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2022年08月24日

私だけの特捜最前線→22「警視庁窓際族!〜長門裕之氏の窓際警視シリーズ第1弾」

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※このコラムはネタバレがあります。

神代警視正役の二谷英明氏が怪我で番組を離れた際、ピンチヒッターとして一時特命課を指揮していた蒲生警視(長門裕之)が、セミレギュラーで登場することになった最初の作品です。

吉野刑事(誠直也)らが麻薬の売人を追跡中、ひょんなところで蒲生と再会します。蒲生は所轄署に勤務していますが、いわゆる「窓際族」になっていました。その蒲生と吉野が合同捜査をすることになったのです。

ところが蒲生は、昼間は公園のベンチでごろ寝、夜はスナックで女の子とイチャイチャと、やる気のなさ全開。特命課を指揮していた頃の面影は全くなく、吉野は苛立ちを募らせていくのです。

それでも神代課長は「蒲生から目を離すな」と厳命します。蒲生は一見サボっているように見えて、実は独自に捜査していたことを神代は見抜いていたのです。その鋭い捜査手腕に吉野は感心させられるばかり。

事件解決後、蒲生は花形ポストに栄転されます。特命課に怒鳴り込み、神代に「余計なお世話だ」と食って掛かかる蒲生。その言葉通り、次回登場作では再び「閑職」の身となっていました(笑)

番組としての蒲生警視の位置づけは非常に重要だと思われます。特命課の絶対的リーダーである神代課長に対し、唯一真っ向から物が言える人物だからです。もちろん神代も蒲生には一目も二目も置いていました。

また、エリート集団である特命課のメンバーに対し、在野の立場かつ叩き上げのベテランとして、様々なアドバイスを与えています。まさに名バイプレーヤーと言っていいでしょう。

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私だけの特捜最前線→21「6000万の美談を狩れ!〜真っ向からぶつかり合う橘と桜井」

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※このコラムはネタバレがあります。

桜井刑事(藤岡弘、)が復帰してから半年、ナンバー2の橘刑事(本郷功次郎)とはしっくり来なかったようです。その代表的なエピソードが第131話「6000万の美談を狩れ!」でした。

ビルから男性が転落死した事件を巡り、桜井は「自殺」、橘は「強盗殺人」と推理し、真っ向から意見がぶつかり合います。自殺と他殺では、支払われる生命保険金の額が大きく異なるという背景もありました。

現場検証を元に、桜井と橘は自分の主張を繰り返します。桜井は「甘いねえ、それじゃあ捜査はできんぜ」と売り言葉を吐いたのに対し、橘は「誰に向かって口利いているんだ」と激怒するのです。

ここで神代課長(二谷英明)が割って入ります。二人の捜査は詰めが甘いと指摘した上で「もっと突っ込んだ捜査をしてから俺の前に来い」と叱り飛ばし、この場を収めてしまいました。

これは私の推測ですが、「特捜最前線」というドラマを続けていくうえで、橘と桜井のわだかまりの解消は必要不可欠だったとスタッフは考え、このエピソードを入れたのではないかと思います。

桜井が復帰した当時、二谷氏のけがで神代課長は不在でした。不在のまま対立してしまうと、特命課は真っ二つに割れてしまいます。だからこそ、神代課長が仲裁する役目を担う必要があると考えたのでしょう。

さてドラマでは、桜井が新しい証拠を探し出してくれば、橘は証拠の矛盾を見つけ出す−という感じで進んでいき、そうした捜査過程を通して徐々に真実とへ近づき、同時に二人のわだかまりが解けていくのです。

コラムではストーリーの紹介を差し控えておきますが、事件そのものの真相と、それを知った家族の思いがラストに描かれ、「後味の悪い結末」を持ち味とする特捜らしさがうかがえます(苦笑)

このエピソード後、橘と桜井が表立って対立することはなくなり、桜井は橘をナンバー2と認め、絶大な信頼を持つようになるのです。

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2022年08月22日

私だけの特捜最前線→20「六法全書を抱えた狼!〜吉野刑事の気力が容疑者を追いつめる」

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※このコラムはネタバレがあります。

第1回放送から出演している吉野刑事(誠直也)は、熱血漢あふれる体育会系の男として終始一貫描かれています。その直情径行ぶりを存分に発揮した作品が第133話「六法全書を抱えた狼!」です。

この作品は、吉野刑事主演作ではありますが、一方で容疑者役にも注目が集まります。後に叶刑事として特命課に加わる夏夕介氏がゲスト出演しているのです。つまり仮想「吉野VS叶」のドラマになっています(笑)

