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2018年10月15日
その185 滋賀
富山で育ち東京、愛知と
暮らしてきました
全国、色んな所に行きました
仕事でも遊びでもです
その中で滋賀県は少し特別です
そのお話をしようと思います
ところで滋賀県はご存知ですか？
知らない人は居ないと思うけど
日本の真ん中、琵琶湖のある
ところですね
あたしの祖母の妹さん、あたしに
とっては大叔母（おおおば）は
富山から滋賀県木之本のお寺に
お嫁に行きました
これが滋賀との始まりです
大叔母にもあたしと似た歳の
男兄弟の子がいましたので
小さな頃から京都へ行く途中に
何度も訪ねました
特に夏休みは多かったように
記憶しています
そこは、まさに井上陽水の
少年時代さながらの場所でした
好きなので何度でもだす！
琵琶湖の北の端に
位置する北国街道の
要所で元は宿場町です
伊吹山と賤ヶ岳に挟まれた
とても静かな所です
風が通り過ぎていくのが
見えるような所なのです
木之本は今でもきっと
その名残をそのままに
してくれていると思います
素朴で飾らない実に
気持ちの良い場所でした
幼い頃、裸足で大叔母の
お寺の大きな木のある
境内を走りまわり
鬼ごっこしたことを
妙に思い出します
ホントあたしはお寺に
縁があるようですー
祖母は病院に入院中に
大叔母は新幹線の中で倒れ
脳出血で逝ってしまいました
二人とも60代の始めでした
とてもあたしを可愛がって
くれた事は昨日の様です
あたしは二人の血を強く
受け継いだのでしょう (^^;)
危うく49歳で逝くとこでした
時は流れあたしは結婚し
父と一緒に仕事をするため
東京を後にしました
20代半ば過ぎの事です
当時の父は仏具や仏壇部品を
台湾で製造し国内で販売する
商売を営んでおりました
東京でのあたしの仕事は
全く違うものだったのですが
一緒にやることになりました
その主戦場が滋賀県だったのです
縁とは不思議なものですね
こんな形で戻るとは・・・
右も左も分からぬまま父に付いて
販売を初めました
あたしは半年もしないうちに
一人で行商に出るようになります
富山から石川、福井を周り滋賀
岐阜 愛知 高山をルートとして
10日余りを荷物を満載に積んだ
ワゴン車で廻るのです
多い時は月に2回
廻ることもありました
その中で滋賀は最も長く
３日は泊まったと思います
高島 木之本 長浜 米原 彦根
草津 竜王 栗東 守山 大津・・・
特に長浜、彦根は仏壇仏具の
業界ではとても有名な場所で
当時は沢山の職人さんもいて
あたしは商売よりもその技を
見たり話したりするのが
楽しくてしょうが無かったのです
よく話してみると大学の先輩
だったりと驚くことも多く
こんな仕事も悪くないなぁ
と思いました
仏壇仏具って若者受けしない
業界ですけどね (笑)
でも、やってみよう！
そんな気持ちにさせて
くれたのが滋賀なんです
琵琶湖の辺りにある滋賀は
近江と呼ばれ信長の時代の
はるか前からも
交通の要所でした
その中で行き交う旅人と共に
情報も集まったのでしょう
近江商人と呼ばれる大商人を
幾多も排出することになります
現在の超有名企業が星の数です
滋賀も関西ですから
もちろん関西弁です
ですが、その言葉は
どこか大阪よりゆっくりで
京都よりはテンポがよく
あたしには実に心地よく
響きました
雪で閉じ込められて3日間
ホテルに缶詰なんてことも
ありましたし
支払いが足りなく12/31の
大晦日ギリギリに無理して
買ってもらい手形決裁資金を
銀行に送金したりと
辛くて時には泣きたい事も
幾度もありました
本当に尽きぬ思い出の場所です
これからも時々、滋賀話を
していこうと思います
滋賀はたぶん全ての市町村に
出向いたと思います
ある意味であたしの仕事の
故郷であり先生だったかも
しれません
あたしがよく話す脊損でも
決して負けないTakaさんや
毎回、柔らかいブログで
ほのぼのとさせて頂いている
みやがわデンキさんは
滋賀の人です
きっと他にも多くの方が
いるでしょうね＾ｗ＾
最近はご無沙汰ですが
大好きな滋賀には
必ずまた行くです♪
まってろよ！長浜黒壁！
まってろよ！ひこニャン！
私的な話ばかりで
m(_ _)mでした
まだまだ続きます
