サンデーモーニングを題材にしての議論。
確かに、東京医科大の不正入試と女性差別を繋げてしまうのは適切ではない。
高橋洋一は触れていないが、公平性の観点から、本来は、文科省の佐野太の息子を裏口入学させたということをセットで議論する必要があるものだ。
一般入試という公平性について、理事長はどうとでもなると考えていたことが問題。
また、もちろん定員枠を増やしてもいいのだけれども、少なくとも医学部という大括りではなく、もっと専門性を分けて学生を募集することができるようにし、実際の研修もその分野でするということにすればいいのではないだろうかとも思う。
官僚という一般的なかたちではなく、諸悪の根源は文科省のデタラメ行政にあるという風にはっきり書かないのは不思議なところだ。
また最後に触れている就職における男女差別についての記述は示唆的だ。これも、現実はどこでも、だれでもやっている。まさに、西川史子の言うように女性では継続しにくいだろうと一般に考えられる職業については明らかに男女差別がある。面接などの点数だと言い張ることができるのかもしれないが、公務員などは科目のテストがあるわけで、そのあたりを開示していくと、まさに就職による男女差別が明らかになるだろう。学閥差別も同様。
次のステップはこの各省庁レベルの就職における差別がテーマになることは、まず、間違いない。
Yahoo!より、
テレビ報道では見誤ってしまう「医大不正入試」「水道民営化」の本質
8/6(月) 7:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180806-00056874-gendaibiz-bus_all
記事より、
・日曜日の朝、TBSテレビで『サンデーモーニング』(サンモニ)という左翼系向けの番組が放送されている
・結局、筆者が言ってきたとおり、モリカケ問題において安倍総理の関与や意向が働いたという事実は出てこない。「サンモニ」の報道は基本的に間違っていた
・8月5日放送の「サンモニ」で取り上げられたのが@東京医大の入試問題とA水道の「民営化」についての議論、だった。これらも、やはり「逆神」としてみると興味深い
・@は、東京医大の入試で、女子受験者の点数を一律減点していたという報道である。これをそのまま取り上げていたのであれば「普通の報道」であるが、「サンモニ」ではこれを、自民党の杉田水脈議員の「LGBT発言」とリンクして取り上げていた。ここにこの番組の「真髄」がある。なぜなら、東京医大の入試不正はかなり以前から行われていた話だが、杉田議員の「LGBT発言」はつい最近のことであり、両者の繋がりはない
・「・・・『サンデージャポン』という番組があるが、ここで医師の西川史子氏が興味深い発言をした。 「当たり前です、これは。(東京医大に)限らないです、全部がそうです」「世の中、眼科医と皮膚科医だらけになっちゃう」「(女性は)外科医は少ないです。外科になってくれる男手が必要なんです。おなかが大きくては手術はできないんです。だからやっぱり、女性と男性の比率はちゃんと考えてないといけないんです。男性ができることと、女性ができることって違う」 医療現場で働く西川氏ならではの発言だ。
・事情はわかるが、今回明らかになった東京医大の不正の問題は、やはりアウトだ。なぜなら、公平性を前提とした一般入試において、「公平な扱い」をしていなかったからだ
・もっと根本的なことをいえば、医学部定員を増やせば、こうした「小細工」は不要なのだ。2017年4月から国際医療福祉大に医学部が新設されたが、これは、特例を除くと38年ぶりの医学部の新設
・そもそも、官僚が全体の需給調整弁として医師の数や医学部生の数を考える方法は、既に限界があるとわかっている。官僚に将来需給を見通せる力がないからだ。その「無理な予測」の中で計画が立てられてしまうので、そのしわよせが現場に来るのだ。「医学部生の数はこれだけ」と中央が決めてしまったら、結局大学の医学部が個別に対応を考えなければならず、その結果、東京医大の「入試不正」が生まれてしまう、と考えるべきだ
・なお、就職試験において男女差別があったら大問題だ。なぜなら「男女雇用機会均等法」があるからだ。例えば、採用募集の段階で「今年は10名新規採用する予定の中、男性7名、 女性3名を採用する」とか、採用選考の段階で「男女の構成比を考慮して、男性(女性)の選考基準を女性(男性)よりも厳しくする」といったものを定めていると、原則として法律違反
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