しかし、音声アシスタントなどに用途を限定するというアイディア。
なかなか目の付け所がいい。
Yahoo!より、
野沢雅子ら声優の声をAI音声化 青二プロダクション発表で音声ナビなどへ提供「演技の領域に関わるものにはサービスを提供しない」
10/7(月) 12:14配信
オリコン
https://news.yahoo.co.jp/articles/13814362b0e221df1137989e34b10eb5e08575a5
記事より、
声優事務所・青二プロダクションと株式会社CoeFontは7日、AI音声技術を活用したグローバル戦略を展開するためのパートナーシップを締結したことを発表した。第1弾では、野沢雅子や銀河万丈ら青二プロダクションに所属する10人の声優が参画し、日本語で収録した音声データを、英語をはじめとする多言語のAI音声に変換し提供する予定。
青二プロダクションに所属する声優たちの魅力的な音声データを、CoeFontのAI音声技術で、英語や中国語をはじめとした多言語化への対応を行う。多言語化対応をした高品質なAI音声を、主に音声アシスタント(ex.Amazon Alexa、Google アシスタント)、ロボット・音声ナビゲーション搭載製品(ex.Pepper、医療機器)等への提供・提案を進めていく。
これにより、グローバルな市場における音声認識技術の普及や社会福祉に貢献し、より多くのユーザーに、親しみのある声優の声でサービスを利用してもらうことを目指す。
AI音声技術を活用したグローバル戦略パートナーシップ締結の背景は、昨今、生成AIへの注目度が高まる中、唯一無二の特徴を持っている声優たちとAIの向き合い方が問われており、日本国内外問わず、声優や俳優の音声を不正に学習させるという事件が発生し、ルールメイキングの必要性に迫られている。
そのような背景のなか、声優業界を代表する青二プロダクションとAI音声プラットフォームサービスを提供するCoeFontは、AIの脅威にのみ注目するのではなく、演者の権利を適切に守りながら、魅力的な声を持つ方々の“声の可能性を高めるため”、第一歩を踏み出す必要があるという想いが一致し、協業を開始。
両社が強調するのは、アニメーション、外国語映画の吹き替えなど「演技」の領域に関わるものにはサービスを提供しない、ということ。あくまで、「演技」領域を除いた多言語化したAI音声を作成し、AI音声技術と声優の活動領域の棲み分けを適切に行う。まずは両社で、グローバル展開の領域において協業を開始。協業の取り組みを通して得られた知見を、両社の中で留めることなく、日本国内外におけるAI音声技術と演者との適切な関係性の構築に貢献していく。
<AI音声の提供先例>
主に下記のサービス、製品に多言語化されたAI音声を提供。
・AI / 音声アシスタント(ex.Amazon Alexa、Google アシスタント)
・ロボット、音声ナビゲーション搭載製品(ex.Pepper、医療機器)
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