夏氏扮する司法修習生は、父親が大物代議士というエリート中のエリートとして登場。裏の実態は女性への乱暴を繰り返す野蛮な男だったのです。被害者が自殺したことをきっかけに吉野が捜査に乗り出します。

犯罪を立証するためには修習生の自白が必要で、吉野は別件逮捕で身柄を確保しようとしますが、法の知識に勝る修習生は通じません。そればかりか、体を張った勝負を挑んでも吉野は勝てないのです。

付け焼き刃で六法全書を学ぶ吉野に対し、神代課長(二谷英明)は「お前が勝てるのは気力だけだ」と激を飛ばします。その時、吉野は「相手の土俵」ではなく、「自分の土俵」に相手を引きずり込む決意をするのです。

妨害されても、ボコボコにされても、徹底的に修習生に食らいつく吉野。その執念に修習生は徐々に追いつめられ、ついに「俺がやった」と自白します。吉野の気力が、知識も腕力も抑え込んだ瞬間でした。

この作品は、直情径行な性格だけではなく、「弱き者(この場合は女性)のために立ち上がる」という吉野刑事の人物像をしっかりと見せつけてくれました。その意味では吉野の代表作と言ってもいいでしょう。

それと同時に、修習生役の夏夕介氏の冷徹さと心の弱さを見せる迫真の演技がドラマを引き立ててくれました。後に叶刑事として抜擢されるきっかけとなった作品だといいます。

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私だけの特捜最前線→19「非情の街・ピエロと呼ばれた男!〜紅林刑事、必死でご陽気男に扮する」

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※このコラムはネタバレがあります。

紅林刑事役の横光克彦さんは、特捜最前線終了後に俳優から政治家に転身し、衆議院議員として活動されました。特捜にはレギュラー前にゲスト出演しており、これが紅林誕生のきっかけになったようです。

さて、特捜の紅林といえば、地味ながら冷静沈着な捜査をする刑事という位置づけです。熱血漢の吉野刑事(誠直也)らとは対照的で、メンバーからも「真面目を絵に描いたような人」と言われています。

その紅林に潜入捜査が命じられたのが「非情の街・ピエロと呼ばれた男!」の回です。真面目な紅林とは180度異なる「ご陽気、不真面目、女好き」という人物に成りすまし、爆弾の行方を探ろうというのです。

神代課長(二谷英明)に対し、吉野らは「真面目な紅林さんには絶対ムリだ」と主張し、紅林も苦笑しながら尻込みします。しかし、その人物とは左利きという共通点から紅林に白羽の矢が立ったのです。

課長命令とあれば従うしかありません。紅林は、必死になって「不真面目な男」を演じようとします。チャラチャラした外見とは裏腹に、バレたら命の危険があるという緊張感があり、刑事たちもハラハラし通しでした。

ラストでは、桜井刑事(藤岡弘、)が久しぶりにヘリコプター捜査を展開し、紅林との連係プレイで爆弾のありかを探り当て、間一髪のところで爆発を阻止します。最後まで緊張感あふれるドラマになったのです。

この役を演じるにあたり、横光さんはかなり苦労されたようですが、それも劇中の必死の演技に反映されたのではないかと思います。この作品は、数多くの紅林刑事主役編でも指折りの名作ではないでしょうか。

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私だけの特捜最前線→18「裸の街T・U〜おやっさんの妻が病魔に倒れた時」

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※このコラムはネタバレがあります。

「おやっさん(船村刑事)」こと大滝秀治さんは、特捜最前線に長くレギュラーとして出演していましたが、1年間だけ降板していた時期がありました。映画「影武者」出演のためだったそうです。

その降板劇となったのが、「裸の街T・U」の前後編でした。サブタイトルにはTが「首のない男!」、Uが「最後の刑事!」となっており、とくに後編は人間・船村刑事の真骨頂とも言えるドラマです。

船村の告白が容疑者を揺さぶった!

