがゴッドライディーンの肩に乗ったり戦闘シーンとか色々あるのですが、なにか予定が変わった感じがあります。超魔に関しては前半は魔界的なところから来ている悪の怪人でヒーロー物の悪役感があったが、後半は世紀末のモヒカン化するなどノリがガラッと変わります。終わりもあっさりしてますし。

2022年12月04日

ロボット以外のメカのアニメはなぜ少ない?ちょっと考えてみた

ロボット以外のメカのアニメは少ない


このブログはロボットアニメ及び架空メカが出てくるアニメを扱うブログです。小学生時代の趣味が未だに抜けきらない大人が書いています。

このブログに来るような方なら皆ご存知でしょうが、ロボット以外の架空メカが出てくるマンガやアニメは極めて少ないです。また架空ではないメカを扱うマンガやアニメなどもそこまで多くはありません。

その理由を考えていきたいです。

ロボットアニメ以外の架空メカアニメが少ない理由

理由は調べる限り「売れないから」だそうです。

「人型でないと売れない」「飛行機はやめてほしい」マクロス「バルキリー」生みの親・河森さんの“受難”(ITmedia NEWS )

という感じでマクロスの河森正治のインタビュー。ロボット以外は売れない。ということで色々考えてみました。

メカが出るアニメとかマンガについてカテゴリを作ってみる

・人形メカ、生物型、所謂「ロボット型」のメカが出る
→搭乗式だ
→自立型だ
 →数メートル以上はある大型
 →人間よりは大型だが2〜3m程度
 →人間サイズかより小さい
  →知能は人間並かそれ以上だ
  →知能は低い

・非人形メカが出る
→実在メカだ
 →実在メカを実在のシチュエーションで使っている
 →実在メカを実在しないシチュエーションで使っている
→非実在メカだ
 →実在兵器寄りだ
 →非実在兵器だがそこまで玩具っぽくない
 →玩具っぽい

こんな形に分けられると思います。とりあえずですが。

まずは架空のロボット以外のメカアニメについて考えてみる

「リアルメカ」との競合

架空のメカと言ってもリアルな戦闘機とか戦車にすればするほど、実在兵器と差別化できなくなります。架空のリアル戦闘機を出すなら現実のリアル戦闘機でいいじゃんという話になってきます。

実在メカは現実が宣伝してくれます。リアル兵器はミリオタではなくてもミリタリー系のゲームでは定番ですし、最近は基本無料のミリタリーゲームも多いので、あんまりミリオタじゃない人種もゲームとして遊んでいることが多いです。そういうのが宣伝になるんですよね、となると玩具会社独占の架空戦闘機より、ありとあらゆるところに存在するリアル戦闘機のほうが商品として強いですよね。

だから下手なリアルな架空メカを作っても、リアルな実在メカには勝てないと思うのです。

実在するリアルメカは現実が宣伝材料だから販促アニメ作る必要がそもそもない

トミカプラレールなんかも大体別に子供向けの車電車番組なんてごまんとあるわけで、いちいち権利者がスポンサーになって直接販促する必要性は薄いです。実際トミカ系のアニメとかは大体非実在メカが登場する時だけ制作されます。

実在兵器も戦争映画とか放映されればそれが販促になりますし。トップガンマーベリックが今大ヒットしましたが、F14の宣伝にもなったことでしょう、しらんけど。

次に実在するメカを題材にしたアニメを考えてみる

権利関係がややこしい

実在メカを扱うアニメその他を作るのに関してはこれが一番大きな問題だと思います。

リアルメカはメーカーに許諾を受けているかと言うと「微妙」です。兵器に関してはすごく微妙、車電車に関しては昔はアレだったみたいですが、シンカリオンやジャイロジェッターはちゃんと許諾受けているようです。

シンカリオンはシンカリオンごとの性能差はJRのルール上決められているそうです。例えばつばめだけ空を飛べるのは一部の会社は許諾しなかったのでそこのメーカー製の車は劇中に登場しないです。
『シンカリオン』×『スパロボ』鼎談!改めて考えるロボットアニメの面白さと『シンカリオン』の重要性ここで言ってました。

ではミリタリーゲームの兵器はというとなんとも言えない、どうも結構グレーゾーンと言うか怪しいんですよあの界隈。特に一部の国の兵器に至ってはその権利者側がアレといいますか、国そのものが色々面倒なのがあります。調べても曖昧な回答が多いといいますか、少なくとも初期のゲームは払ってないみたいですが、最近は色々とグレーといいますか、銃に関しては最近はメーカーがめっちゃ高額の費用を要求してくるようになったみたいです、ただ「ネットの噂系記事」ばかりで、正式に銃器メーカーが言ったようなソースがイマイチない。なんせ海外の話ですから。

カラシニコフ社が商標権の侵害で国内のエアソフトショップに賠償請求の書簡を送付(MilitaryBlog)

AK47に関してはこんな記事が出てきましたが、これは「商標権」で、ゲーム内のAKではなく、エアガンなんかに対しての権利主張だそうです。AK47を商品名にして売っていたエアガンとかに対して権利料を請求したものだそうです。

戦車とか戦闘機になるともう全くわかんない、エリア88とかガルパンってどうしてるんだ?。

とは言え、特に銃器に関しては軽くググってもややこしいことが伝わりました。戦車戦闘機戦艦類が欲わかりませんし、どこまでがどの権利に抵触するのかもイマイチ不明なので不完全なものになりますが、とりあえず実在メカのアニメマンガが作りづらいことはなんとなくわかったかと思います。

