しかし、そもそも自動販売機自体が減少しているという。
そうした中で増えている冷凍食品の自動販売機の設置。
国内でたった2社しか製造していないという状況だが好調なようだ。
設置する者の理由は、宣伝広告となるから、というのだから、面白い。
食品販売の業者からすれば、ただの広告ではなく、利益も産むのだから、こんないい戦略はないだろう。
Yahoo!より、
冷凍食品の自販機が街に急増する理由 逆境の業界救えるか
7/24(日) 17:00配信
毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/edadcc6e01662ab43472ceaca138b438930b8666
記事より、
ラーメンにハンバーグ、海鮮丼、ウナギのかば焼き、ケーキ――。冷凍食品の自動販売機が最近、街に急増している。火付け役となったのが、ある自販機メーカーが2021年1月に販売を開始した製品だ。「自販機大国」といわれる日本だが、実際は国内の自販機はピークの00年から160万台も減り、メーカーの撤退も相次ぐ。逆境の中、販売開始から1年余りで出荷台数が3000台を突破した自販機の名前は、その名も「ど冷(ひ)えもん」。ヒットのわけは。
コンビニなどのショーケースも手がけるサンデンが新たな分野として着目したのが、コンビニで売り上げが伸びている冷凍食品だった。21年1月、「ど冷えもん」の名前で販売を始めた自販機は、19年3月の開発スタート時には想像もしていなかった形で注目を集めることになった。新型コロナウイルスの感染拡大で、休業や営業時間の短縮を余儀なくされた飲食店などが、減少した売り上げを補うためこぞって店の前などに設置するようになったからだ。
専門の業者に補充を依頼するしかない飲料の自販機と違って、誰でも補充できる簡単な構造にし、普及しやすくした。サンデンによると、今年3月末までの出荷台数は累計で3000台を超えるという。
飲食店などから始まった自販機の設置場所も商業施設や駐車場、街角へと広がり、最近になって増えているのが、人通りが多く売り上げが見込める駅構内の「エキナカ」だ。博多名物の明太子などを製造する、やまやコミュニケーションズ(福岡市東区)は21年7月、出張者や旅行客らをターゲットにJR博多駅の新幹線改札口前に明太子ともつ鍋の自販機を設置。今年6月には鹿児島線のホーム、7月には駅構内のメイン通路にも1台ずつ追加した。
エキナカに設置する狙いは直接的な売り上げへの期待だけではない。7月に地下鉄の博多駅に海鮮丼の具の自販機を設置したKANAME(福岡市南区)の本業は「糸島海鮮堂」の屋号で展開する海鮮丼の具のインターネット販売だ。自販機の正面や側面には海鮮丼の大きな写真とともに「糸島海鮮堂」と目立つように書かれており、田中要治社長(47)は「名前を知ってもらうことも駅に設置する理由」と説明する。博多駅などの主要駅に広告を掲示すると1枚につき月に十数万円かかる。アジフライの写真や会社名をあしらった側面や背面も見えるように設置している三陽の横山さんは「交通広告を複数出すのに比べれば設置費用ははるかに安価。チャンスがあれば関東や関西などの駅にも置きたい」と語る。
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