切断された男性の遺体が発見され、麻薬中毒ということで組織や暴力団の関与が疑われる事件でしたが、船村刑事は男性に献身的に尽くしてきた妻(日色ともゑ)を不審に思い、独自の捜査をしていました。

そんな時、船村の女房が倒れ、末期の胃がんと診断されてしまいます。苦痛に喘ぐ女房は「私を殺して」と訴えかけ、船村は動揺しました。そんな体験をしたことで、男性の妻の犯行動機が分かったのです。

男性も末期がんで、痛みから逃れるために妻が麻薬を打っていました。取調室で「私の気持ちは分からないでしょ」と言う妻に、船村は「私の妻もがんなんです」と告白し、心情を話し始めたのです。

船村も、女房を殺してあげたいという衝動にかられました。だが、殺さなかった。その理由は、1日のほんのわずかな時間でも、女房が笑顔を見せる時がある。笑顔が見られるうちは、私は決して殺さないんだと・・・

その告白が妻の心を揺さぶり、ついに全面自供を引き出したのです。ただ、衝撃を受けたのは容疑者だけでなく、取り調べを見ていた神代課長(二谷英明)はじめ、特命課全員も同じでした。

船村は、女房を故郷の高山に連れて帰り、最期の時を共に過ごしたいとして退職を決断します。はなむけの言葉もかけられず、事件の経過報告しかできない神代課長は、涙を浮かべながら船村を見送ったのでした。

情と非情を使い分ける船村の捜査

このドラマでは、船村刑事の「情」の部分と、刑事として「非情」に徹する部分の両面が見られます。「情」だけに突っ走りがちの滝刑事(桜木健一)とコンビを組んでいたので、それが一層浮き彫りになりました。

船村は妻を励まそうとして、滝とともに牛肉持参で妻の自宅を訪れ、すき焼きを振る舞います。明るく酔いながら、つつましい暮らしをする妻をたたえる船村。しかし、それは表向きの顔でしかなかったのです。

犯行現場を自宅内だと睨んだ船村は、浴室のカーテンに血が付いているのを発見し、物証として密かに持ち出します。妻の自宅を出た直後、滝にカーテンの鑑定をするよう指示したのです。

滝は「汚いやり方だ」と激しい口調で罵りますが、船村の脳裏には「事件の真相解明」しかありません。この物証がきっかけで、妻の自宅や周辺の捜査が繰り広げられ、逮捕容疑が固まっていきました。

おそらく船村は、夫殺しを一生隠し通さねばならないと考える妻に対し、罪を償わせたうえで、次の人生を切り開いてあげようと思ったのではないでしょうか。それは船村の心の奥底にある「情」であると私は思います。

ちなみに、船村の捜査方法に違和感を持った滝は、やがて刑事や警察の仕事そのものにも違和感を抱き始め、降板劇へとつながっていくのです。もっとも、降板の理由は桜木氏の多忙にあったとも言われていますが(笑)

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私だけの特捜最前線→17「サラ金ジャック・射殺犯桜井刑事!〜真相究明を拒む桜井の真意は?」

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※このコラムはネタバレがあります。

サラ金に押し込み強盗が入り、従業員らを盾に立てこもりました。特命課の先発隊として現場を訪れた桜井刑事(藤岡弘、)は、独断で犯人説得のため店内に入り込み、なんと犯人を射殺してしまったのです。

警察官の発砲なので正当防衛か緊急措置であるはずですが、警察関係者は誰も見ていません。査問委員会にかけられた桜井に対し、人質だった従業員らは「犯人は無抵抗だった」と不利な証言をするのです。

このドラマの大きなポイントは、当事者である桜井本人がなぜ一言の弁明もしなかったのかを、同僚刑事が紐解いていくところにあります。とくに橘刑事(本郷功次郎)の丹念な検証ぶりが強く印象に残ります。

一番の味方であるはずの神代課長(二谷英明)は、査問する側の立場に居ましたので、真相解明の手助けは一切しません。憤る若い刑事たちに対し、橘は神代の言葉からヒントを得ることになるのです。

証言者は、警察への恨みや自己保身のため、嘘の証言をしていたことが明白になっていきます。そして、犯人と桜井の行動を全て見ることができた女性店員の存在が、謎に迫る大きなカギとなっていくのです。

女性は犯人に凌辱されていました。桜井はその事実を隠そうとして弁明を拒んでいたのです。真実に迫ろうとする橘らに対し、激しく拒絶反応を示す桜井。査問官でもある神代課長は、女性に対し証言を強く求めます。

その証言は衝撃的でした。結論から言えば、桜井の射殺は警察官に認められた正当な理由だったのです。ただ、桜井が願っていた「真実を隠し通すこと」はできなくなり、複雑な表情を見せたのでした。

ちなみに女性役を演じたのは、日活ロマンポルノで有名になった女優の日向明子さんで、体を張った迫真の演技を見せてくれました。昭和の時代の深夜帯のドラマならではの作品だったとも言えるでしょう。

日向さんは2011年に病没されました。ご冥福をお祈りいたします。

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私だけの特捜最前線→16「午前0時に降った死体!〜特捜では異色のキャラ・滝刑事登場」