求められる知識が多い
実在するメカを扱うとなると、権利関係以外にも求められる知識がある程度高くなります。現実に存在するからこそマニアという存在がいますから、彼らから描写についてクレームが来かねません。

しかし厄介なことにマニアもそれらのメカを実際に乗ったことがありません。ミリタリーとか戦車に乗った経験がある人がどれくらいいるか。

なので彼らの知識も間違いが多い、データに甘え過ぎという嫌いがあります。だから必ずしも正しくないのが世の常です。

ロボットじゃない架空メカを扱うアニメ


ロボット以外の架空メカがイマイチな理由、いまいちわからない
イマイチ論理的に説明できないです。なんかこじつけっぽくなってしまう。でも頑張って考えてみます。

リアル兵器と明確に差別化できるロボットと違い、リアル兵器と差別化出来ないのは大きな問題だと思います。見た目をなんとなくリアルっぽくするとリアルな兵器と競合します。
あまりにも玩具チックにすると今度はターゲット層が狭くなりますし、子供相手ならロボットのほうが売り込みやすいです。

また戦車や戦闘機はロボットほど複雑な動きが出来ません。でも作画カロリーはそれ相応に高いです、特に戦車。

長年ロボットアニメを作り続けてきた日本は、ロボットの技術がすごく洗練された
デザインでも玩具の出来栄えでもアニメの出来栄えでも、ロボットアニメを作りまくった結果独自の技術が成長しました。非ロボット系はそのあたりの洗練がまだまだといいますか、製作数の少なさもありロボットほど描写やデザインが洗練されていない節はあります。

ミニ四駆はロボット以外の架空メカの玩具で売れているタイプ
プラモデル売り場ではガンプラに継ぐ面積を制圧しているあのプラモのアニメです。

ミニ四駆です。そう、ミニ四駆。盲点だったけどミニ四駆があります。このミニ四駆はタミヤのプラモデルで、実在しない四輪駆動車をモチーフにしたアニメ。でも90年代の所謂ホビーアニメ全盛期に制作されたため、子供が実際の商品サイズのミニ四駆の横で走りながらミニ四駆を追いかけてレースをするという図式です。

ロボットアニメのような主人公がミニ四駆モデルの車に乗り込んでレースする、マッハゴーゴーゴー的なスタイルのアニメにはならなかったんです。

このミニ四駆は他の販促アニメと違い、すでにアニメが終わって20年以上が経過した今でも売れ続けています。

非実在メカで安定して売れているものはあまり思い浮かばない

プラモに関してはガンダム、ミニ四駆の比率がとても多いですし、アニメで販促する作品はアニメが終わったらそれで終わりがほとんどです。実在メカのプラモデルや玩具のように、いつまでも店に置かれていることはあまりありません。ミニ四駆は現代はコロコロなどで最低限の販促に留めても店であれだけ売り場があるのは立派なものだと思います。

こういう商品は玩具そのものにファンがつかないとやっていけないですね。

メカモノアニメの未来はどうなる

すでに販促目的がなくなってきたロボットアニメ

大半のロボットアニメが玩具販促だったのは80年代まで、80年代終わりになると当時のオタクの大好物「メカと美少女」もののOVAが制作され始めて玩具要素が薄いロボットアニメが増えていき、90年代には更に増えていきます。21世紀になるとソフトSFアニメの戦闘ギミックとしてのロボットみたいなものが目立ち始めます、なので販促としては弱く、出番も多くない作品が増えていきます。また製作者の趣味的にロボットが出てくる作品も増えていきます、ロボットアニメ世代がクリエーター側になったためですねこれは。

ロボットアニメが商品的な意味で展開していたのは20世紀までで、21世紀にはジャンルとしてロボットアニメが確立されて、ロボットアニメ世代のクリエーターがロボット好きで作るみたいなパターンも増えていきます。

またガンダムのような作品としても商品としてもブランドがすでに確立されているものは常に新作がスポンサーからもユーザーからも望まれるので、常に新作が作られ続けます。

また70〜80年代のアニメはロボットに限らず懐古対象ですし、ロボット系は玩具会社や制作会社が権利持っていることが多いので、関係者の都合からリメイク対象になることもあります。ガイキングのような特殊な例もありえますし。

また多数のロボットアニメが制作されたため、一部の作品は海外でも放映されたり玩具が展開されたりして、海外でもロボットアニメ、もしくは巨大ロボットが出てくる実写映画などが制作されるようになりました。

なので現代はロボットが非ロボットのメカより多いのは、昭和からの流れでそうなっているという側面があります。ロボット世代がロボット作りたい、シリーズ化しており止まれない、過去作が多いのでリメイクで白羽の矢が立ちやすい、海外に影響を与えた結果海外でもロボが作られる、理由は色々あります。要するに昭和にたくさんのロボットアニメが作られたから、現代もたくさんロボットアニメが作られているわけです。

ロボット以外のメカといえばタツノコプロが結構色々と作っていましたが、タツノコプロはよくリメイクアニメを作るので、昭和のロボット以外のメカが出てくるアニメがリメイクされることがあります。結局メカを題材としたアニメが多かった昭和において、特にロボットが多かったというのが大きな原因でしょう。

