R50 おばさんの恋

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『この後、イイのか？』とひろゆき。

もちろん、
『ホテルに行ってもイイのか？』の事。

私はその覚悟でひろゆきに会いにきた。
断る理由はない。

ひろゆきはホテル街に向かった。

今でもそのホテルにはよく行く。

部屋に入ると
ひろゆきは私を抱きしめ
唇が重なると
舌を絡める熱いキス。

不倫はひろゆきが
初めてではないが

身体中がトロけるキスは
私を興奮させた。

海を見た後
車を走らせるひろゆき。


ひろゆきの左手は
私の右手とつながっている。

『この後、イイのか？』と
ひろゆきの左手がギュッとする。

私も『うん』と言って
右手をギュッと返す。

そう、初めから覚悟は決めていた。

大人同士だし勿体ぶる事もない。

例えその日だけの関係でも
私はそれでもイイと
思っていた。

それは淋しさがそうさせてた。

駅で会った所から20分くらい
車を走らせたかな？

着いた場所は
大田市場の近くの海。

ひろゆきの行きたい場所とは
ここなんだ？
その時はそう思うだけだった。

2人で写真を撮って
少し海を眺めてた。


今でもその場所はひろゆきと行く
思い出の場所になっている。