家のなかには床に落ちた新型コロナウイルスを持ちこまないというのが諸外国との大きな違いだ。
手洗いがふんだんにできるきれいな水、毎日風呂に入る文化などすべてを水に流すのが日本。
水が豊かでなければできないことで、なかなか他国にまねすることはできない。
新型コロナウイルスの感染拡大防止には、家庭内での履き替え、土足厳禁を日本発の効果的な対策としてWHOに広報をしてもらうくらいの金は払っているはずだ。
以下の議論は欧米などに比べて1/100しか感染者のいない日本だから指数関数的には感染者が増えていないだけのことだろう。違和感しかない。
なお、以下の記事で面白いのは感染者数が多いのは、富裕層の住宅地と新宿などの繁華街という話。
富裕層と新宿の繁華街に共通するのは海外との関係の深さだ。
富裕層は海外に仕事や遊びで出かけることが多い。また、新宿や六本木にはまさに外人が多い。この外人もそこそこ金をもっているのでやはり海外に出かけることが多い。
日本の統計は外人と日本国籍を有する者を分けていないので、外国人が多ければその地域の数字は悪くなるということだろう。
一方で下町では感染者が少ないというのは海外に頻繁に行く機会がないから、だろう。外人は一定程度いるが、金がないので頻繁には海外に行けない。送金をして終わりということで海外との往来がないのだ。
衛星県境は金持ちも貧乏人も日本では差がほとんどないため、違いがあるのは外国との往来の関係のみだろう。
統計の専門を標ぼうするなら、その点は指摘してほしいものだ。
Yahoo!より、
世界中で日本だけ「コロナ感染のグラフがおかしい」という不気味
5/7(木) 19:16配信プレジデントオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200507-00035219-president-soci
記事より、
新型コロナウイルスによる日本の死者数は欧米に比べて少ない。だが感染者数と死亡者数を「対数グラフ」で分析すると、日本だけが異常な推移をたどっている。統計データ分析家の本川裕氏は、「他国のように収束へ向かう横ばい化への転換が認められず、増加ペースが落ちていない。そこには3つの理由が考えられる」という――。
新型コロナウイルスは、海外でも日本でも「感染爆発」と呼ばれた一時期ほどの急拡大は見られなくなってきた。だが、それでもなお深刻な感染状況が続き、医療が対応しきれないこともあって各国で死者が増えている。
1月に中国・武漢ではじまった新型コロナの感染拡大は、その後、韓国、イラン、イタリアなどと広がり、また、さらに欧州各国や米国などを中心に全世界に拡大してきている。この4カ月余りを過ぎた時点で、地域によって感染拡大のテンポや規模がどのように違っているかを、世界各国と日本の国内で振り返ってみたい。
感染拡大を表すデータとしては、「累積の感染者数の推移」を折れ線グラフで表すことが多かった。その後、感染拡大のピークを過ぎたかどうかに焦点が移り、「毎日の新規感染者数の推移」の棒グラフをみる機会が増えている。
本稿では、地域間の比較に重点をおいて、「累積の感染者数の推移」の折れ線グラフ、しかも「対数」でのグラフを使用する。対数グラフは、データの大きさが大きく異なる系列の比較に適しており、また指数関数的な拡大のテンポを傾きで表現できることから、欧米メディアでは定番になっている。
また欧米メディアでは、グラフの時間軸の起点を「累積感染者数が100人を超えた時点」とするのが通例だ。これは、感染拡大の時期が大きくずれている中国とイタリア、英国などを比較するうえで適切だからである。
世界中で日本だけ「コロナ感染のグラフがおかしい」という不気味
主要感染国の感染者数推移の対数グラフをまとめたのが図表1だ。Y軸(縦軸)の目盛りが100人、1000人、10000人と10倍ずつ増えていくのが対数グラフの特徴だ。米国と日本では感染者数の規模は大きく異なっている。グラフの最終日である5月4日時点で米国が118万人に対して日本は1万5000人と100倍違う。
普通のグラフでは米国の推移は追えても、日本の推移はX軸(横軸)に張り付いた横ばいの線にしか見えないだろう。対数グラフの場合、軌跡線の傾きが直線の場合は、指数関数的な増加、すなわち、ねずみ算式の倍々ゲームで増えていることを示している。
図表中に、参照線として「黒の点線」で、累積感染者数が「1日目100人から始まって、2〜3日に2倍のペースで増え、25日目からは1カ月に2倍のペースで増えるようにペースダウンした場合」の軌跡線を描いた。この参照線より傾きが急であるなら拡大テンポもより高いことを示し、より緩やかなら拡大テンポもより低いことを示す。
こう理解した上で各国の軌跡を追うと、欧米諸国(米国、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスなど)では感染拡大と収束へ向かう右方向に折れ曲がる動きが相互に非常に似ており、参照線に近い形で推移していることが分かる。
さらに興味深いのはこうした欧米諸国と東アジア諸国との対照的な推移パターンである。
感染の発生地である中国、そして次に感染が拡大した韓国は、感染100人を超えてからの経過日数別の推移でみると、当初はほぼ欧米諸国と同様の拡大テンポが続いたが、欧米諸国よりかなり早い段階で横ばいに転じている点が目立っている。中国の人口規模は特段に大きいので人口当たりの感染者数の推移で見れば、感染拡大と収束へ向かうパターンについては中国と韓国は見かけよりもっと似ているということになろう。
一方、これらの海外諸国の推移と全く違うパターンで進んでいるのが日本である。
日本の感染拡大のペースは、これまでのところ、他国のように当初急速に拡大(いわゆるオーバーシュート)、そして一定の日数を経て、伸びが急速に落ちるといったパターンでなく、一貫して、「9日間に2倍ぐらいのテンポ」で増加している。他国のドラスチックな変化とは明確に異なっているのである
日本は死亡者数自体の規模は大きく他国を下回っているものの、推移パターンはかなり日数が経過しているのに、他国のように収束へ向かう横ばい化への転換がなかなか認められない点が懸念される。
都内でも感染拡大が大きく進んでいるのは、銀座、新宿、赤坂、六本木といったわが国の代表的な繁華街を有する「都心地区」(中央区、港区、新宿など)、および富裕層も多い住宅地域である「西部地区」(世田谷区・渋谷区など)であり、この2地区が感染者数規模においても、また感染拡大のテンポにおいても他地区を圧倒している。
他方、感染拡大のテンポが緩やかなのは、「下町地区」と「東部地区」であり、累積感染者数100人以上の本格的感染拡大がはじまる時期も遅かったし、その後の拡大規模も比較的小さい。
ともあれ、都道府県別に見ても都内の地区別に見ても、エリアによって感染者数の偏りはあるものの、全体として数の「横ばい化」は認められず、日本国内において予断を許さないことは確かだ。
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