メカものアニメの現在と未来

現代はすでにメカモノアニメ全体が相対的に衰退しています。すでにロボットアニメや昭和のミリタリーマンガで育った世代は引退を始めており、現代はドラゴンボールのような黄金期ジャンプや、更にポケモン世代などに入れ替わりつつあります。

80年代ジャンプは超人や格闘家のバトルものが、90年代になるとモンスターなどでのバトルが主体となり、また現在は日本ではあまり普及してこなかった戦争を題材としたゲームがそれなりに普及してくる、つまり戦車や戦闘機の知識を持ったオタクが増えてきた等、昭和の架空メカ特にロボット中心の環境は崩れつつあります。

これらを踏まえると今後は状況が変わってくると思います。

私は前々からロボットアニメは特撮みたいに一部ブランドとその他みたいな図式になり、その他組は目立たない存在になっていくみたいな発言をしてきました。実際現代のロボットアニメを見るとその傾向は年々強まっていくと感じます。

まとめ

ロボット以外のメカのアニメがなぜ少ないか考えてみましたが、イマイチでした。

ただ実在するメカを扱う場合は権利関係とか色々面倒ですし、非実在するロボットが以外のメカを出すと、実在メカやロボットと差別化するのが大変です。となるとロボットに軟着陸するのもなにかわかります。

2022年11月23日

ゲッターロボG(アニメ)

概要

ゲッターロボの続編のアニメ。前作の終盤に大損害を受けたゲッターロボを新型に強化、武蔵に変わって新キャラ弁慶を加え、敵も恐竜帝国の戦いのときには潜伏していた百鬼帝国と刷新している、

漫画版は今後も続く形になるが、アニメ版時空は無印、Gで終わっており、それ以降の話には繋がらない。

たまに「今回やたら動きが良いな」と思う回がある、そしてED見ると「金田伊功」、納得。

あらすじ
武蔵の犠牲でかろうじて恐竜帝国を滅ぼしたゲッターチームだが、旧ゲッターロボはすでになく、新型ゲッターも武蔵不在の中で戦うことが出来なかった。そんな中竜馬の通う高校に転校してきた野球部の男、弁慶。柔道部と剣道部をまるごと相手にして全部抑え込むという圧倒的な怪力を見せつける。そんな弁慶だが元気のラジコン飛行機を壊してしまい、そこから元気と知り合い、早乙女研究所と縁が出来る。
そして早乙女研究所を訪れた弁慶は、ゲッターロボの訓練装置に乗ってそれに余裕で耐えてみせた、その圧倒的強靭さを見た早乙女博士は弁慶を新ゲッターロボのパイロット候補として見出す。しかし弁慶は喧嘩は好きではないとあまりゲッターロボのパイロットに乗り気ではなかったが、元気が新たな敵百鬼帝国にさらわれたこともあり百鬼帝国と戦う事に。
しかし長年3人でやってきたゲッターチームも、新たな仲間弁慶とはイマイチ連携が上手く行かない。また百鬼帝国は恐竜帝国と違いゲッター線が平気なので、ゲッター線増幅装置を狙ってくる、ゲッター線増幅装置を巡る攻防が主軸となりゲッターロボGの物語は幕を開けるのだった。

用語、勢力
ゲッター線増幅装置
ゲッター線を増幅する装置、敵がゲッター線に耐性があるためしょっちゅう奪われる。これが無いとゲッターロボを出撃させられず、弁慶1人で出撃したこともある。

百鬼帝国
恐竜帝国と違いゲッター線に弱いわけではなく、ゲッター線を利用しようとして早乙女研究所を狙ってくる。設定的には媒体によってかなり変わるが、恐竜帝国と違い元人間という事では共通している模様。そのため人間、もしくは動物を鬼に改造するくだりが多い。
基本的に鬼にされたものは戻せないようだが、コロのように戻れたものも居る。

百鬼ブラーイ
百鬼帝国の挨拶。結構いろんなバージョンがあり、普通に百鬼ぶらああい、百鬼ブラァイ(ねっとり)、百鬼ブライ百鬼ブライ百鬼ブライ(祈るように)等バリュエーションが多い。

登場メカ

新ゲットマシン
前作で大破したゲットマシンに変わる新しいゲットマシン。サイズが1周り大きくなっている。

ドラゴン号:流竜馬
前作のイーグル号のポジ。比較的前作のイーグル号の面影が残っている。

ライガー号:神隼人、早乙女ミチル
前作子ジャガー号。ゲッターライガーの頭になる青いメカ、最後にはミチルが予備パイロットとして登場している。

ポセイドン号:車弁慶
前作のベアー号のポジだが、他の2機と比べて面影が殆ど無い。ゲッターポセイドンの頭部になるメカ。ゲッターポセイドンのような顔が正面についている。ゲッター線不足で単独出撃したこともある。メカ半月鬼に合体妨害されたこともある。

ゲッタードラゴン:流竜馬、神隼人、車弁慶
ゲッター1を引き継ぐポジション。大まかなイメージはゲッター1からあまり変わらず赤主体、マント、トマホーク等大筋一緒、ただしビームは凸から出る。途中から新装備としてシャインスパークが使えるようになりよりメイン形態っぽい扱いになっている。

