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2022年01月19日
【ナンセンス劇場】 眠れる力
「シンジ、その顔の痣はなんだ」
「ちょ、ちょっと転んじゃってさ」
「嘘をつくな。どうせまた苛められてオメオメと帰ってきたんだろう」
「でも向こうは5人もいて・・・」
「情けない。お前には大魔王の血が流れているというのに」
「えっ、今なんて言ったの?」
「お前の体には大魔王の血が流れていると言ったんだ」
「ぼ、僕の体に大魔王の血が!? ってことは父さんの体にも」
「いや、大魔王の血筋は母さんの方だ。
父さんは只の人間だ。お前の力が覚醒したとき、父さんはお前に食い殺されることになっている」
「え~!! だったら僕、今のままでいいよ!!」