どこかが噴火する。
Yahoo!より、
北アルプス玄関口で地震多発 「落石注意」相次ぐ地鳴り
5/7(木) 18:27配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000029-asahi-soci
記事より、
北アルプスの玄関口、上高地(長野県松本市)周辺で、4月下旬から地震が続いている。新型コロナウイルス感染拡大で、ホテルや旅館、山小屋、キャンプ場など全ての施設が営業休止中。再開の準備にあたる地元関係者は、沈静化しない地震に不安を感じている。
先月29日、取材のため上高地を訪ねた。バスターミナルから徒歩約1時間の明神池への遊歩道では、地震の影響とみられる地割れ(幅約5センチ、長さ約10メートル)が1カ所あった。また、明神池手前では、ひと抱え以上もある巨大な落石が遊歩道をふさいでおり、「落石注意」の看板があった。
明神池では、地鳴りのような音が鳴り響いた。直後に足元が数秒間揺れ、湖面もわずかに波打った。気象庁のホームページを見ると、マグニチュードは2・7。地図上で震源を示すバツ印は上高地付近を示していた。観光名所の河童橋(かっぱばし)近くのホテルの従業員は「23日は余震も多く、雪崩が多発した」と話す。河童橋からは真っ白に雪化粧した穂高連峰が望め、谷筋には雪崩の跡が確認できた。
長野地方気象台によると、22日未明に震度3を観測して以降、5月1日正午までに県中部で計57回の揺れを観測。ほとんどの震源が上高地付近に集中し、最も大きな揺れは4月23日の震度4だった。
上高地周辺では1998年夏にも約3カ月間、震度1以上の揺れを200回以上観測。うち2回はマグニチュード5以上で、上高地の入り口、大正池付近を走行中のタクシーに落石が直撃するなどの被害があり、客足も落ち込んだという。今回の地震では、遊歩道に落石や地割れが何カ所もあり、上高地温泉ホテルでは26日に従業員らを避難のために下山させたという。
「山に囲まれているので水や電気が止まってしまわないだろうか……」。バスターミナルからほど近い、小梨平キャンプ場の支配人斉藤正仁さん(62)は心配する。最初の地震があった22日未明、地鳴りと大きな揺れで目が覚めた。その後も小刻みな揺れで寝付けない夜だったといい、「電気が止まればラジオしか情報がなくなるのがこわい」。
同気象台は、地震の原因を「特定できていない」としている。大正池近くにそびえる活火山の焼岳(2455メートル)の活動には特に変化は見られないという。同気象台は「過去にも地震が起きているので、今後も地震活動がしばらく続くことが考えられる」と注意を呼びかけている。
参考)過去の焼岳の噴火
https://gbank.gsj.jp/volcano/Act_Vol/yakedake/page6_3.html
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