記事にあるように、
市は「現場が遠い上、市役所が閉まっている土曜日に発生したことなどが重なり、結果的に防災無線まで時間がかかった」
というのだから、市役所が閉まっていると消防活動も遅くなるのは仕方がないということのようだ。
大体、災害というのは夜や早朝など役所が閉まっている時間に発生することが多い。
こんなことで消防活動が遅れるということなら、この北杜市の市民は自ら消火活動ができるように、日頃から消防について設備の点検などをしっかりして自衛するしかないだろう。
どうもこの限界集落では十分な消火設備のチェックとメインテナンスと実際に消火活動ができるような訓練がされていなかったようだ。
そういう意味では、市も市民もお粗末な話だが、限界集落というのはそういうものなのだろう。
Yahoo!より、
限界集落で33棟全焼、消防団への出動要請は1時間半後…市「マニュアル通り」
4/27(水) 7:34配信
読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/7279beac3a610e158b604dd2132bf018fa1c871d
記事より、
山梨県北杜市の山間部で先月、33棟が全焼した大規模火災で、地域の消防団に出動を要請する防災無線が最初に流れたのは、発生から1時間半後の午後2時頃だったことがわかった。市は、担当者が現場に到着した後に流すと定めたマニュアル通りに対応したと説明するが、地元では「遅かった」などと疑問の声が上がっている。市中心部から遠く離れた限界集落で火災対応の在り方が問われている。(河合正人)
火災が発生したのは同市須玉町小尾の和田地区。22世帯、人口33人(3月1日現在)で、高齢者が半数を超える限界集落だ。山梨県警や峡北消防本部によると、3月12日午後0時半頃に出火し、約22時間後に消し止められた。住宅10棟を含む建物33棟が全焼し、焼け跡から80歳代の男性1人の遺体が見つかった。
マニュアルでは、防災担当者が火災現場を目視で確認し、必要と判断すれば防災無線を流すよう市役所か総合支所に連絡する。一方、電話でも地域の消防団に出動を要請する。
和田地区は、市役所と須玉総合支所からいずれも車で30分ほどの距離。市は「現場が遠い上、市役所が閉まっている土曜日に発生したことなどが重なり、結果的に防災無線まで時間がかかった」としている。
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