2021年01月07日
【プロ野球・選手の他球団移籍@】FA制度とは? 補償などについても簡単にご説明します!
皆さんこんにちは。Momoです。
毎年のシーズンが終わると気になってくるのがFA権取得者の動向ですよね。チームを代表する選手ならば特に動向が注目されると思います。
しかし、FA制度についてまだ詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は「FA制度」について詳しく説明していきたいと思います!
FA制度とは?
まず「FA」とは何?と思われる方がおられるかもしれません。「FA権」は「フリーエージェント権」の略です。簡単に言うと、所属球団以外のチームと自由に契約することが出来る権利ですね。
FA権には「国内FA権」と「海外FA権」があります。
「国内FA権」=国内の12球団と契約することが出来る。
「海外FA権」=国内・海外のどの球団とも契約することが出来る。
FA権を取得するまでにかかる期間は?
「国内FA権」
=少し複雑なのですが、2006年のドラフト以前に入団した全ての選手と2007年のドラフト以降に高校から入団した選手は1軍登録が8シーズンに到達しなければいけません。また、2007年のドラフト以降に大学・社会人から入団した選手は1軍登録が7シーズンに到達する必要があります。再び国内FA権を取得するためには、国内FA権を行使後1軍登録が4シーズンに到達する必要があります。
「海外FA権」
=国内FA権の場合は入団した時期、どこからの入団かによってFA取得までのシーズンが変わっていましたが、海外FA権は全ての選手が1軍登録が9シーズンに到達する必要があります。また再度海外FA権を取得する際には、国内FA権の場合と同じように、前回の海外FA権行使後、1軍登録が4シーズンに到達する必要があります。
※「1シーズン」=145日とカウントされます。もしその年その年で1軍登録日数が変わってしまい145日に満たなかった場合は他の年の登録日数が合わさり、145日で1シーズンになります。しかし、1年で145日以上登録されていたとしても、145日を超えた日数はカウントされません。
移籍後の補償について
国内FA権・海外FA権を行使して国内の球団に移籍した場合は補償が求められる場合があります。よくニュースで、「Aランク」「Bランク」「Cランク」という語を見ませんか?「お買い得な選手!」と書かれて紹介されることもありますね。それは何故なのか、何によってランクが決まるのかをご紹介していきます。
ランクは何で決まるの?
チーム内の年俸でランクは決まります!助っ人選手の年俸は別で考えていて、日本人選手の中での年俸ランキングで決まります。
「Aランク」=チーム内の年俸ランキングが1位から3位までの選手
「Bランク」=チーム内の年俸ランキングが4位から10位までの選手
「Cランク」=チーム内の年俸ランキングが11位以下の選手
ということは、この球団だったらAランクだったけど、ここではBランクだとか、ここではCランクだけど別の球団だったらBランクだったなどということが起こりますね。
ですが、チーム内でのランキングでランクが決まってしまうので交渉なども大切になってきますね…。
補償はどうなるの?
FA権を行使する選手のランクによって補償も変わってきます。
「Aランク」
=人的補償ありの場合は、プロテクト外の選手一人&年俸の50%の金銭が移籍元球団にいきます。
人的補償なしの場合は、年俸の80%の金銭が移籍元球団に支払われます。
※2回目以降のFA権行使の場合は、人的補償ありの場合プロテクト外の選手一人&年俸の25%の金銭が補償になります。また人的補償なしの場合は年俸の40%の金銭が補償となります。
「Bランク」
=人的補償ありの場合は、プロテクト外の選手一人&年俸の40%の金銭が補償となります。人的補償なしの場合は、年俸の60%の金銭が補償となり移籍元球団に支払われます。
※2回目以降のFA権行使の場合は、人的補償ありの場合プロテクト外の選手一人&年俸の年俸の20%の金銭が補償となり、人的補償なしの場合は年俸の30%の金銭が補償となります。
「Cランク」
=Cランクの選手は人的補償も金銭での補償もありません。FA権を行使して他球団に移籍しても移籍先の球団は自チームの選手を取られることも、金銭を支払うこともしなくてよいので「お買い得」と言われるのです。
プロテクトは?
人的補償がありの場合はプロテクト外の選手を一人獲得できると書きましたが、「プロテクト」とは何でしょうか?
Aランクの選手・Bランクの選手が移籍してきて、移籍元球団が人的補償を要求してきた場合、「この選手は絶対に取られたくない!!」という選手は沢山いますよね。それで移籍先球団は取られたくない選手を28人までプロテクト出来ます。
移籍元球団は、外国人助っ人選手&新人選手を除くプロテクト外の選手から選手を一人選ぶことが出来ます。この人的補償で他球団に移籍した選手は活躍してチームを代表する選手になっている選手もいます。このプロテクトという制度も、悪く考えると「酷い」と思われるかもしれませんが、「アピールするチャンス」ととらえるのも良いですね!
これまでにFA権を行使して移籍した選手は誰がいる?
これまでにFA権を行使して他球団に移籍した選手は結構たくさんいます。ここでは現役の野球選手の中でFA権を行使して移籍した選手を少しだけご紹介したいと思います!
丸佳浩選手(読売ジャイアンツ)
丸選手は広島東洋カープから国内FA権を行使してジャイアンツに移籍しました。丸選手はAランクの選手だったので、カープは人的補償を要求しました。プロテクト外の中からカープが選んだのは長野久義選手でした。
この年、ジャイアンツは埼玉西武ライオンズから炭谷銀仁朗選手もFA移籍で獲得しました。炭谷選手もBランクの選手でライオンズは人的補償を要求しました。ライオンズが選んだのは内海哲也投手でした。長野選手も内海投手もジャイアンツファンからとても愛されていた選手たちですね。少し残念ではありますがこれからも頑張ってほしいと思います!
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浅村栄斗選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
浅村選手は埼玉西武ライオンズから国内FA権を行使して東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍しました。浅村選手が移籍したのはライオンズが優勝したシーズンのオフで、そのシーズン、イーグルスは最下位でした。優勝球団から最下位のチームに移籍するのはとても異例なことだったそうです。また浅村選手は複数の球団から交渉を求められていましたが、イーグルスの交渉の後すぐに、まだ交渉していないオリックスに断りの連絡を入れたことから、オリックスファンもライオンズファンも浅村選手に対して少し嫌なイメージがあるんですよね(笑)
浅村選手はBランクの選手でしたので人的補償を要求することも出来ましたが、ライオンズは金銭補償のみを要求しました。
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糸井嘉男選手(阪神タイガース)
糸井選手はオリックス・バファローズから国内FA権を行使して阪神タイガースに移籍しました。糸井選手はBランクの選手だったのでオリックスは人的補償を要求しました。プロテクト外の選手からオリックスが選んだのは金田和之投手でした。糸井選手はパワーが凄いですよね!私個人としては糸井選手は阪神のイメージの方が強いのですが、皆さんはいかがでしょうか?糸井選手にはまだまだ活躍してもらいたいと思いますね!
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まとめ
ここまでFA制度についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?皆さんはFA制度についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?ファンからすると自チームから出ていってほしくないと思うものですよね。でも選手目線で考えて、小さい頃の憧れの球団があったり、トレードなどで移籍した選手が古巣に戻ってきたいという思いがあるとも思いますよね…。
FA制度は調べると奥が深いというか(笑)簡単に言うと複雑ですよね。毎年のオフシーズン注目される事柄だと思います。選手たちには悔いのない選択をしてもらいたいですよね!!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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