そのために、今は、感染を防ぐのではなく感染拡大のスピードをコントロールしているのだ。
専門家の誰もが新型コロナウイルスにかかる人がゼロとなることが理想となど思っていない。
手当ができて亡くなるようなことがない程度に感染を拡大するというのが戦略だ。
これはもうそろそろはっきり言った方がいいだろう。
イギリスなどは既にそのように説明しているのだから・・・
Yahoo!より、
新型コロナ、日本はどれだけぎりぎりの状態なのか
3/29(日) 6:01配信 JBpress
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00059930-jbpressz-soci&p=4
記事より、
新型コロナウイルス感染症はいつ、どのように終息するのだろうか。
現時点では特別な治療薬はまだ存在しない。日本感染症学会は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)―水際対策から感染蔓延期に向けて―2020年2月21日現在」でこう報告していた。
「特異的な治療薬はありません。新型コロナウイルスによる感染症に対する特別な治療法はありません。脱水に対する補液、解熱剤の使用などの対症療法が中心となります。一部、抗 HIV 薬(ロピナビル・リトナビル)や抗インフルエンザ薬(ファビピラビル)などが有効ではないかという意見もありますが、まだ医学的には証明されていません」
「ステロイド等の使用に関する知見も不十分です。本邦において新型コロナウイルスの分離・培養が成功したことから、新型コロナウイルス感染症に対する特異的な治療薬の開発が期待されるところで、上記の薬剤を含む臨床試験が準備中です」
では、季節が変わり暖かくなれば終息するのか。残念ながらその保証もない。米国疾病予防管理センター(CDC)のサイトには、「気候が暖かくなったらCOVID-19の拡大は止まりますか?」という質問に対する、以下のような回答が掲載されている。
「天候や気温がCOVID-19の感染拡大に影響を与えるかどうかはまだわかっていません。現時点では、気候が暖かくなるとCOVID-19の感染が減少するかどうかはわかりません。COVID-19の感染性、重症度、その他の特徴については、まだ多くのことがわかっておらず、現在も調査が続けられています」
国立国際医療研究センターの感染症専門医、忽那賢志(くつな・さとし)氏はこう語っている。「わたしたちは、あくまで、発症者のピークを後ろにずらし、医療のキャパシティを超えないように、カーブをなだらかにしていく必要があります」(文春オンライン「都内で感染者急増 新型コロナ患者を診る医師が、いま一番恐れていること」)。忽那氏によると、ピークは夏過ぎになる可能性もあるという。
結局のところ、私たち一人ひとりが感染の防止に努め、医療崩壊を起こさないレベルににピークをできるだけ低く抑え、なだらかに終息させていくしかないようだ。ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所所長、山中伸弥氏は、自らの新型コロナHPで「新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。1年は続く可能性のある長いマラソンです」「ウイルスとの闘いは、有効なワクチンや治療薬が開発されるまで手を抜くことなく続ける必要があります」と記している。
また、日本生態学会・進化生物学会の会長を歴任し、ウイルス進化に関する論文を発表している矢原徹一氏(九州大学理学研究院教授)は、JBpressのインタビューに応えて「新型コロナウイルスの流行はおそらく来年まで続きますが、欧米のような爆発的感染拡大を起こさないことが重要です。東京では今すぐ強力な行動抑制策をとる必要があります。そうすれば、約2週間は感染確認者が増え続けますが、そのあと減少すると予想されます」と述べている
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