これが倒産の危機のようだ。
Yahoo!より、
「大戸屋」赤字転落は“値上げ”や“お家騒動”のせいではない 専門家が指摘するもっと深刻な理由
12/17(火) 5:58配信 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191217-00595621-shincho-bus_all
記事より、
11月12日、大戸屋ホールディングスは2019年9月中間決算を発表、営業損益が1億8700万円の赤字とした。多くのメディアが「中間期に営業損失を出すのは01年にジャスダックに上場して以来、初めて」と報じた。
この時、大戸屋は「18年7月と今年4月のメニュー改定、そして今年2月に発覚した不適切動画の悪影響により、業績が悪化した」との説明を行っている。
それでは18年7月のメニュー改定から順を追って見ていこう。当時のプレスリリースには《新登場のラインナップ》として定食が6種類、丼と雑炊が1種類ずつ紹介されている。
最も高いのは「フォンドボー仕立ての和風ソースで食べる炭火焼きビフテキ定食」で、税込1790円(当時、以下同)だった。
逆に最も安い定食は「大戸屋特製黒酢あんで作る さばの梅黒酢煮定食」で880円、「アカモクと五穀ご飯のねばとろ出汁雑炊」は790円だった。
次にバイトテロだが、こちらは今年2月に発覚。大阪府泉佐野市の「大戸屋ごはん処りんくうシークル店」のアルバイト従業員3人が、ズボンを脱いだ下半身をお盆で隠したり、廃棄予定のプリンを口にしたりする様子をSNSに投稿していたのだ。
大戸屋は謝罪と再発防止に大わらわ。最悪のタイミングで4月のメニュー改定が実施されたわけだが、その内容は毎日新聞が報じた「大戸屋HD:値上げ、定食最大70円」の一部をご覧いただきたい(註:引用時はデイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)。
《定食メニューなど12品目について、23日から10〜70円値上げすると発表した。人件費や魚などの材料費が高騰していることが理由という》
《「しまほっけの炭火焼き定食」が970円から1040円に、「ロースかつ定食」は910円から950円になる》
2000円近いビフテキ定食となると、逆に許せるかもしれない。「大戸屋で1040円」の方が動揺する声が多かったのは事実だ。しかし本当にネット上で異論が相次いだのは、「大戸屋ランチ」だった。
千葉氏によると、経済が豊かになって社会が成熟すると、消費者は「何でもあるレストラン」ではなく「一品勝負の専門店」を求めるようになるという。
どれも的外れ。
大戸屋からファンが減った本当の理由はスタンプカードの相次ぐ害悪の末の廃止だ。
これは客を大切にしていないというメッセージになったのだ。
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