ブラックそのもの。
最近は少しは良くなったものの、民間と比べればまだまだブラックすぎる。
Yahoo!より、
「東大から霞が関のエリートコース」は過去に 東大生の官僚離れ進む
10/12(土) 11:32配信
AERA dot.
https://news.yahoo.co.jp/articles/e41d7a6a2dd1a5c50f748d17d94a02231fa18e78
記事より、
東大生の就職先といえば、中央官庁や大企業というイメージが強い。だが、終身雇用や年功序列といった日本型雇用が転換を迫られる中、東大生に人気の就職先も様変わりしつつある。東大生はどこへ行くのか。AERA10月15日発売号(10月21日号)で深堀りします。
■典型的なエリートコースに異変
東京大学から霞が関へ。これが典型的なエリートコースだったのは過去のこと。そんな現実が近づきつつある。
人事院によると、2024年度春に実施した、キャリア官僚採用の前提となる国家公務員試験(総合職)の合格者1953人のうち東大出身は189人。12年度に現在の試験制度となって以降、過去最少だった。14年度春の試験に合格した東大出身者438人から10年で半分以下まで落ち込んでいる。東大生はなぜ官僚を目指さなくなったのか。
「学歴よりも社会に出てからの実力が重要だという認識が広がるほど、中央官庁は就職先として選ばれにくくなります」
こう話すのは元労働省(現厚生労働省)キャリアで神戸学院大学教授の中野雅至さん(60)だ。
東大生の官僚離れが顕在化したこの10年。「先行き不透明な時代」と言われ、東大生に限らずコスパやタイパを重視する若い世代が台頭した。彼らが優先するのは「どの組織に属するか」よりも「どういうスキルを得られるか」だ。
「東大を出たという学歴だけで通用するほど甘くない時代だと分かっている東大生は、実力勝負の社会で生き抜くため、より短期間で自分が望むスキルを身に付けられるポジション=就職先を選び取ろうとします」(中野さん)
■「ブラック霞が関」から外資コンサルへ
東大を出たのは社会のメインストリームにつながる一つの土台にすぎない。より大事なのは長いキャリア人生で優位に立ち続けられるスキルをいかに効率よく身に付けるか。そう考えると、さまざまな点で効率の悪い中央官庁は敬遠される、というのだ。実際、キャリア官僚は通常2年で異動し、さまざまな部署や地方での勤務経験が必須。こうした組織では短期間で専門的なスキルは身に付きにくい。
この対極にあるのが近年、東大生に人気の外資系コンサルだ。あえてベンチャー企業に就職する東大生も含め、多くは数年の在籍期間中に自分が思い描いた「成果」を獲得し、次のステップに移っていく。中野さんはこのトレンドを、東大生にジョブ型志向が増えていることの表れだと指摘する。
コメント
官僚という職業がかつて「エリートコース」として確立されていたものの、現在ではその魅力が減少しているという点が興味深いです。特に「ブラック霞ヶ関」という厳しい労働環境が、若い世代にとって敬遠される理由となっており、代わりに外資系コンサルなどの効率的にスキルを身に付けられる職場が選ばれる傾向が強まっています。このトレンドは、時代の変化に伴う新たなキャリア観を反映しています。
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