ゲッターライガー:神隼人、車弁慶、流竜馬
ゲッター2を引き継ぐポジション。飛行能力はともかく単純なスピードではドラゴンより上らしく、高速で飛行する敵を追いかける際にはライガーの姿で飛行している。大まかな方向性はゲッター2と変わらず、ドリル、高速移動がメイン。

ゲッターポセイドン:車弁慶、流竜馬、神隼人
ゲッター3を引き継ぐ海用ポジションだが、ゲッター3と違いより人形。飛行能力もまあまあ高く普通に空中戦をしているシーンも多い。カラーが黄色から紫なのかピンクなのかという色に変わっており、パイロットの変更もあり最も前機体のイメージが残っていない。弁慶は野球部なので当然大雪山おろしも消滅。

レディコマンド
前作でコマンドマシンが失われたために新たに作られたコマンドマシンの後継機。基本的に偵察機無いし指揮官機なので戦闘向きではないが、回によっては結構役に立っており性能は悪くない印象である。

百鬼帝国

メカ白髪鬼:白髪鬼
弁慶に幼女スパイを接近させて隼人、竜馬との離間工作を行った。その前にメカ針千本鬼というのが出ているがデータ収集をやっている。

メカ小竜鬼:小竜鬼
坂崎という隼人の姉の婚約者かつ隼人の先輩を捕まえて百鬼に仕立てあげ、早乙女研究所に侵入させて増幅装置に細工をさせて奪うが、坂崎の心をコントロールしきれず最後には坂崎に特攻されて、ライガーによってあっさりと増幅装置を奪われてしまう。

メカ自雷鬼:自雷鬼
自雷将軍の息子自雷鬼とそのメカ。自雷将軍はヒドラーに図られて処刑されている(ギロチン使用)、そのため自雷一族は日陰の道を歩まされており、その状況を打破するためにゲッターロボに挑んで敗北。自雷一族はかなりの数がおり、要塞島まで作っている。そして要塞島に突入したゲッターロボを捕らえているが、頭を抑えてないのでゲッタービームをヤケクソで撃ったらどうなるのかと思ってしまう。しかし案の定ヒドラーが邪魔して敗北した。

メカ胡蝶鬼:胡蝶鬼
ミチルと水泳対決に勝った女、正体は案の定百鬼だった。ミチルと救助対決をして勝利にこだわって救助より勝利宣言にこだわって竜馬に敗北を突きつけられている。

メカ獣王鬼:獣王鬼
弁慶に応募してないクイズに当選したというよくある詐欺で弁慶を呼び出そうとした百鬼。その後は弁慶の代理で来たミチルと元気を捕まえて研究所と取引しようとする。

メカ要塞鬼:ヒドラー元帥他
百鬼メカというか巨大な爆撃機で人形ではない、他の百鬼メカや爆撃機などを搭載している移動要塞。シャインスパークのデビュー回の敵。

メカ大剣鬼:大剣鬼
図鑑503大剣鬼は謎の音波で竜馬の父を気分を悪くさせて敗北させ、竜馬に真剣勝負を挑み、その後決着がつかないままメカ大剣鬼に乗り込んで暴れまわり、偽大剣鬼軍団を竜馬にけしかけて父親の敵討ちを狙う竜馬にゲットマシンに乗り込むのを妨害している。メカ大剣鬼はそのとおり腕が刀になってるタイプ。

メカ恐角鬼:恐角鬼
ロケットの上にロボが生えてるタイプ。人間の脳を破壊する放射線ビームを発射する。チャージマン研によくもこんな(ピー)光線をとか言われそうな戦法だった。ゲッターロボにはバリウムコーティングで防がれた模様。

合体百鬼ロボット
百鬼帝国の百鬼メカ6機を合体させて作ったロボ…ただし1機が合体前に破壊されたので5体合体。オープンゲットみたいな感じで合体解除で回避できる。輪魔鬼、闇虫鬼、雷獣鬼、甲角鬼、十方鬼が素材である。

メカ輪魔鬼
隼人の代理のミチルINゲッターライガーに破壊されてしまった、ミチルの貴重なKILLスコアに貢献している。

メカ闇虫鬼
合体百鬼ロボットを構成する1機。隼人が目に個人用銃で穴を開けて侵入して中から破壊され、その際に隼人の侵入を感知出来なかったことから目にはカメラなどは搭載され居ないことがわかる。

爆撃機:牛餓鬼、ヒドラー元帥
牛餓鬼が乗っていた爆撃機、もしかしたら爆撃鬼かもしれないが表記が無い。

その他
シーフォース号
新型戦艦、通常の艦艇と違いバリアシステムが搭載されており百鬼帝国に対抗できる兵器として期待されていた。しかしバリアの消える一瞬に牛餓鬼の攻撃を受けて大損害を受ける。その後ゲッターロボに1機で喧嘩売った牛餓鬼の爆撃機を対空砲で落とす。

登場キャラ
前作から引き続き搭乗するキャラが多いため、前作でほぼイベント消化済みのキャラばかりなのでイベントは新キャラ弁慶を中心にしたものや、百鬼関係者に関するものが多い。

流竜馬
前作より引き継いで登場。前作より日本刀で戦うシーンが増えており、父親が剣道の達人であることも明かされるが、肝心のゲッターロボの装備は斧である。本作では前作から引き継いで登場ということもあり、メイン回は少ない。初期は新メンバーである弁慶と喧嘩が多かった。

