そうした下宿にスプリンクラーを付ける義務などはない。
違法だから人が死ぬのではなく、木造住宅だから人が死ぬ、しかもすぐに全焼して大勢が死ぬのだ。
鉄筋コンクリートのマンションでは1室が燃えて終わりであり、建物が全てが全焼するといことはない。
つまり、木造だから大勢が死ぬ、それだけなのだ。
そこを間違えてはいけない。
Yahoo!より、
札幌の共同住宅火災 背景に受け皿の少なさ
2/15(木) 9:58配信 福祉新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180215-00010000-fukushi-soci
記事より、
・札幌市の共同住宅「そしあるハイム」で起きた火災。低所得高齢者が住む建物の悲劇はこれまでも複数起きている。こうした背景には、受け皿の少なさや、適切な支援が行われていない実態もあると関係者は指摘
・2009年、NPO法人「彩経会」が群馬県内で運営する無届け施設「静養ホームたまゆら」の火事で、10人が死亡。半数以上は東京都墨田区が紹介した生活保護受給者だった。15年には川崎市の簡易宿泊所「吉田屋」など2棟が全焼し、11人が亡くなった
・厚生労働省によると、生活保護受給者などが入る法的位置付けのない施設は15年時点で全国に1236カ所。また無料低額宿泊所は537カ所
・こうした施設には基本的にスプリンクラーの設置義務はない。また、中にはいわゆる貧困ビジネスを行う悪質事業者もいるなど支援の質にバラツキ
・なんもさは消防法上スプリンクラーの設置が不要な下宿だと主張していた
参考)2014.9照明工業会報より、
http://www.jlma.or.jp/anzen/pdf/bousai_hinan_tie2.pdf
これによると、
住宅火災の際、 煙や火で避難ができなくなるまでの時間はこれまでの研究などから
出火から3〜5分程度
であり、 避難可能な時間はほんの僅かしかありません。 就眠中の火災の場合や出火階より上階にいる場合には避難が間に合わないことを多くの住宅火災事例が物語っています・・・
ということで、住宅火災は出火から3分から5分という非常に短時間に避難ができなくなるほどの煙や火の回りが早いということをもっと知っておくべきなのです。
それさえ知っていれば、煙や火に気付いて起きたら、何はともかく避難、となるでしょう。
この避難の常識が非常識になっていることが、住宅火災で多くの人が亡くなっている理由です。
消防の行う消火器の訓練などは有害でしかありません。
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