むーさんの負けてたまるか

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リハビリ病院でも杖無しの
訓練はしてきまし
健常な右手を何時でも自由に
しておくことはとっても大事です

雨が降っても杖と傘の同時持ちは
マヒーズには厳しいのです
あたしの趣味で外歩きのお供
カメラ君も杖だと撮影のたびに
杖を立てかけねばなりません

また階段などの手すりも
杖が無いほうが確実に掴めます
エスカレーターは特にです！

あたしは20日くらいたった頃から
本格的に杖無しの訓練を
始めることにしました

前に話した自主リハの外歩きコースの
公園で始めることにしました
一周300歩あまりの円周コースを
歩くところからのスタートです

ここは未舗装ですから
起伏もあり草もあります
その後ゴルフコースにも出ようと
目論んでた自分には最適でした
実際に翌年の8月には
片手ゴルフファーで
ラウンド復帰しました　(^^;)
その話も今度〜

最初は杖をもったまま地面を
突かない様にして歩きました
休まずに３周くらいを
毎日行いました
バランスも悪く
とても疲れた記憶があります

その頃はただ がむしゃらに
足を投げ出し 前に進んで
いただけでした
杖の無い歩容はお馬さんの
キレイな歩様とは言えない
ものでした
未だ杖無しの扉は閉じた
ままだったと思います

家の中や施設内を歩く事とは
別物なのです
何かをつかむまで あたしは
毎日のように訓練しました

扉が開きかけたのは
それから二年後です
本当に時間のかかる
野郎です(笑)

いつかきっと！
いつかきっと！
と目標に誓いやっとでした

どう開いたかは
上手く言えませんが
一つだけ言えることは
健常な方の手の動きが
大事なポイントでした
杖が無くても健常な腕の
その役割は大きいと思います

武道の達人のような
美しい立ち振舞で
歩きましょう
これが大ヒントですが
これもうまく説明できませんし
簡単に手にも入りません

バランスは勿論ですが
体重の移動の際の
なんて言いますか
呼吸のような連続性なんです

障がいの無いときは
無意識に誰でも出来てた
事なんですがねぇ

小さな毎日の積み重ねは
裏切ることはありません
今 現役で頑張ってる
リハビラーの皆さん
結果は必ずついてきます
焦らず！挫けず！投げず！
負けてたまるか！です
明日に駆けましょうぜ！


前回の記事であたしのような
ものにたくさんのいいねや
おめでとうコメント
本当にありがとうございました
まじで感動しました
こんな特別な誕生日が
来るとは本当に
思ってもいませんでした
あの時　逝かずに
生きていてよかったです！
杖無しの扉どころか
心の扉も開きました　

偉そうな事は言えません
でも人生の彩りとは
自分の想いと
その想いに共感してくれる
心の繋がりだと知りました
僅かなお金を追い求め
僅かな地位にすがり続け
そんな今までの己から
錆びついた扉をこじ開け
新世界に踏み込めました
踏み込める勇気を
貰いました
改めて感謝です


まだまだ続きます