神隼人
前作から引き継いで登場。前作では描かれなかった父親との和解イベントが描かれる、でも姉の婚約者は改造された挙げ句死亡する等よくないことも多い。シャインスパーク回では負傷しておりシャインスパーク発射用のペダルが上手く踏めなくなって居た。終盤には敵の内部に侵入して百鬼メカを破壊したこともあるがその時にメカの爆発に巻き込まれた。

車弁慶
武蔵のポジションを引き継いだ転校生。武蔵と違って野球部でパイロット時はキャッチャーの格好をしており武蔵と大差ない。武蔵と違いミチルにはあまり興味がなく、動物好きという設定もあり動物関係のエピソードが増えた。怪力が売りで数十人をまとめて相手にしていることもある。見た目の通りの大飯食らいだが、武蔵と違い腹は出ていない。前作で書くこと描ききった部分がある他の2人と比べて新キャラということもあり掘り下げは多めで、野球部としての活動もいくらか描かれている。

巴武蔵
前作最終回で死亡したゲッター3パイロット。

早乙女ミチル
早乙女博士の娘、前作と違い武蔵が居ないし大枯の出番も少ない、弁慶もあまりミチルに興味がないと前作ほど目立ってない感じがある。
最終回付近では隼人が行方不明になった関係もあってゲッターライガーの代理パイロットになってるという無印ゲッターロボ序盤のフラグが回収された。

早乙女博士
前作に引く続き登場、彼の家族関係のエピソードなどは前作でほぼ消化済みなのでそこまで目立つ出番はない。中盤で早乙女研究所が壊滅した時に死亡したと思われていたが生存している。

早乙女元気
博士の息子。前作より引き続き、弁慶が動物好き&子供好きということもあってか弁慶との絡みが多く出番は割と多い。弁慶がゲッターチームに入るきっかけも割と元気だった。

百鬼帝国
ブライ大帝
本作のボスキャラで百鬼帝国の大帝。娘が居たり中間管理職だったゴールと比べてなんとなく敵ボス的な立ち位置以外の出番は少なめだった。

ヒドラー元帥
牛のような角が生えた百鬼帝国の元帥。髭の形からモデルは多分ヒトラー。一応百鬼帝国の元帥だがこの手の作品の将軍その他と同じく毎回作戦立ててやられるのが仕事である。牛剣鬼に「わしを怒らせようとして嘘の報告をしたのか、ヒドラー元帥のやりそうなことだ」みたいな事言われてたり、自雷将軍を陥れた後に息子の自雷鬼の作戦を妨害した挙げ句ゲッターロボ解体の作戦を失敗させるなど正直部下との関係は悪く信頼もされているとはいい難く、彼の存在は正直百鬼帝国の為にはなってない気がする。

グラー博士
ヒドラー元帥とともに百鬼の幹部。部下にもよくディスられたり反逆されたりしているヒドラーと比べると人望はある模様。

その他
大枯紋次
前作より引き継いで登場、前作と違いライバルの武蔵も居ないので目立つ活躍はあまりない。

浅太郎
前作より引き継いで登場したが目立つ活躍もなく気がついたらフェードアウトしていた。

ジョーホー
同じくフェードアウト、もともと武蔵の柔道部の人間で、彼の目的は武蔵を男にすることなので、武蔵が居ないGではやることがない成果気がついたらフェードアウト。

コロ
百鬼帝国によって鬼にされた犬。犬であることを生かして早乙女研究所に侵入した犬軍団の1つ。角を折られるとこの百鬼犬?は死亡するらしく、多くの犬は死亡したが、コロは博士の知り合いの医者の力でなんとか救われた。弁慶が動物好きということでこの手の動物エピソードが多い。


感想等
ゲッターの続編、シーズン2ですね。大筋前とノリも変わらず、大きな変更点は弁慶の存在。武蔵はどちらかと言うと臆病風に吹かれやすいシーンが多かったのに対して、弁慶は肝は座ってるがそれはそれとしてゲッターに乗り気じゃない感じなのが対照的。子供好き&動物好きで武蔵とは差別化されている、逆に他2人は前にある程度掘り下げたのでメイン回はほどほどという扱い。
前作出やり残した感じのものも昇華し尽くして、大体やることはやり尽くしたのかなという感じ。

2022年11月13日

爆裂天使

概要
04年に制作されたGONZOによる深夜アニメ。気弱主人公ハーレム物っぽい導入で実際には百合アニメ。ロボット要素は最小限という当時風のノリのアニメ。

基本的な構成は1〜3話完結で何かしらの世紀末東京(もしくは大阪)で起こった特にバイオテクノロジーで作り出された怪物関係の事件かサイボット絡みの事件を解決していくというもの。

あらすじ
東京はすでに大量の移民などにより大幅に悪化して治安が世紀末化、銃社会と化し、マフィアが牛耳る世界と化した。その中で料理学校に通う少年立場無恭平はある高額バイトに応募する。4人の少女の食事の世話というものだったが、彼女たちは華僑組織白蘭のエージェントだった。恭平はその危険な4人組の料理の世話をすることになる。その4人組の事件に巻き込まれながら恭平の存在感はだんだんとフェードアウトしていき、4人組のジョウとメグ中心に話がシフトしていく。そして一人人間をやめている少女、ジョウの出生の秘密とそれに関わる組織が起こす1大事件へと物語は進んでいく。