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※このコラムはネタバレがあります

特捜最前線の第100回から150回までの間は、メンバーが激しく入れ替わる激動の時期でした。社会派という路線が固まってきたとはいえ、制作側としてはまだまだ試行錯誤をしていたのだろうと思われます。

第108回「午前0時に降った死体!」で、飛び降り自殺(実は殺人)を目撃した巡査として滝(桜木健一)が登場します。滝は「世間の批判をかわすため」に特命課に配属されることになるのです。

滝刑事のキャラクターは「軽佻浮薄」で「上昇志向の強い男」に設定されています。刑事に憧れていたのも「出世するため」だとはっきり言い切るほどですし、エリート集団の特命課では異色の人物と言えるでしょう。

滝刑事の出演期間が短く(108話〜169話)、不在だった時も多かったことから、リアルタイムで見ていた時には全くといっていいほど印象に残っていません。ただ、印象が薄いのはそれだけではないと思います。

特捜最前線は「社会派の重厚なドラマ」という路線が徐々に定着し、初期の高杉刑事(西田敏行)のようなコミカルな演出は不必要になりました。滝は高杉のキャラを引き継いだ人物なので、段々と浮いてしまったのです。

滝登場の直前には、桜井刑事(藤岡弘)がハードボイルドな刑事として復帰したばかり。しかも、長期不在だった神代課長(二谷英明)もすぐに復帰を果たします。滝刑事は加入のタイミングが悪すぎたと思うのです。

ただ、滝のキャラクターには捨てがたいものもあります。特命課員としてレギュラー出演するのは厳しかったかもしれませんが、セミレギュラーであればもっとキャラを生かせたのではないかと思わずにはいられません。

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2022年08月21日

私だけの特捜最前線→15「さようなら、高杉刑事!〜西田敏行氏降板のドラマ」

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※このコラムはネタバレがあります。

私がリアルタイムで見ていた頃は、すでに西田敏行氏扮する高杉刑事が去った後で、特命課は「エリート刑事の集まり」というイメージが植え付けられていました。高杉は明らかにその枠からは外れています。

高杉は東北出身で、子だくさんの家庭で育った苦労人。いわゆる、たたき上げの刑事として特命課に赴任しました。初期の同僚で典型的なエリートだった桜井刑事(藤岡弘)らとは真逆の存在だったのです。

西田氏の持ち味であるコミカルとシリアスの使い分けは、高杉刑事の個性を特命課の中で一層際立たせていました。しかし、スケジュールの都合から徐々に登場する機会が減り、ついに降板を余儀なくされました。

第105話「さようなら、高杉刑事」では、母親殺しを自白した少女(森下愛子)の無実を証明するため、高杉は孤軍奮闘します。自分の出世を棒に振りかねない行動に、特命課の刑事たちもやきもきするのです。

西田氏らしいシーンといえば、自分の顔を化粧品で塗りたくりながら、化粧嫌いの少女がなぜ化粧をして路上にいたのかという「心の内」を、少女に語り聞かせます。コミカルとシリアスを融合させた名場面と言えます。

事件解決後、高杉刑事は所轄署の係長として栄転したのです。その荷物整理の場面で、玉井婦警(日夏紗斗子)にエロ本が見つかってしまうシーンがあり、最後まで高杉らしさを見せてくれた降板劇となりました。

あのまま西田氏が特捜に出演し続けていたら、特命課の雰囲気も違ったものになっていたでしょう。たった一人の存在でイメージを変えてしまうほど、西田氏の存在感は大きかったのだと思います。

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私だけの特捜最前線→14「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!〜紅林刑事が語る刑事の役割とは」

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※このコラムはネタバレがあります。

アメリカ帰りの桜井刑事(藤岡弘、)が特命課に復帰してからも、彼のアウトローぶりがいかんなく発揮されるドラマが時折見られます。時には、他の刑事たちと捜査方針で対立することもあるのです。
私だけの特捜最前線→13「帰って来たスキャンダル刑事!〜桜井刑事のアウトローぶり」

第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」もその一つ。女に振られ、被害妄想となった男が「笑っている人」を許せず、連続射殺するという事件。無差別殺人に特命課も色めき立ちます。

当時、神代課長は不在で、橘刑事(本郷功次郎)が指揮を取っていました。桜井は犯人を狙撃するため、ライフルの携帯を要求しますが、繁華街での銃撃戦を避けるため、橘は断固認めようとしません。

