http://bylines.news.yahoo.co.jp/tsudakenji/20130510-00024873/
1000億円という途方もないスーパーコン補助金
津田 建二 | 国際技術ジャーナリスト・アナリスト
2013年5月10日 20時36分
スーパーコンピュータに1000億円を国の補助金として出すというニュースを見て、常識外れの金額だと思った。国内におけるスーパーコン市場は富士通のその売上1000億円しかない。世界的にも100億ドル(約1兆円)しかない小さな市場である。ここに税金で1000億円をつぎ込むのである。
さらに、世界のスーパーコンメーカーを見ると、スーパーコンを製造している富士通よりも小さなクレイやSGIなどが生き残っている。彼らは市販のCPUを超並列動作させ、CPU同士をつなぐ高速バスやインターコネクトを太くして高速化を図っている。CPUを自社開発しない。IntelやAMDのCPUプロセッサを購入している。いわば、コストを有効に使おうという訳だ。
世界一を目指すと旧にお金がかかる、桁が変わるということは普通にありえるはずだ。
世界一を目指すのか否かという違いはよく認識しておくべきだろう。
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