登場メカ
サイボットと呼ばれる、所謂リアル系に属して主に犯罪組織その他で使用されているが、基本モデルが使い回せるCGだが、毎週出てくる量産機のような明確に大量普及しているモデルはないようで、同じ機種が複数出てくることはあるが組織ごとに使用しているサイボットは違うようだ。大半が名無しのサイボットかな前で呼ばれても1回とかで、背景メカとして処理されるものも多く、基本的に生身戦闘のついでと言った扱い。

ジャンゴ:ジョウ
ジョウが操縦するサイボット。ジョウの出生とかとは特に関係ないレオの制作したもの。2丁拳銃のガンマン風の外見をしており、戦闘スタイルはジョウと同じである。

登場キャラ
ジョウ
主人公。メグのもとに流れ着いた謎の女。その後はメグと組んでエージェントとして活動していた。明らかに人間離れした身体能力を持ち、また過去についても語られずただの凄腕のえージェントという扱いだった。謎の後に兵器として遺伝子操作で作られたジェノサイドエンジェル候補であり、その最終選考試験の時に敗北するも一命はとりとめ海に流されて現在に至る模様。

メグ
もともと浮浪児でそのリーダー格だった、面倒見ていた子供が偶然拾ったジョウと組んでそのまま紆余曲折を経てセイのもとにいる。その際に子どもたちは警察のおっちゃんに成り行きで面倒見られていた。
ジョウと同じく一応戦闘要員だがただの人間で戦闘力はそれなり程度なので攫われたりしてヒロインムーブが多い。レズ設定がありジョウのことが好きらしいが、最後の方では離れ離れになってなにか独自行動を取っているシーンで終わる。

エイミー
ハッカーの少女でその手の活躍がメイン。アキバと思わしき街に恭平を連れて乗り込んだこともある。基本的にメイン4人の中では出番は少なめ。

セイ
マネージャーとかその辺のポジション。恭平も彼女に雇われている。もともと他のメンバーは彼女に雇われた存在であり、白蘭の指示を他のものに伝える。しかし如何せん白蘭の組織としての全貌があまり見えないまま終わったせいもあり、今ひとつ彼女の立ち位置がわからないまま。

立場無恭平
パティシエの卵の一般人(料理学校の学生)。高額バイトに目がくらみセイに料理人として雇われる。主人公っぽい雰囲気だがただの導入要員という感じで1クール目のエピソードでは触られたり面倒事につきあわされたり殺人ナノボットを体に打ち込まれたりしていたが、後半は影が薄い。一応料理人の仕事はしっかりやっている模様。終盤はセイが独自行動を取るに当たって解散状態になり、その時に解雇されフェードアウト。


仁野レオ
ジャンゴの製造者&整備士、毎回どこか壊れて帰ってくるジャンゴに対して愚痴りつつも毎回迅速に修理してくれる。

勝鷹音
株式会社阪神警察所属の少女、元暴走族総長。ジョウとはライバル的な関係。

マリオ
ジョウと同じジェノサイドエンジェル候補。組織に最も期待されており同じく遺伝子操作された少女たちとのバトロワを行い勝利したが、ジョウを仕留めきれずに水落生存フラグを立ててしまい、メグのもとに流れ着くことになる。

感想等
昔の普通の深夜アニメという印象ですね。今ほどパターンとか確立されてなかった時代のマイナー作品の1つです。GONZOアニメですが確かにGONZO感あるのは確かです、それと同時に昔の深夜アニメ感あります。
それと同時に当時のロボット的というか、ロボが大道具としてたまに出てくるタイプでそのあたりも当時風です。

エピソード単位で面白い回はあるのですが、1話完結→怒涛の終盤的な感じなので全体としての消化不良感は否めないですね、一応後日談OVAもあるみたいですが。そんなに悪くないですが、同時に期待してはいけない(パーツの組み上げが必ずしも綺麗ではない、恭平軸とジョウ軸とで別のアニメを1つに集めたような雰囲気)作品でした、なんか本当に黎明期の作品の1つという感じ。GONZOアニメといえばまあGONZO的なんですが。なんか製作者がやりたかったこと全部入れて微妙にまとめきれなかった感じでしょうか、劇中の情報があまり整理体系化されてないので記事化しにくかった。

2022年07月27日

鉄人28号 白昼の残月

概要
今川版鉄人28号の劇場版アニメ。今川版鉄人28号をもとにした作品でスタッフで作られているが、パラレルワールドの別物である。思ってたよりも遥かに別物、具体的に言うとマクロスと愛おぼくらいには別物。

正太郎はそんなに主人公ではなく、金田博士の養子であり正太郎が生まれる前に鉄人の操縦者として訓練を受けてきた「ショウタロウ」がほぼ主人公という感じは劇場版。戦争中のノリが抜けないまま日本へ帰還したショウタロウの葛藤や鉄人を継承した正太郎との葛藤などが主体となっている。そのため鉄人自体の出番もそれほど多くはなく、ショウタロウが暮らす古いアパートでの話が多い。

あらすじ
正太郎と鉄人が危機に陥った時に現れた謎の男「ショウタロウ」。突如正太郎から鉄人の操縦を引き継ぎ、襲撃してきた敵ロボットを破壊する。そのショウタロウは金田博士の養子であり、28号の本来の操縦者だったようだ。しかし鉄人の権利は正太郎の手に移っており、ショウタロウは鉄人の権利を持てなかった…。

