やむなく親が子供に体罰を施すときの「正しい体罰のルール」
NEWS ポストセブン 3月21日(木)7時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130321-00000005-pseven-life
精神科医の和田秀樹氏が解説する。
私は親が子に施す体罰を全否定しない。状況に応じて体罰の必要性と有効性を認める立場に立つ。ただし、そこには親が守るべき鉄則がある。
まず、大前提として、字義通り体罰とは「罰」であることを忘れてはならない。とすれば、体罰を施すのは、子供が他人のモノを盗む、壊す、他人を肉体的、精神的に傷つける、その他何らかの迷惑行為をするといった「罪」を犯した時、社会的なルールを破った時に限定すべきだ。
ところが、子供が親の期待通りの成績を挙げない、習い事が上達しないといった時にも子供を叩く親が多い。これはやってはいけない体罰だ。
体罰は全否定したほうがいい。
結局、子供をたたく必要があることがしょっちゅうある訳ないからだ。
もっとも、そういう特殊なケースもあるかもしれない。
しかし、体罰という表現で暴力をごまかしてしまう。
言葉は大事だ。
暴力をやむをえないときを定義するのが現実的だ。
成績が伸びない子供をたたく親は、暴力と思ってもいないのだから。
ああ、これ?いわゆる体罰ってやつだよ、教育だよ、といういいわけを与えるのはよくない。
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