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2023年04月13日

特捜最前線 登場人物コラム「特命課・橘警部」

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今週は、ドラマ解説ではなく、ちょっとした小話を書きます。題して「登場人物コラム」。
登場するのは、ナンバー2である特命課の橘警部です。

橘警部はスタート当初からのレギュラーではなく、第53話「背番号のない刑事!」が初出演作となりました。演じるのは本郷功次郎さんです。

長崎県警の駐在所勤務だった橘をヘッドハンティングしたのは神代課長でした。登場時こそヨレヨレの小汚い中年男でしたが、すぐにダンディーな刑事姿になっていきました。

橘警部は、特命課のナンバー2として神代課長の右腕となる人物です。神代課長が捜査の指揮を橘警部に委ねる場面が多く、信頼の高さがうかがえます。

桜井警部補(藤岡弘、)と比較されがちですが、天才肌で一匹狼の桜井に対し、橘は地道で丹念な捜査が身上のうえ、メンバーと一緒に行動することが多いです。

事件に対して疑問を抱いたら、とことんまで追及するのが持ち味で、自らを「牛」に例え、小さな証拠を積み重ねながら真相を手繰り寄せる手腕は一目置かれています。

代表的なエピソードには、「虫になった刑事!」があります。容疑者がどんな人間であろうと、捜査の手を緩めることなく、ひたすら真実を追い求める姿は圧巻の一言です。
私だけの特捜最前線→64「虫になった刑事!〜真相究明にとことん尽くす橘刑事のプロ意識」

橘の泣き所は「子供」で、子供が危険にさらされたり、悲しい思いをしたりすることを何よりも恐れます。それは、自分の子供に父親らしいことができなかったという橘の自責の念からきていると思います。

紅林刑事や吉野刑事にとっては、橘警部は上司という立場にもなるわけですが、自ら行動して引っ張っていくタイプなので、言うなれば「親分肌」という感じでしょう。頼もしい限りです。

リアルタイムで見ていた頃は、体育会系っぽかった橘は正直、あまり好きなキャラクターではありませんでした。橘の年齢をとっくに過ぎた今は、むしろ親近感を持って見させてもらっています(笑)

今回のコラムはここまでといたします。

★最新回までのコラムをまとめています
noteマガジン「私だけの特捜最前線」

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マイケルオズ@フリーランスライター
「特捜最前線」がマイブームになっているオヤジです。リアルタイムの頃は津上刑事より若かったのに、今はおやっさんよりも年長者になりました(苦笑)
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