すでにYouTubeが不適切として削除しているにも関わらず、ビデオを削除しないのは異常だ。
AIでフェイク動画かどうかを判断するよりもなによりも、多くの視聴回数があるものが偽物で悪意のあるものならば、一旦、動画を見られなくするということは可能。
なぜ、そうしたできることをしないかというところにFacebookの問題がある。
まさに、技術の問題ではなく、ポリシー、意図の問題だ。
Yahoo!より、
写真から本人そっくりの動画をAIで生成 フェイク動画を後押しするリスクも
5/26(日) 6:31配信 ITmedia PC USER
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190526-00000016-zdn_pc-sci
記事より、
・米民主党のナンシー・ペロシ下院議長がインタビューでなんだか酔っぱらっているような話し方をしている動画がYouTubeで公開され、瞬く間にTwitterやFacebookで拡散した
・トランプ大統領も喜々としてツイートしました(後に削除)
・米Washington Postの記者、ドリュー・ハーウェル氏が、この動画が低レベルな動画編集方法で偽造したフェイク動画だと記事で喝破し、YouTubeとTwitterはサービス上から動画を削除しましたが、Facebookではこれを書いている今、まだ残っていて、既に255万回再生されています
・見てみると、動作が緩慢で、ろれつが回っていないように聞こえます。Facebookに投稿したのは保守的なFacebookページ「Politics WatchDog」で、添えられている説明は「ナンシー・ペロシ下院議長、トランプ大統領によるインフラ会議打ち切りについて語る:それはとてもとてもとても奇妙でした」というもので、あたかもインタビューの収録をそのまま掲載しているようです
・でもWashington Postの記事によると、これは動画をスロー再生して編集したもの。スローにすると音声は低くなりますが、簡単にピッチを上げることができます。記事には編集前の映像も紹介されているので、これがフェイク動画だということは一目瞭然
・こういう、高度な技術を必要としない手軽なフェイク動画は「シャロー(浅い)フェイク」と呼ばれています。もともと、AIを使って作る本格的なフェイクを「ディープフェイク」と呼ぶことから来ています
・立派なAIラボを持つFacebookでさえ、シャローフェイク動画をフェイクだと判断するのにものすごく時間がかかりました(しかも「編集した動画を掲載するのはポリシー違反じゃない」としてこの動画は削除しない方針だそうです)。
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