ついに桜井は、犯人が恨む女とそっくりの女性をおとりに使うという強引な手段に出ようとします。そこに立ちはだかったのが紅林刑事(横光克彦)です。紅林は女に帰るよう促し、それに対し桜井は激しくかみつきます。

紅林は「射殺、射殺と言いすぎやしませんか」とたしなめますが、桜井は「どうせ死刑になる男だ」と言い放ちました。すると紅林は「それは裁判所が決めることで、我々は逮捕するところまでだ」と語気を強めます。

このシーンでは、桜井のアウトローぶりを際立たせるため、生真面目な紅林をぶつけたのでしょう。特捜では「法の下に捜査し、法の下に裁かれるべき」を大原則にしており、その象徴的な場面となったのです。

紅林は、その大原則に最も忠実なタイプの刑事だということが、ここではっきりと示されます。同時に、地味なイメージだった紅林に「冷静沈着で生真面目なタイプ」というキャラクターが根付くことになりました。

ただし、この作品のラストでは、人質を助けるために自ら大声で笑いながら、男の注意を引きつける場面があり、いざとなれば命懸けの行動も辞さないという熱血漢ぶりも見せてくれています。

ちなみに、もしも神代課長(二谷英明)が指揮を取っていたならば、紅林と桜井の場面は神代に差し替えられていたとも考えられます。そうなれば、紅林をアピールする機会が失われたでしょうね(苦笑)

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私だけの特捜最前線→13「帰って来たスキャンダル刑事!〜桜井刑事のアウトローぶり」

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※このコラムはネタバレがあります。

第1話から52話まで特命課のナンバー2として活躍し、アメリカに渡っていた桜井刑事(藤岡弘、)が復帰するドラマが、103、104話の2週連続で放送された「帰って来たスキャンダル刑事」です。

桜井VS橘

超エリート刑事としてアメリカでも特別な任務にあたっていたはずの桜井でしたが、現地ですっかりアウトローな刑事に豹変してしまいました。事実上の国外追放の形で日本に戻ってくることになったのです。

「席を空けて待っている」と送り出してくれた神代課長(二谷英明)は長期出張で不在。蒲生次長(長門裕之)が代理を務めていましたが、事実上の特命課キャップは橘刑事(本郷功次郎)でした。

桜井は、ある犯罪者を追って日本に戻って来たのですが、特命課には加わらず、独断専行でダーティーな捜査をします。部下だった津上刑事(荒木しげる)はその豹変ぶりに唖然とし、怒りの言葉さえぶつけるのです。

大掛かりな麻薬組織を追う桜井に振る舞わされる特命課の刑事たち。その中で、橘刑事だけは組織とつながりのある男の家族を守りたいと、子供につきっきりになっています。その誠意が男の自供を引き出したのです。

組織の取り引き現場で、橘は桜井に対し「お前には俺のやり方はできないだろ?俺もお前のやり方はできない。それだけさ」と言い、さらに「お前が復讐の虎だったら、俺は牛だ、牛でいいよ」と微笑みます。

桜井の復帰というキャスティングは、ともすれば「両雄並び立たず」の状況を生み出す恐れもありました。しかし、この前後編を通して、二人の違いを明確に示し、同時に「並び立つ」ことも示していたのです。

蒲生次長の存在

当時、神代役の二谷英明氏は、ドラマのロケ中に大けがをして離脱していました。長期出張中という設定を行い、代理として課長を兼務していたのが長門裕之氏扮する蒲生警視。長門氏の友情出演だったそうです。

神代と蒲生はライバルであり、よき友人でもありました。神代には「カミソリ」、蒲生には「稲妻」の異名があり、切磋琢磨して出世してきたのです。そのキャラクターは正反対と言ってもいいでしょう。

「冷徹」なイメージがある神代と比べ、蒲生は「直情径行」という感じで、課の雰囲気もガラリと変わりました。暴走する桜井に右往左往させられますが、一方で決断した時には腹をくくる度胸も持ち合わせていたのです。

蒲生次長は事件後、特命課から姿を消しましたが、おそらく桜井の監督責任を取らされたのだろうと推察されます。その理由は、その後の「窓際警視」シリーズでの準レギュラー化からも読み取れます。

なお、ドラマのラストで「桜井刑事は再び特命課に配属された・・・警部の肩書を奪われて」とテロップが出ます。降格処分を受けたようですが、懲戒免職にならなかっただけマシだったということでしょうか?(苦笑)

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プロフィール
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マイケルオズ@フリーランスライター
「特捜最前線」がマイブームになっているオヤジです。リアルタイムの頃は津上刑事より若かったのに、今はおやっさんよりも年長者になりました(苦笑)
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