アゴラより、
【GEPR】原発のテロ対策工事で運転を停止する必要はない
2019年04月25日 16:10
池田 信夫
http://agora-web.jp/archives/2038638.html
記事より、
・原子力規制委員会は24日、原発の「特定重大事故等対処施設」(特重)について、工事計画の認可から5年以内に設置を義務づける経過措置を延長しないことを決めた
・これは航空機によるテロ対策などのため予備の制御室などを設置する工事だが、予定より大幅に遅れ、5年の期限内に工事が終わらない見通し
・このため電力会社が経過措置を延長するよう要望していたが、規制委員会が延長しない方針を決めたため、図のように最大13基の原発に影響が出る見通しだ。この決定をNHKは「運転の停止を命じることを決めました」と報じているが、これは誤り
・特重はバックアップ施設なので、工事は本体の原子炉を運転しながらできる。たとえ5年の経過措置が終わっても、運転を停止する技術的な必然性はないのだ。まして規制委員会が運転停止を命令する必要はない
・法的には、規制委員会は原子炉の停止命令を出すことができる(原子炉等規制法43条の3の23)が、日本では前例がない。命令に対して電力会社が行政訴訟を起こしたら、国が敗訴するおそれが強い。規制委員会は従来のように「規制基準に不適合」という判断を示して自発的な停止を求めるのだろうが、電力会社が従わない可能性もある
結局、原子力規制委員会の学者というのは安倍総理にまさに忖度をして発言をして金を稼いでいるだけなのだ。
その程度の学識経験者にはとても原子力の規制などという役割を任せることは適切とは言えないだろう。
科学者というのは自分の判断できる範囲内での判断をすればいいだけで、大気汚染とのバランスなどについては一切責任をもたないのだから、様々なことが判断できると考えるのは倫理的にはアウトだ。
そもそもテロ対策工事が終わっていないなんてことを全国放送で流す場でしゃべるなんて、頭の構造がすでにテロリストだ。情報がダダ洩れ。テロリストには歓迎すべき情報だ。報道規制をかけるのが本来のテロ対策だろう。
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