10年でマンションの価格が上がっているというのだが、20年経った、あるいは30年経ったマンションの価値はどうか?
そもそもマンションというのは戸建て違って、共有物、であることが一番の違いで最も重要な違い。
共有と言っても、マンションは100世帯で共有という異次元レベルの権利関係の難しさがある。
玄関ドアの一つも管理組合の了承なしには変えられない、色さえ塗れないというのがマンション。
10年で売り抜けるなら分かる。
30年も経つと、相続などが発生し、100世帯のマンションの権利者が10倍の1000人になっていてもおかしくない。
そんな人間と共有して管理組合の運営なんて考えるだけで時間の無駄だ。
超重要なポイントはマンションは共有物であること!
共有物の面倒さはちょっと調べれば山のように出てくる。
相続を考えたときでもそうだ。
利害関係者が多ければ多いほど揉める。実際、マンションの修繕で管理組合とのやり取りで疲弊して売却したという人も多い。まだ売れるうちだったら良いが、修繕でさえできない可能性があるのが共有物であるマンションのデメリットだ。
超重要なことを語っていないこの記事はナンセンスで極めて有害だ。
Yahoo!より、
「戸建てかマンションか」…悩んでる人に知ってほしい「超重要なポイント」
4/20(水) 7:02配信
現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/09d8db67e1065a36f79034a83fb6f9a2a1c466c8?page=3
記事より、
首都圏中古マンションは10年で1.5倍に
実際、資産価値としての評価をみると、一戸建てよりマンションのほうがかなり有利になっている。
図4は首都圏の中古一戸建てと中古マンションの成約価格の推移を示しているが、一戸建てはこの10年間の上昇率が16.3%なのに対して、マンションは52.9%に達している。一戸建ては2021年に急上昇しているので、それまではほとんど横ばいといっていい動きだった。
また、民間調査機関の東京カンテイによる首都圏マンションのリセールバリュー(再販価値)は、101.9%に達している。つまり、首都圏平均で10年前の分譲価格より現在の中古マンションとしての取引価格が1.9%上がっているということだ。
マンション価格は、首都圏平均で6000万円台が続き、東京23区だけに限ると平均8000万円台に達している。月によっては東京23区の平均価格が1億円を超えることもあるほど高くなっているが、それでも頑張ってマンションを手に入れておきたいと購入する人がいる。だからこそ、東京のマンションは高くても売れ、売れるからこそまた上がるという上昇が続いているといっていいだろう。
30年先まで見通したうえでの選択
以上のように、一戸建てにしろ、マイホームにしろ、それぞれ一長一短があるから、どちらがいいと決めつけることはできない。
これからの生活環境を重視し、ゆとりある広さの住まいで生活を充実させたいと考える人にとっては近郊や郊外の一戸建てがいいだろう。一方、将来の資産価値を重視したいというのであれば、多少高くてもやはり交通アクセスや生活利便施設などが充実している都心やその近くのマンションを選ぶのがいいだろう。
現在のライフスタイル、ライフステージだけではなく、20年後、30年後まで見通しながら選択していただきたい。
参考)
Yahoo!より、
2030年、日本が迎える「認知症マンション続出」という現実
4/20(水) 9:02配信
FRIDAY
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c3b65439acb6840d592f069e208bcfaf2234976
記事より、
「マンションを買うのはゴールではなく、スタートです。どこまで物件と一緒に歳を重ねられるかを見極めないと、いつの間にか自分の住む家が、自分の人生の足を引っ張る『負動産』になっている可能性もあります」
<そう語るのは、『60歳からのマンション学』(講談社+α新書)の著者・日下部理絵氏だ。人生100年時代、終の棲家と思って買った物件が、築年数を重ねていくうちに老朽化し、スラム化や空室だらけの「ゴーストマンション」化する可能性も大いにあり得る。それを避けるにはどうすればいいのか、日下部氏に聞いた。>
何しろ色んな人と共有しているのがマンション。
認知症が出てくるとマンション管理組合が機能しなくなる可能性もある。
そうでなくても高齢者に仕切られて満足な修繕だってできないというのは容易に想像できる。
おまけに外国人が入ってきていたら・・・心配は絶えない。
これは戸建と全く違うマンションのリスクだ。
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