この言葉がそうした重たさを感じるのは、「活躍」という言葉が含まれているからだ。
ここで、
活躍=一億総活躍社会の実現に向けて人材への投資拡大や子育て・介護の環境整備といった取り組みを積極的に進め、日本経済の活性化を目指す
<go辞書より、出典:デジタル大辞泉とある>
よく言われる一線で活躍するという意味が「活躍」という言葉に込められていると感じる。
そうだとすれば、やはりちょっとしんどい。
Yahooより。
景気、緩やかに回復=判断据え置き―財務局長会議
時事通信 1/25(水) 11:07配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170125-00000053-jij-pol
記事にあるように、
一億総活躍社会の実現に向けて人材への投資拡大や子育て・介護の環境整備といった取り組みを積極的に進め、日本経済の活性化を目指す・・・
と財務省の木原副大臣は発言している。
これは決して要介護が必要なひとに活躍まで求めるものではないだろう。
自立程度のことなのだ。
自立=他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
<出典は同上>
これなら、より意味がはっきりするし、活躍まで求めなくとも、自立してくれればそれで良いということで少し気が楽になる。
もちろん自立をすること自体が大変だという人もいるだろう。
この言葉に自立支援という枠組みが必要な人もいることを否定するものでもないはずだ。
共生しながらの自立という形もある。
そもそも、人間はたった一人では生きていけるというものではなく、何等か頼り、また、頼られながら生きていくもの。
そうした社会のなかで依存までしなくても独り立ちして生きていくということは、しごく当たり前のことだろう。
何でも政府に頼るということではなく、皆自立しましょうということに誰も異論はないだろう。
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