登場メカ
鉄人28号:金田正太郎、ショウタロウ
金田博士が開発した巨大ロボット、10年に渡って南方にあったが、突如起動して日本に飛んでいって正太郎の手に渡った。同じみ?27号は全く出番がない。

大鉄人
鉄人28号と見た目が似ているロボで、廃墟弾の発射装置という扱いである。

廃墟弾
金田博士が開発した謎の爆弾。人を殺さず建物だけを破壊する謎の技術で作られているが、特定の条件下では人も殺傷できるらしい。

モンスター
樽っぽいボディに細い手足とカラーコーン的な頭を持つお馴染みのロボット。ベラネード財団から派遣され小型のモンスターを大量に格納し鉄人が発掘した廃墟弾を回収しようと鉄人と戦闘になる。一連の騒動は鉄人と不発弾処理をしたということで大衆を納得させた。

B-89
原作では名前なし。冒頭で鉄人に破壊されている。

VL2号
逃走する正太郎を追いかけるが突如登場した鉄人に瞬殺される。

バッカス
空中戦で鉄人と戦うが破壊される。

サターン
バッカスと連携で鉄人を攻撃するが失敗。

ギルバート
バッカスらとともに正太郎を襲撃するが空中から電撃を放つも縦に割かれて大破。

登場キャラ
金田正太郎
金田博士の息子であり、鉄人28号を受け継いだ少年。鉄人開発時はまだ生まれてすらおらず、金田ショウタロウが鉄人を引き継ぐはずだった。

金田ショウタロウ
金田博士の養子であり、鉄人28号の操縦者として訓練を受けていたが、南方で博士共々戦死したとされていたが、正太郎がある程度大きくなってから突如謎の人物に救われて日本に帰還した。鉄人の本来の操縦者ということもあり、鉄人の操作は熟れている。

高見沢
村雨一味に入っている、ショタコン。

村雨竜作
ショウタロウとは特攻隊次代の戦友らしく、ショウタロウに最後の支援をしている。

村雨健次
高見沢とともに活動している。

敷島博士
いつもの敷島博士だがイマイチ目立たない。

大塚署長
いつもの大塚署長。

ベラネード
ベラネード財団の偉い人、廃墟弾を求めているようだ。

クロロホルム
ベラネード財団の手先。

残月
謎の暗殺者。ショウタロウの特攻隊時代の呼び名と同じだが…。

感想
基本的に完全に独立したパラレルワールドの作品で、映画だけで独立した物語に鳴っているの…正直実は所謂再編集版だと思って見たんですが予備知識ゼロで、全く別物でした。まあなんといいますか、劇場版って感じの作りですね、パラレルで主人公はあまり主人公ではなく劇場版ゲストがメインの物語で…という感じで。戦後をテーマにした感じは今川版鉄人感ありますが。

2022年07月14日

機動戦士ガンダムサンダーボルト  BANDIT FLOWER

概要
サンダーボルトのアニメ2部。あくまで2部の一部だけのアニメ化であり、映画一本分の分量。

あらすじ
ア・バオア・クー攻防戦の末期、連邦軍はジオングを入手、連邦軍内部の軍閥である南洋同盟はサイコザクを入手した。戦後、南洋同盟は入手したサイコザクを使って暗躍を始め、ジオン残党軍も各地で活動して連邦と戦闘を続けていた。その南洋同盟に対してジオン残党と連邦は調査のために軍を派遣するが…?。

登場メカ

地球連邦軍
MS

アトラスガンダム:イオ・フレミング
水中や空中戦などが特異な軽量型のガンダム。一応水中型らしい、素体部分はすごくシンプルな細身で割と地味だが、追加装備でかなりの汎用性を誇るのでもう水中型とはいえない。冒頭では大気圏に突入していたコムサイを真っ二つにしていたし、地上に上がったら今度は水中戦と氷上戦を披露するなど万能機。

ガンダム・ヘッド:アリシア
ガンダム頭のジムという誰もが一度は考えたであろうMS。要するに虚仮威しである。

ガンタンク:クリード、ソニア
サンボル仕様のガンタンク。かなり平たい外見をしており、いつも見慣れているガンタンクとはかなり異質な姿をしている。ア・バオア・クーの攻防戦の時はジオンの親衛隊機を前衛部隊が全滅させた後に出てゲートを破壊している。

ガンキャノン・アクア:ビアンカ・カーライル
水中用ガンキャノン。中の人は割と濃いが如何せんガンキャノンだから地味。

水中型ジム:
おなじみ水中型ジム。ジオン残当の作戦で氷の海に出撃、そのまま氷に多数が押しつぶされている。

水中型ボール
おなじみボールの水中型。ジオン残党の作戦で大損害を受けた。

陸戦型ガンダムS型:オルフェ、マーカス、デント
陸戦型ガンダムというよりはガンダムヘッド系のMSらしい。

Gファイター(GM)
おなじみGメカだが中身がガンダムではなくGMだった。ビリーのタコザクに撃墜されていた。

連邦MS以外の兵器

ミデア
輸送機、コアファイターをマウントして護衛機として使っている、ちょっと面白い。

コアファイター
ガンダムの中に入ってる小型戦闘機、MSの中に折りたたんで入れられてかつガンダム内から飛び出せる仕様を生かしてミデア輸送機の護衛機として輸送機の後部にマウントされており、ドップの襲撃を受けたときは分離して迎撃していた。特に派手な活躍はないがギミックが印象に残る。

