この際に救助が遅れたというのは事実だろう。
そして、災害時なので当然のことながら道路を使うことになった。
地盤変状が激しく波打ち、傾き、穴があきといういった道路をなんとか通れるように復旧されたが、肝心の道路規制をすぐにはしなかったのが大きな間違い。
また、ドローンの使用禁止をいち早く決めたのも間違いだったと、後の検証では問題となるだろう。
参考)四則有備より
西村明儒が阪神淡路大震災で述べた名言(医師 徳島大学教授)[今週の防災格言110]
https://shisokuyubi.com/bousai-kakugen/index-183
Yahoo!より、
死者14%が低体温症・凍死 道路寸断による救助遅れ影響か 能登地震
1/31(水) 20:42配信
毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/87517b02b760521779e606973af6f457e5ec23d3
記事より、
能登半島地震で亡くなった人々の死因が31日、警察庁の分析で初めて明らかになった。多くが「圧死」だが、「低体温症・凍死」も全体(222人)の14%にあたる32人に上った。厳寒地の被災地で救助を待つ間に死亡した可能性が高い。うち30人は半島北部の輪島市と珠洲(すず)市に集中しており、道路寸断による救助の遅れが影響したとみられる。
「道路や救助の状況によっては救えた命だったかもしれない」。警察の依頼で被災地に入った日本法医学会石川県派遣団の一人、高塚尚和(ひさかず)医師はこう話す。高塚氏は1月6〜8日の3日間、輪島市で22人の遺体検案に当たり、9人の死因を低体温症と判断した。倒壊した家屋に閉じ込められていた例が多かったという。
低体温症は、体温(直腸温度)が35度以下になる症状。死亡率が高く、冬山登山の遭難時や水難事故で多く発生する。10度以下の気温で発症しやすいとされ、地震が起きた1月1日の深夜に氷点下まで冷え込んだ被災地は条件を満たしていた。
高塚氏によると、圧死や窒息死よりも死に至るまでの時間が比較的長く、生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」までの救助活動が重要だという。山地が大半を占める能登半島はアクセスルートが限られるが、大動脈の国道249号が地震による土砂崩れなどにより寸断され、消防や警察の車両がなかなかたどり着けなかった。高塚氏は、救助車両が早く到着できたとしても、倒壊家屋が多いため効率の良い救出活動は難しかった可能性に言及したうえで、救助態勢やアクセスの問題を検証すべきだとしている。
死者については、石川県が「家屋倒壊」「土砂災害」といった被災状況を公表しているが、詳しい死因を明らかにしていなかった。阪神大震災で死因分析にあたった徳島大の西村明儒(あきよし)教授(法医学)によると、震災で神戸市内の犠牲者の死因は窒息が54%、圧死が12%だった。こうしたデータもあって建物の耐震基準が見直されたといい、西村教授は「能登半島地震でも詳しい死因と被災状況、家屋の損壊程度などを総合的に分析し、今後の教訓とすべきだ」と話した。
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