全壊の住宅がないというのが新鮮だ。
ただ、こうした現象は東日本大震災でも、地盤の良いところではあった。
特に注意したいのは、たまたま今回の地震では短周期の地震であり、継続時間が短かったというだけで、阪神・淡路大震災クラスが大阪で発生すれば、多くの木造住宅がぺしゃんこになって1階で寝ているために2階がまるごと落ちてきて圧死して死ぬ人が大勢出ることだ。
なおブロック塀対策は通学する際にヘルメットをかぶることだ。
Yahoo!より、
大阪北部地震を地震学者はどう見たのか
6/19(火) 6:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180619-00056170-gendaibiz-bus_all&p=5
記事より、
・地震波は、音楽と同様に、周期の異なる多様な波の重ね合わせです。マグニチュードが大きいほど広い帯域(短周期から長周期)の波を放出し、小さいと短周期成分に偏ります
・キラーパルスと呼ばれる周期1秒前後の波が卓越する地震波によって破壊される傾向があります。本来、戸建て住宅の固有周期(地震などによって片側に揺れて戻るまでの時間)は0.2秒前後です。そのようなごく短周期で共振現象が生じやすいはずなのですが、大地震の最初の一撃で建物がダメージを受けると固有周期が1秒まで延び、それが後続の揺れによる大破壊につながる
・比較的短周期の波は、震源距離が長いと、長周期に比べて著しく減衰するといわれています。つまり、海溝型地震による地震波は、内陸に到達する頃には短周期成分が衰えていることが多いのです(逆に長周期の波は、柔らかく厚い堆積層で増幅され、高層ビルの固有周期と同期する)。内陸地震の場合は、短周期成分も衰えずにそのまま地表に到達し、震源直上に被害をもたらします
・内陸地震の場合、突然の揺れに備える時間がまったくありません
・内陸地震の場合、顕著な被害をもたらす震度6以上の地域は通常震源域の真上にあり、速報が流れるタイミングは揺れが始まった後になります。机の下に隠れる、建物から飛び出る、といったアクションを起こす時間もありません
・内陸地震における対策は、不意の強い揺れから命を守ることだとわかります。最も重要かつ効果的な対策は建物の耐震補強でしょう。それしかないと言ってもよい
・『活断層地震はどこまで予測できるか』著:遠田 晋次
タグ:大阪北部地震
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