ジオン
すでに冒頭で滅びているので残党軍。

アッガイ:ダリル・ローレンツ、ビリー・ヒッカム、セバスチャン・モース、フィッシャー・ネス
ジオンの水陸両用型MS。ダリルらが南洋同盟への調査のために搭乗する。

ゴッグ:フィリップ・カウフマン
おなじみジオンの水陸両用型MS。カウフマン隊に配備されてアトラスガンダムらと戦った。

ズゴック
ゴック共々カウフマン隊のMSとして登場。

グラブロ
水中専用のMA、ゴッグズゴックアッガアイならわかるがまさかのグラブロすら持ってるのかジオン残党軍。水中では火力、機動力とともに高い。

ザク親衛隊仕様
冒頭のア・バオア・クー戦にて登場、大量のガンダムヘッド相手に抵抗を続けていた。

ゲルググ:ダリル・ローレンツ
ちょっとだけ登場、サイコザクを失ったダリルが登場するがリユース・サイコ・デバイスが無いただのゲルググのため義手で操縦せざるを得ずかなり苦戦していた。

サイコミュ高機動試験用ザク:ビリー・ヒッカム
NT用のジオングの原型的なザク、通称タコザク。

ジオング
冒頭で02のナンバーがついた機体が連邦に鹵獲されており「連邦もサイコミュを手に入れたぞ」という発言がある。

ジオンMS以外
ドップ
おなじみジオンの戦闘機、ミデア輸送機の護衛のコアファイターと交戦している。

マッドアングラー
おなじみジオンの潜水艦。

コムサイ
1stガンダムからずーっと出続けているムサイ級巡洋艦の先端についている大気圏突入用小型挺のサンボル版。スパルタンに対して特攻しようとしてアトラスガンダムに迎撃されて撃墜されている、乗ってる人が「連邦もジオンもみんな滅んじまえええええええ」とか叫んでいてなんか印象に残る、ちなみに無駄死に。

南洋同盟
地球の軍閥であり、連邦軍の一員だが、一年戦争末期にサイコザクを入手して色々策動しているらしい。一応連邦内の勢力だが、保有する実質ザニーであるダーレを始め、基本的に使用MSの多くがジオン軍のもの。

ダーレ
一部ではお馴染みのザニー…のアニメサンボル、南陽同盟版。基本的にザニーなのでジオンのMSのパーツを使いつつ連邦っぽくしたMSで、顔やカラーはジムっぽく、胴体はザクっぽい外見。本来のザニーは連邦軍の開発だが、ダーレは南陽同名がジオンのMSのパーツなどをベースに開発したらしい。私が知る限りアニメのザニーは出たのは初めて?ってくらい記憶にない。ゲームでは稀に出番があるMS。

グフ
おなじみジオンの陸戦型MS。南洋同盟によって飛行能力を強化されたタイプが登場、逆にジオンが運用するグフは出てこない。

登場キャラ

連邦軍
イオ・フレミング
主人公、冒頭では出てこない、しばらくしてアトラスガンダムに乗ってジオンの特攻を受けそうになったスパルタンを救ってスパルタンに合流。ビアンカと意気投合してセッションしたり、宇宙世紀ジャズについて語り合ったりしている。その後は極地でグラブロと戦闘したり、南洋同盟と戦ったりしている。そこで旧知のクローディアが居ることで反応する。

ビアンカ・カーライル
元ミュージシャンの女。ガンキャノンアクアのパイロット。イオとセッションした。全身に過去に所属した部隊のタトゥーを入れて戦友の記録を体に刻んでいる、曰く私忘れっぽいから。

コーネリアス・カカ
イオと同じくムーア人、ガンダムのメカニック。1部から登場。イオより先にスパルタンに乗っていた。

モニカ・ハンフリー
もう老婆という感じの容姿の連邦軍人、なにかいわくつきと言った感じの人物。

ビンセント・パイク
スパルタン艦長。

ジオン軍
ダリル・ローレンツ
ジオン側の主人公。前作と違って直接イオと戦ったりするシーンもなくアッガイに乗って潜入任務ををこなしているだけで地味。義足は海水に漬けてはいけない。

ビリー・ヒッカム
ジオンのNT、見た目的に周囲と比べて少年的であどけなさが残り、また情緒不安定な雰囲気がありNT感ある。

カーラ・ミッチャム
リユース・サイコ・デバイスの開発者だが、今は幼児退行している。

南洋同盟
クローディア・ベール
イオとは旧知の女、何故か南洋同盟に所属してイオを困惑させる。

レヴァン・フウ
南洋同盟の指導者。

感想等
豪華なPVという感じの内容なので、あまり細かいコメントは出ません。1部と比べると話も切れずに終わらないままで、続くという感じだし。

MS作画自体は相当よく、動きもよく綺麗で迫力もありという感じなので、MS作画目当てでとりあえず見るのはあり、出てくるMSも結構多いし。戦闘機等の描写も結構面白いし、結構小ネタ的なMSが多いのでマニア向け感はあります。ただし話自体は完結しないので見たければ原作にも手を出さないと駄目なタイプ。

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