この原因は地震で杭が折れてしまったからではないかという。
原因はそうだとして、大事なのは、この建物、地震発生から何秒後に倒れたか、ということ。
おそらく10数秒後に倒れたのではないか。
そうでなければ、隣の住宅兼店舗の人が亡くなることはなかっただろう。
ここからの教訓は木造住宅に限らず、大地震の際の建物の倒壊というのは、わずか10数秒で起こる、ということ。
大地震発生後には、避難も含めて、できることはほとんどないということだ。
対策は事前の策しかない。
残念ながら・・・
Yahooより、
輪島のビルはなぜ倒壊したのか?安全対策の“落とし穴”「地盤弱い」だけでなく…関心低い「杭の補強」【つなぐ、つながる】
3/10(日) 16:38配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
https://news.yahoo.co.jp/articles/62de08817bfa607fdd5ad2972d9a1609590b91b8
記事より、
多くのいのちを奪った「建物の倒壊」。木造家屋だけではなく、輪島市では7階建てのビルが倒れた。完全に横倒しになっている。
すぐ近くの、7階建てビルも傾いた。建物そのものに大きな損傷はないが、1階部分は地面に沈み込んでいる。
七尾市の和倉温泉では、9階建てのホテル。さらに、近くのビルも傾いた。やはり、片側が地面に沈み込んでいる。
これらの場所には共通点があった。倒れたビルの隣に住む人に話を聞くと。
住民「こっちの方に川があって、海の方に流れてたんですね」
和倉温泉の住民は…
住民「この辺はずっと海やった。で埋め立てしとる」
元々は川や海があった、地盤の弱い地域だと言う。しかし、地震による建物への影響を研究している楠教授は、輪島で倒れたビルを調査した結果、原因は、地盤の弱さだけではない可能性があると指摘する。
楠教授
「地下のおそらく杭が激しく壊れて、それが(倒壊の)引き金になったというふうに考えてます」
■弱い地盤に打たれた"杭" 「それ相応の地震力で壊れてくる」
能登半島地震で多くのビルが、傾いたり倒れたりしたのはなぜなのか。
杭は、地下深くの固い岩盤まで打ち込まれることが多い。また杭の強度については、国が基準を徐々に高めていった。しかし…
楠教授は、能登で倒れたり傾いたりしたビルの多くで、杭が壊れた可能性を指摘する。楠教授が推定するビル倒壊のメカニズムとは。
激しい揺れによって、右側の杭が地中で折れる。すると、ビルは右側に傾き、左側の杭は基礎から抜ける。支えを失ったビルは砂や粘土層でできた柔らかい地面に沈み込み、完全に横倒しになった。
国土交通省も、杭が地下1メートルほどの場所で折れている可能性があると発表した。
楠教授
「昔の杭は今のように厳しく計算をするということがまだ行われていなかった時代のものもありますので、それ相応の地震力で壊れてくるということになります」
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