コロナは危ないから危険手当!なければやらないということだろう・・・
Yahoo!より、
新型コロナの慰労金もらえない・・・看護、介護の現場から相次ぐ憤り ”壁”になっているものは
10/25(日) 11:23配信
西日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa23ab88a08c040c14e5337cb9c982254a7d5aea
記事より、
「新型コロナウイルスの感染リスクがあるのに、職場が国の慰労金を申請してくれない」。病院や介護施設で働く人から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に憤りの声が相次いだ。国の慰労金は新型コロナで負担が増す医療・福祉分野の働き手をねぎらうために給付されるが、受け取れるかは事業所の対応次第という。
福岡県の女性は、医薬品の取り扱いのため病院で働き、診察室で患者と接する。にもかかわらず派遣元の会社から慰労金が出ないと聞いた。「手続きが手間で迷惑が掛かるので、病院には申請を頼まないそうです」
清掃業の女性(61)=同県=は病院に委託されてトイレや浴室を掃除し、病室で患者と話すこともある。感染者の排せつ物にはウイルスが潜むとされ、便器や床に残る汚物をブラシでこすると、しぶきが飛ぶ。「もし吸い込んだら…」と、日々の不安は大きい。
福岡市の介護施設で働く40代の看護師も「慰労金をもらえないのはおかしい」と憤る。高齢者の入浴を介助し、声が小さいと口元に耳を近づけるなど、感染リスクと隣り合わせだ。
厚生労働省によると、医療機関では感染者やその他の患者と、介護・障害者施設では利用者と、それぞれ対面や会話をすると給付される。病院の清掃や給食業務も「対象となる場合が多い」としている。
3人は受給できないのか−。申請内容を確認するのは都道府県。福岡県庁の複数の担当部署に聞くと、少なくとも清掃業と看護師は「受給できる可能性がある」との回答だった。
慰労金は、6月末まで病院などで働いた人に、患者との接触の程度に応じて1人5万〜20万円が支給される。医療機関や施設が直接雇用の職員と、業務委託する業者の従業員の分を、まとめて手続きする。
この代理申請のルールが壁になり、同様の不満は全国で噴出。厚労省は急きょ、漏れなく申請するよう医療機関などに通知した。
背景に、事業所の事務作業の増加と、制度の周知不足があるようだ。申請には、患者との接触状況などを調べる必要がある。福岡県の病院幹部は「行政に出す関係資料が多く、負担は大きい。病院ごとに対象者の解釈は異なり、申請されない外部業者はあるかもしれない」と打ち明ける。
では、なぜ代理申請なのか。厚労省によると、個人申請では、勤務実態や勤務先を都道府県が確認することになり、作業が煩雑になる。担当者は「今の方法が最も早く給付できる」と説明する。
実際に感染者が入院した病院に派遣され、給食調理を担う北九州市の女性(61)でさえ「申請してもらえない」と訴える。立場の弱い外部の委託業者が、従業員の手続きを病院などに迫れない事情も垣間見える。九州大の馬場園明教授(医療経営学)は「病院での給食や洗濯、清掃を外部業者が担うと、従業員に感染リスクが生じる。当然給付されるべきだ」と指摘する。
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