また、マンションなどの再築費用は神戸製鋼所の総資産額を遥かに上回ることになるだろう。
Yahoo!より、
<神戸製鋼不正>「40年以上前から」元社員ら証言
10/17(火) 21:19配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171017-00000104-mai-bus_all
記事より、
神戸製鋼所の品質検査データの改ざん問題で、不正が数十年前から続いていたことがOBなど同社関係者への取材で分かった。・・・組織的に不正を繰り返す同社の体質・・・
「少なくとも40年前には、製造現場で『トクサイ(特別採用)』という言葉を一般的に使っていた。今に始まった話ではない」。1970年代にアルミ工場に勤務していた元社員は40年以上前から不正があったと証言する。取引先が要求した基準から外れた「トクサイ」であるアルミ板を「顧客の了解を得ないまま出荷していた」と説明。その際、「検査合格証を改ざんしていたようだ」と話す。
また、90年代にデータ改ざんされた合金を部品加工会社に納入し「品質がおかしいのではないか」と指摘された元社員は、代替品をすぐに納入できたため問題が表面化しなかったという。この元社員は「工場長や工場の品質保証責任者も不正を把握しているケースもあり、不正は組織的に行われていた」と証言・・・
関西に住むベテラン社員は「鉄鋼製品では30年以上前から検査データの不正が続いている」と証言。自動車部品などに使われる鉄鋼製品の製造には熱処理が必要だが、処理の仕方によって品質に差が出ることがある。「品質検査の結果、一部で合格に達するデータが得られれば、適合品として出荷している」といい、「検査データの改ざんに当たる」・・・
米国子会社が米司法当局からデータ不正を行っていた製品の関連書類を提出するよう要求されたと発表した。同社は「当局の調査に真摯(しんし)に協力する」としているが、同社による一連のデータ不正は海外当局による調査に発展・・・
数々の現場からの証言。
この証言の中には、鉄鋼製品では30年以上前から検査データの不正が続いている、という言葉がある。
この通りであれば、神戸製鋼所の材料を使った自動車は、すべて型式指定の取り消し、公道の通行不可となり、多くは廃車になるだろう。
また、鉄鋼製品が30年以上前から検査データの不正がなされていたとすれば、関連するマンションやホテル、ビル、そして橋梁などについてもJIS認定のない、かつ、強度の不足している鉄骨などを使っていたということとなり、この場合は明らかに、建築基準法違反となる。
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