なんでもやろうよ

　桑の実がなりました。
左の写真は、陽の当たるほうから撮りました。
右の写真は、陰になるほうから撮ったものです。

　子供の頃は、畑と道の間に植えられていました。
養蚕（かいこを飼う）をしている家はなかったので、なぜ植えられているのかはわかりませんでした。
5メートルほどに渡り数本の桑の木が植えられ、初夏には学校の行き帰りに桑の実を食べました。
　もしかしたら子供のために植えたのかな？とも思います。

　家の庭に植えた1本の苗は木になり、毎年、竹のような勢いで枝を伸ばします。
桑の苗はあまり出回っておらず、お店を結構探してやっと探したものです。
秋には枝を切りおとすのですが春から一気に芽吹きます。
　
　桑（クワ）は、「食葉または桑葉の転じたものの2説あり、カイコの食う葉の意」と牧野日本植物図鑑には記載されています。

カイコは葉を食べますが、人は実を食べます。
実は収穫するとすぐ傷み始めるので店頭で販売されているのを見たことがありません。
10年程前に、どうしても桑の実が食べたくなり、植えました。
写真でもわかるようにたくさんなります。実はブラックベリーのようです。
真っ黒な実が、とても甘く生で摘まみながら食べてしまいます。
ただ虫がいるのでよく洗って食べたほうが良いですね。
一昨年、ジャムにしようとボール一杯収穫し、水に浸して置いたら実の粒々の間から白い虫がたくさん出てきました。
天気の良い日に、ひょいと摘まみ（熟した実は少し触れると枝から落ちます）食べるのは、少しぐらい虫がいてもいいかという気分になります。